現在は、12月29日深夜。妻も、子供も順調である。
英国では、出産後3日間で退院するのが普通らしく、妻も27日
に退院した。退院後、10日間ほどMidwifeが訪問してくれるの
で心強い。
最初のお客様は、ちん客であった。私の記憶が確かなら、彼は
新婚旅行のハワイでも見かけ、まさか子供誕生の場にも居合わ
せるとは、まさにちん客である。
ロンドンからコベントリへの移動は困難だった。なんと、鉄道が
動いていなかったから大変。Eustonの駅から、電話をもらった
時は目を疑った。いくらクリスマスだからと言って、電車を2日間
も止めてもらっては困る。
早速、個人旅行で次なる方策を考えた。コーチが動いている
かもしれないので、とにかくビクトリアステーションに向かっても
らった。最終手段は、愛車出動。
以下やりとり。
−電話鳴る。
ちん客 「電車が動いてない。どうしよう?」
ふたり 「けんけん、がくがく。ビクトリアステーションに向かおう」
−電話鳴る。
ちん客 「コベンドリ行きは15:30しかない。バーミンガム行きが
11時30分にあるが近いですか?」
わたし 「近いよ。それだ」
ちん客 「キップ買ったら電話します」
−その後、11:30になっても電話ならず。う〜ん。どうした。
−電話鳴る。
ちん客 「11:30は満席で、12:30を買いました」
わたし 「了解。何時にどこに着くの?」
ちん客 「15:05、バスステーションです」
わたし 「了解」
知らない間に、英語の電話に出られなかった彼も、かなり
上達したらしい。英語のお勉強もがんばっているらしく、私も
うかうかしていられない。
無事、バーミンガムで落ち合い、病院にも子供を見に来てくれた。
写真も撮ってくれ、娘だからと言って、親バカにならないように、
注意もしてくれた。Warwick城など、観光をする予定であったが、
時間がなく残念であった。彼には悪いことをした。
帰りは、ロンドンまで愛車で行き、久しぶりにいろいろ話しもでき
たので、電車が動かなかったのもよかったかもしれない。
中華街で中華も食べられたし。
ちん客のほかに、帰宅すると、スティーブ&キャシー、相馬夫妻
が夕食を持って来てくれた。ありがたいことである。
また、ベックさん(妻の英語の先生)もスープを持ってきてくれ、
アシムも奥さんと訪問してくれた。明日は、モトジさん夫妻も、
来てくれる。
来客続きで、妻が少し心配であるが、私がお手伝いをしよう。
皆様の心使いに感謝します。
つづく
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