ノイズ対策(2)


「初心者の方にも分かりやすく」がモットーのつもりです。が、
「ココを見に来ればいいだろう」ではなくて
基本を押さえて、改善の努力をご自身でなさってくださいね!

今回は、ノイズの種類について…
まだ沢山あるであろう内の幾つか…


私の知ってるノイズの種類

ノイズの種類と言ってもそれこそ多種多様。
愛称かと思うほどのネーミングもあったりします。


ブレス(ポップ)ノイズ
 マイクに息が吹きかかって「ぼふっ!」と聞こえる
 バ行、パ行の破裂音によく見られます。
 
リップノイズ
 唇のパクパク音が入る。
 破裂音や必ず唇をくっつけないと発音できない
 マ行に見られる。


この二つを防ぐには、
  本人の努力
  マイクへの立ち位置・息の角度
  ウインドスクリーンを使用する。

  ウインドスクリーンとは、スタジオのマイク前についているような
  丸いフィルターのこと。
  コレはお手製のものを使ってる方も多い
  針金ハンガーで輪を作ってストッキングをかぶせたり、
  刺繍用の輪を使ってる人もいる。
  画用紙をくりぬいて、2枚に裂いたティッシュの1枚を張りつけて
  作った人もいる。




音割れ
 ノイズに入るかどうかわかりませんが、録音レベルが高すぎたり
 声が大きすぎると起こります。
 音がおおきくこもったように、はっきり聞こえません
 録音レベルの調節法は、ノイズ対策1を見てくださいね。

ハウリング
 スピーカーから出た音をマイクが拾って
 それがまたスピーカーから出てマイクが拾って…の繰り返しで起こる音。
 校長先生のお話でよく「キーイィィィン」ってなったでしょ^^
 マイクがスピーカーに向かって置いてある事が多いので
 逆の位置に向けたり、マイクとスピーカーを離すと止みます。

ハンドノイズ
 マイクを手に持って録音したときの持ちなおし、手の振え等。
 録音には普通スタンド使うので、野外ライブなどで聞ける。

ケーブルノイズ
 接続しているケーブルの劣化、亀裂等による接続不良で起こる。

お腹ノイズ
 そりゃすごい音が鳴るときだってありますよ。人間だもん^^

ペーパーノイズ
 台本めくった「ピラッ」という音

ヒスノイズ
 「シャー」という高周波ノイズ

ハムノイズ
 「ブーン」という低周波ノイズ


ブレス、リップ、は自分で何とかできますが
ヒスとハムは、PC内でサウンドカードがマイク音をWAVE変換する時に、
PC内の音が入ってしまう原因が多いようです。
電化製品の音だったりもするのでノイズ対策1も見てね

PCから音を出すのに、必ず必要なサウンドカードが
ノイズの原因になっている…
気になる人は、サウンドカードを買い換えるか
サウンドカードを経由せずに音を取り込む接続を考えるか
ノイズ削減ソフトを買うか
やはりこだわると出費は避けられません。
「それは必要最低限の出費だ!」と思われる方は
キーワード検索してご自分で調べてみてくださいね!
いろいろわかると思います。

(一例)「サウンドカード、USBオーディオインターフェイス、等」



「お金をかけずに最大限のいい音を!」と言う方もヨシ!
ただ、ネット上で声の活動をする方が増えてきている今、
最終選考で複数選出された場合、
ノイズで選考されることが多くなっています。
もちろん製作者さん側が求める音質も高くなってきています。


「私はネット上じゃなくて、オフラインで声優目指してるから別にいいの!」
と言ってるあなた!養成所でも自己PR用のデモテープを
持ちこまないと、売り込み担当者は名前を覚えてくれません。
ノイズまみれの小さい音だとすぐに停止ボタンを押されちゃう。

この機会にちょっぴり音質アップ目指して見ませんか?


スペシャルサンクス
防人 様
渡辺聡史 様
(五十音順)

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