+ 小話 第3話編A +

キール   「君が力を暴走させないように、僕が初歩の召喚術を教えよう」
ハヤト   「そうだな、頼むよ」
キール   「じゃあ、まず初歩からだな。
      こうグッと構えて、ゴゴッとやって、パーッとすればいいんだ。わかるかい」
ハヤト   「……ご、ごめん。ぜんぜんわからないや」
キール   「え」
ハヤト   「というか、キールってそんな長島監督みたいな説明するんだな。
      なんだか見方変わっちゃったぜ。あははっ」
キール   「……………………」

それっきりキールが部屋にこもって出てこない。これって俺のせいか?





+ 小話 第3話編B +

ハヤト   「キール、はいこれ! 黒曜石の指輪、使ってくれよ」
キール   「ものすごく高価なものじゃないか。いいのか?」
ハヤト   「もちろん。キールにリーサルウェポンになってほしくて、がんばって稼いだんだぜ?」
キール   「(りーさる?)じゃ、まずは誓約からだな。霊属性のサモナイト石で……」

 きいーん。ぽんっ! ぼと。『ジオガードを手に入れた』

ハヤト   「……………………ブラックラックは?」
キール   「さあ。リメイクだから誓約内容変わったんじゃないか」

それっきりハヤトが部屋にこもって出てこない。これって僕のせいだろうか。
08.05.24


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下半分、わりと実話という悲劇。