Flat2を読まれた方は、お湯の件をハラハラして読まれ、解決した
ことに心をなで下ろされたでしょう。しかし。
何日ぶりかの、妻の手料理を食べ、やっと満足する食事がとれた。
お湯もでるし、快適な我が家である。暫く、くつろいだ後、妻が先に
お風呂に入った。
30分程で、妻がお風呂から出てきた。表情が冴えない。シャワー
からお湯がでなかったということである。そんなことはない、使い方
が悪いだけだ、と私が入ってみた。ボタンを押して水道とシャワーを
切り替える単純なものである。どうやってもお湯はでない。
何度も試していると、下から妻の声が聞こえた。どうやら、キッチン
が雨漏りしだしたらしい。シャワーにしたとき、お湯が行き場を失い
下にもれたのだ。Albanyのやつらは、何も言ってなかったぞ。
暫く、浴槽にお湯をはる毎日となる。
AlbanyLettingsへ苦情を言うと、修理に来てくれるとのこと。悪い
人達ではない。電話がなった。修理に来てくれるようだ。待って、
いるといかにも職人らしき男がきた。事情を説明すると、お湯タンク
を確認している。男は、原因がわかったらしい。頼もしい職人だ。
我々に説明してくれた。右手を頭の上に、左手を肩の高さにして、
水の流れを説明している。まさか。こんな単純なことか。小学生の
理科の問題だ。そう、お湯はタンクから流れ落ちてくるだけであった。
よって、タンクの高さ以上にはお湯は上がれない。
原因は理解した。固定式だと思っていたシャワーの取っ手を、男が
簡単に引っこ抜いてくれた。確かにお湯はでる。職人は手をあげて
帰っていった。
男は再度現れた。今度は、工具を片手に、現場から立ち寄った
かのようないでたちである。職人というより、現場のおやじである。
雨漏りの原因と思われる個所を修理して、手を上げて帰っていった。
どこまでも、職人である。
ところで、シャワーはどうなったかというと。水道の力と、自然落下
の力のバランスが非常に難しく。シャワーは使えない、というより、
使わないほうがましな状態である。足元では快調なお湯も、高さを
あげると、お湯は水の力に負けてしまう。低くても、水量を増そう
とすると、お湯は水にあえなく降参してしまう。軟弱なお湯である。
ということで、シャワーは9月末の引越しまで辛抱することとなった。
つづく