JR福知山線の脱線事故で不通となっていた宝塚〜尼崎間は、悲喜交々に12日開通した 大惨事から実に55日振りの運転再開となった。
たった一人の、あえて言わせてもらうなら 愚かな運転士の安全軽視の運転操縦によって107名の死者と549名の負傷者
を出す大事故となった事は本当に痛ましい限りである。
乗務経験の浅い運転士が、運転に対する技量の未熟さや 自分の後ろには何百人と云う人の命を預かっているのだと言う責任感の欠如によって引き起こされたと言っても決して過言ではないと思う・・(カーブの速度を決められた通りに通過して
さえいればこの事故は起きなかった・・・)
運転士は亡くなったが矢張り私が思うのには、この運転士は運転業務には向かない人間だったと思う。 会社側もこれは
多分認識する面はあった事と思う なにせ高いお金を掛けて運転士に育て上げたのにみすみす運転の職から降ろす事に
対しての判断の甘さがあったのでは・・? 又は労組からの反発の出る事を嫌っての事であったか・・・
亡くなった人々の遺族や怪我を負った人達は色々と大変だったと思う 然し 運転再開に向けての遺族や住民等と会社
側の説明会、 あまりにも弱い者イジメの度合いがきつ過ぎないかと思えてならない。 怒号が入り混じってまるで総会屋
の如くである 安全が完全に確保されるまでは運転の再開はダメと云うのであれば ではどの様になるのが安全確
保なのだろうか? 電車が走らなければこれは一番安全かもしれないが・・・そうも云えないだろう!
兎に角運転は再開された 結果は悲喜交々に・・・
私達はテレビのこちら側からしか知り得ないがあまりにも足元を見過ぎる言動が目につく状態ではなかろうか?
相手の非に付け込んでの我が侭な要求が強過ぎないのか? 要求が大き過ぎて其れこそ会社が倒れてしまったら元も
子も無くなるのではと余計な心配も出てくる・・・
会社が利益増を第一主義として色々な面をおざなりにしていた様に書かれたり報道されたりしたが私は一概にそうとばかり
云えないと思う 会社だって70キロ制限のカーブを120キロ以上の速度で運転する運転士が出てこようとは想像すらできない事で その為にも常日頃から色々な面での教育したり指導したりしている筈であったと思う その一端が再教育にあつたことになる。
真面目にきちっと「規程」を順守して運転業務に従事している運転士が気の毒に思えてならない またテレビ局の放映す
る姿勢にも問題がないだろうか? 会社側の100パアの非をいい事に、あおっているとしか見えない様な放映の仕方
ではなかろうか? お茶の間奥さんの関心を買うが如く悲しみの所のみをこれでもか、これでもかと云わんばかりにクローズ
アップしている もう少し公平的な立場での放送であってもらいたいと思う そうでないと見ていてクドサが先に出てきて
「なにを我が侭を・・・」と言う事になってしまう・・・と私は思ってならない。
なにはともあれ運転は再開された!! 後は補償問題で上手く会社と妥協点を見っけてなんとか納得出来る内容で終えれることを願ってやまない次第です。