今回は、全くイギリスとは関係ないが、大学の友達のエピソード
を幾つか紹介しておこう。その男の名前は小浜一裕。カズ。
現在、関西電力勤務、昨年結婚した。
エピソード1:ごみ
小浜の部屋はいつも汚かった。ある日、彼は掃除を思い立った。
掃除となると、部屋にあるものを、まず横によけないといけない。
そこで小浜はゴミ袋に服をいれて、ドアの外に一時避難。
一生懸命掃除し、タバコを一服。あれ、ない。外に置いてあるはず
の袋がない。あれ、おかしい。実際は、親切なおばさんがゴミ袋に
入れてあった服を、ゴミ箱に持っていてくれたのだ。気づいた時は
すでに遅し、清掃車は隣のマンションへ。この後、暫く小浜は、
同じジーンズ、ポロシャツを着ていたのは言うまでもない。
エピソード2:ゆかり
小浜は酒は強い方ではないが、付き合いはよい。その日も飲み会。
蒲田駅で降りて、暫くベンチで寝ること1時間。起きると、財布がな
い。あれ、ない。キップをかったはずのお金がない。あれ、おかしい。
交番に届けて、仕方なく帰宅。暫くして、警察から連絡がある。
またまた善意ある方が、小浜の財布をすった人を電車で追いかけ
て捕まえてくれたということだ。小浜は、お礼として、バイト先の大須
ういろ八重洲店でゆかり3千円を購入。その話を電話で聞いている
途中で、バリバリ。あれ。なんと、お礼の品物を食べながら電話を
しているではないか。あれ、おかしだ。もちろん、その後、ゆかりを
買い直したという形跡はない。ここでも善意を裏切る小浜であった。
エピソード3:うた
小浜はカラオケが得意だ。特にこぶしの聞いた歌はすごい。一度、
与作を聞いたが、憲三郎よりいけてる。そんな小浜に、結婚式の歌
を頼んだ。彼のすごさは、前振りの喋りから、老若男女の心を掴む
ことだ。普通、若い人の歌など聴かないおじさん連中も、何事かと
振り返り、十八番の365歩のマーチでは手拍子、ワンツー・ワンツー
だ。暫く、小浜はワンツーと呼ばれる。そんな彼も、ビデオで自分の
姿をみるのは恥ずかしいのか、髪型がかたい、喋りがかたいだの、
喋りが前の人とかぶったなどと、芸のチェックをしている。
エピソード4:めんきょ
どこか抜けている小浜。運転免許をなくした。鮫洲にある運転免許
センタに更新にでかけた。日頃から大胆な小浜、愛車のマーク2で
センタに横づけし、新しい免許をもらって帰ってきた。さすが、カズ、
侮れない。
つづく