前回の例会での「円丈の狛犬講座」、テーマは「東京スカイツリー狛犬を探せ」と題してのレポートでした。今話題のスカイツリーと言うことで、例会報告特別版としてご紹介します。

「スカイツリー狛犬」とは、スカイツリーと一緒に写真が撮れる狛犬のこと。
スカイツリーを中心に半径2Km圏内23社の神社を調査して、実際にスカイツリーを写しこんだ狛犬がどう撮れるかという楽しいレポートでした。

結論から言うと、距離的には十分にスカイツリーは見えるのですが、都会のビル群と神社の樹木が邪魔をして、スカイツリー狛犬と認定できるものはわずか9社だったとのこと。
しかも、絵的に狛犬が後ろ向きになってしまうものが多く、期待を裏切られる結果だったとか。
その中でも、最も良かったのは押上天祖神社（墨田区業平2-13）で、バックのスカイツリーが大きくて、狛犬も江戸タイプ、スカイツリーに対する向きも申し分なく、一番のスカイツリー狛犬だとのことでした。

そこで、私も天祖神社を訪ねてみました。
スカイツリーから直線距離で300メートル足らずの所にあり、バックの銀杏の木を剪定したこともあって、阿吽とも素晴らしいスカイツリー狛犬でした。　　　　　　　　　　（写真・文　阿由葉）