少女A,としようか、中学2年生、この子の持って帰った成績表がオール5、先生の所感にも悪いところ無し、両親や祖父母にすれば、おおいに誇れるところだ、だけど困るんだよなー、同世代の子供としては!、
子供の頃、兄弟7人、近所に住む従兄弟7人の中で、ある学年、或る先生の時に、全甲、を取って来た奴がいた。親にすれば、鼻高々、トンビが鷹を生んだと言うやつだ。
長兄の事なのだけど、周りの迷惑を考えず、親は常にこの子の尺度で周囲を見ていた、勿論、担任先生は、最高の先生、だけど、その先生って、全体を公平な眼で見ていたのかなー?、母の小言を聞く度に、心の中で思ったもんだ。
当時も5段階表示で、甲(おでん<当時の田舎ではなかなか食べられない高級食>、乙(あひる)(へい、丁、ぼう、近頃死語になってるのか出てこない)、
ヘい、は内の上に横一(どっちにしても、屁だ)、丁(他人に使われる丁稚)、ぼう(立て一、ただ立っているだけで、なんの役にもたたないの意味。その子の将来が見通せる。
私に時は、国民小学校と体制も変わったので、優、良、可、と変わったが、特別良いのは、秀、悪いのは不可、があったらしいから、前と一緒。
へいまたは良が一個きり無いから、本人は意気揚々として帰ってくるが先例に全甲があるから、親に褒めてもらったことが無い、子供心にこんなの可笑しいよ、と思ったもんだ。孫たちには気を付けよう。
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