徒然雑記(33)SL実話2

SL よもやま話し 体験!!   

18・8・23(水)

前ページからの引き続きですお読み下さい・・・

公安官が居たお陰で亡くなられた「仏さん」の所へは行かずに済み、現場の後事を託して機関車に戻り その旨を
機関士に報告し、17〜8分の停車で運転を再開する事が出来ました。

この後の運転は機関士も気が動転していることもあって






次に停まる駅のブレーキ扱いが助士乍ら大変心配したものでした。
機関士も始めての経験でしたが徐々に冷静さを取り戻し、以後は何事も無く目的地岩見沢駅まで運転を
継続出来ました。

この様にして私も始めての「人身事故(飛び込み)」・・・と云う場面にでくあしてしまいましたが、幸いな事
は仏さんの姿を見ないで済んだと云う事で、これが一つ間違うと客車の下に・・・なんて事になったら
これを退かさなければならないのです!  皆さん、想像してみて下さい!!
大変な事ですョ!
今は警察が来て現場検証が終わらなければ運転再開は難しい様ですが・・・なにせこれは嫌なものです

私も幸いな事に自分の乗っている列車で、この様な場面にぶっかるのはこれが最初で最後でした、
運の悪い人は行きと帰りにそれぞれ遭遇したと云う友人もおり この様な時は流石に躰を清め
にお払いを受けてきたと話してましたが 色々な姿が脳裏に浮かびそれが消えるのには矢張り時間が
勝負とか・・・

私達の場合も後で分かりましたが若い女性で頭蓋骨陥没による即死で、完全に「飛び込み自殺」だったとの事でした 何が死を選ばせたのかは私達の知る所ではありませんでしたが、ご冥福を祈った
次第です
私にとっては42年余の生活の中で人身・・と云う場面はこれ1回で済むことが出来ましたが 然し、
もうヤッタ!と云う事は何回も経験してきましたがその都度無事でした。
自分がハンドルを握る状態になってから一度もその様な場面に会ってないのが私自身の
誇りにも思っていますし、ついてたなぁ!と感じています。 


これを持ちまして私のSL経験談の一端を終わらせて頂きますが、次回、嘘の様な本当の実話を書ければいいなぁ!と思っています  有難う御座いました。
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