「はるか3で陰陽あらすじ」がごちゃごちゃしてきましたので双方の登場人物紹介などつくってみました。
 管理人偏見に基づくキャラ語りの要素が強いです。
陰陽の経過にしたがって書き加えたり、人が増えたりします。
はるかのキャラクター紹介でネタバレは反転してあります。未プレイの方はご注意!


* 春日望美 = 太刀花リク *
春日望美:
 「遙かなる時空の中で3」の主人公で、現代の高校2年生女子。龍神の半身である「白龍」に神子として選ばれ、異世界「京」の源平争乱に巻き込まれる。白龍の力を取り戻し元の世界へ帰るため、源氏の側にたって源平の騒乱であふれた怨霊を浄化してまわっている。
 シリーズ初の剣を取って戦う神子で、劇中で評されて曰く、「野獣のような女」「鬼神のごときはたらき」。特技は「花絶ち」=舞い落ちる桜の花びらを一刀両断する剣技。とまあそんなヒロインというより武将です。まじめに言うと、己が無力を痛感しながら、「あの人を助ける」ために運命を変えてゆく、とてもひたむきな主人公です。

太刀花リク:
 「陰陽大戦記」の主人公で、中学1年生男子。たった3歳で千年前から現代へ飛ばされてきた闘神士。幼い頃の記憶を忘れて育ち、普通の中学生として生活し始めようとした矢先、式神とともに戦う「闘神士」の二大流派「天流」と「地流」の争いに巻き込まれる。そんな中で「白虎のコゲンタ」と契約し、だんだんに自分が誰なのかを思い出してゆくことになる。
 温和で人当たりのいい性格だが、自分を抑えがまんしてばかりいる面もあった。しかし責任感は強く、信念を持って行動するあたりさすが宗家。本作最強の天然ボケ。特技は必殺ほほ染めと必殺ぶち切れ。後者は本気で危険です。

* 有川譲 = 白虎のコゲンタ *
有川譲:
 八葉(白龍の神子を守る役目をもつ人たちで、四神が天地2人ずつの計八人がいる)の一人・天の白虎。現代の高校一年生男子。望美の幼馴染だが今はちょっぴり距離とって「先輩」とか呼んじゃう多感なお年頃。弓使いの眼鏡っこ。
 そりゃあもう先輩が好きで好きで仕方ないご様子で、先輩に近づく男にはガンを飛ばすことこの上ない危険人物。はるかシリーズって、特にフラグを立ててない八葉はただの仲間だと思ってたんですが、彼は違います。まるでフラグ立ててなくてもガン飛ばしに余念がありません。特技は料理。

白虎のコゲンタ:
 白虎族の式神で、現在契約している闘神士はリク。その前の契約者は吉川ヤクモでさらにその前はヤクモの父親の吉川モンジュ。闘神士については大当たりを引き続けている強運の持ち主かと。
 まったく闘神士の知識がなかったリクと契約し、最初はいらだってわめき散らしながらの保護者をしていましたが、だんだん絆が深くなるにつれ対等な関係になってきました。信頼を司る式神。契約闘神士によって性格に影響がでるらしく、コミック版では斜に構えたクールさがあります。アニメ版では多少短気な明るい自信家。「式神に出来るのは戦うことだけ」と言いながら、リクの心をしっかり支えています。

* 梶原朔 = 飛鳥ユーマ *
梶原朔:
 黒龍の神子で、白龍の神子である望美とは対になる存在。同じ神子ですがこの人には八葉はいません。1・2では黒龍は敵方でしたが今回は味方で共闘可! 
 しとやかだが芯が強く、悲しみを隠して微笑む凛とした美人。特技は舞で、扇を持って戦う。遙か3のヒロインであると断言させていただきます。もちろんこの人のエンディングもあります。兄の景時といるときは性格が微妙に変わり、冷静なツッコミを次々に繰り出すようになるしっかり者の妹。

飛鳥ユーマ:
 地流の闘神士で、白虎のランゲツと契約している闘神士15歳。「ぱうわー!!」と叫び、目から炎を出して視聴者の度肝を抜く熱血少年。リクをライバル視しており、何度も挑んでは敗れている。力を望み、一本気で、ちょっと視野が狭くなっているのもチャームポイントな不器用さが魅力かと。闘神士であり、地流の宮司だった父は石化、母はミカヅチに破れて?記憶喪失とけっこうハードな背景を負っている。
 「三途の川を渡るがいい!」「力の前にひざまずけ!」「今日こそ貴様に、この飛鳥ユーマが屈辱の二文字を与えてやる!」など15歳とは思えない台詞まわしがすごい。……と思ってたらなんと真の地流宗家説急浮上。記憶喪失ミヅキとの伏魔殿行で一回りも二回りも成長し、がんがんいい男度を上げまくってます。最終話では和装も披露し、りりしい笑顔を見せてくれました。美人の許婚、復活両親、社長業就任の弟と、最終的にはかなり恵まれた環境になり、熱血ぱうわーで地流を再び栄えさせてくれるものと信じています。

* 梶原景時 = 白虎のランゲツ *
梶原景時:
 朔の兄で白龍の神子の八葉・地の白虎。源氏の戦奉行にして陰陽師だが武器はライフル・式神はサンショウウオなユニークなお方。常に明るく軽いノリで神子一行のムードメーカー。口には出さないが妹の朔を深く思いやっている。お兄ちゃんにしたいタイプNo1。個人的に自作花火を神子と2人で見上げるスチルは本作ナンバーワンだと思います。白龍ルートに突き進もうとする神子に、あの困ったような笑顔で「朔みたいな結果になっちゃやだよ」と言いに来てくれたときにはホント愛を感じました

白虎のランゲツ:
 白虎族の式神で、現在の契約者は飛鳥ユーマ。コゲンタとは千年に渡る因縁があり、顔をあわせればどつき合いになる仲。コミック版ではラスボス(多分)の式神だが、術のせいで正気を失っている。
 強大な力を持っているが、契約闘神士のユーマが迷ったり道を見失ったりするため力を発揮し切れていなかった。そんな契約者を時には励まし叱りつけ、厳しく育てて立派な宗家に進化させました。一人称「ワシ」。二人称「うぬ」。大変渋い。かっちょいいと思います。この方のバトルでは手に汗にぎってがんばれがんばれと応援してしまいます。

* 有川将臣 = 大神マサオミ・青龍のキバチヨ *
有川将臣:
 八葉の一人で、天の青龍。現代の高校2年生で望美の幼馴染かつ有川譲の兄。2人とともに異世界「京」に流されるが、一人だけ違う時間に流れ着いてしまい、以後平家の武将として生きることになる。望美たちとは敵同士になるが、お互いにそのことを知らず、ところどころで一緒に行動し共闘している。
 堂々として頼りになり、決して弱さを人には見せない。平家のみんなが幸せに暮らせることをだけを望んでいる、情と信念の人です。同い年だった幼馴染とは2歳差、年子だった弟とは3歳差になってしまったうっかりさん。しかしホントにお互いの正体気付かなかったんですかね、この方および源氏方のみなさん。将臣ルートはバリバリの悲恋って感じですごくいいんですが、南国でのエンディングはめっちゃ驚きました。そうきたか……

大神マサオミ:
 天流闘神士を名乗ってリクに近づいた神流闘神士で、リクを利用していたが、3クール終了目前にして自分の正体を暴露し、リクを混乱に叩き落した。とてもそうは見えませんが自称17歳。自他ともに認める丼の人にして地の果てまで原付で行く謎の人。もともと、リクたちの前では飄々とした温和なお兄さんであり、人目のないところでは凶悪な腹黒さを見せるラスボス候補。アメリカンな式神・青龍のキバチヨとともに、闘神士だった姉・ウスベニを復活させるために戦っていたけなげなお人。本名はガシン……と文字で書くとなんかの擬音みたいですな……。見事姉上と穏やかな日々を取り返すことに成功し、幸せそうに姉上にしかりつけられる日々を満喫中。
 契約式神青龍のキバチヨは大笑いしながらの降神シーンで水面を走る風景が美しく印象的。超降神の必殺技はどう反応すべきか困りましたが。管理人、キバチヨの声めちゃくちゃ好きです。

* 平敦盛 = 飛鳥ソーマ・雷火のフサノシン *
平敦盛:
 八葉・天の玄武。もともと平家の公達で、怪我をして倒れているところを望美に助けられ、怨霊を静かに眠らせてやりたいという共通の願いのもと、行動をともにするようになる。笛を得意とする芸術家肌の貴公子だが戦闘になると「私とて武門の子」とがんばるお方。
 特技は天の玄武必殺・自虐言動「私ごときが」。袖を握ってほほを染める姿がまるで少女な、守ってあげたくなる人ナンバーワンです。神子との好感度大限定術も可愛いですが、取説最終ページの、両手を広げたイラストが特にらぶりぃ。

飛鳥ソーマ:
 飛鳥ユーマの弟で、10歳にして大卒会社員の経歴を持つ天才少年。地流の社に生まれ、もとは地流の闘神士だったが今は地流を離れリクのもとに身を寄せている。両親を奪った地流に怒りを抱いており、未だ地流にいる兄を理解できないと思いつつも心から案じている。チャームポイントはにぎり箸。そして通販マニア。最終的には兄をも凌ぐ現役社長パゥワーに目覚める。
 目から火を出す兄に対抗し、こっちの特技は目から水を出すこと。お兄ちゃんっ子な泣き虫くんです。でもクールな意地張り屋でとっても強気。しかしリク曰く「とてもやさしい人だから」で分かるように回りにはいい子だとばれているのです。契約式神はやんちゃな(でも結構落ち着いている)雷火のフサノシン。ソーマとともにどんどん強くなり、戦闘時はなかなか頼りになりますが、日常パートでの空中胡座も可愛い。ソーマが立ち直れたのはフサのおかげだと思います。

* 白龍 = ナズナ・柊のホリン *
白龍:
 その名の通り白い龍の神様。シリーズ3作目にして初めて人型で登場! 女の子のようにかわいい童姿から、いきなり190センチ超(と思われる)に成長するびっくり大賞だが、大きくなっても頭脳は同じ。とにかく神子大好き。ほんとーに神子大好き。なので力が足らず神子の願いを充分に叶えてやれない自分に劣等感も持っている。いいとこ育ちっぽいおっとりしたよい子です。代役あらすじでは小さいサイズのほうでお願いします。

ナズナ:
 闘神巫女な10歳の少女。柊のホリンと契約した闘神士でもあるしっかり者のおちびさん。闘神巫女はみんなそうみたいですがリクたち天流闘神士を様付けで呼び「おつとめご苦労様でございました」と三つ指つく姿は十歳とは思えません。でもヤクモへの「ありがたきお言葉!」はヒットでした。
 つんとしたところがあってソーマとはケンカばかりだったようですが、最近はちょっといい感じ? もっと仲良しになってほしい。そしてリクをめぐってモモちゃんともケンカばかりですが、最近も変わらず口げんかを続けています。もっとぎすぎすしてほしい!(わあ)最終話の「せーの、バイス!」はツボでした。ほんとツボでした。このときのヤクモさんとは兄妹みたいにでほほえましかったですね〜。

* 高倉花梨 = 吉川ヤクモ *
高倉花梨:
 「遙かなる時空の中で2」の主人公で、先代の白龍の神子。現代の女子高生だったが、平安時代風の異世界「京」に召喚され、八葉とともに怨霊を浄化し京を救うことになる。実際は恋に蹴鞠に目押しに神経衰弱に大忙し。攻略対象はおつきの八葉・敵の鬼たち・黒龍の神子まで多彩なメンバーが揃っています。京で仲良く暮らすもよし、現代へのお持ち帰りももちろんオッケー!
 本人はやさしく清らかだそうですが、プレイヤーのせいで5また6また当たり前な「清らかって誰が?」状態に陥ることうけあい。応援言葉の組み合わせ探しにはどっぷりはまりました。 

吉川ヤクモ:
 コミック版陰陽大戦記の主人公で、コミックのほうでは白虎のコゲンタと契約した闘神士10歳。アニメでは17歳にりりしく成長し、新たに5体の式神と契約中。5体全部を降神しての必殺技は、まさに必ず殺すと書いて必殺、えぐいこわい痛いと三拍子そろっています。
 本人は苦労したせいか、気配り・フォロー・笑顔を忘れない出来たお方かと。かつ、小学生時代の悪ガキの名残を残して「バイス!」と茶目っ気たっぷり。いざ戦闘になれば、符が乱れ飛び式神が次々に現れる彼のバトルは迫力が違います。式神と生身でバトルして勝ちそうなのはこの人くらいのもの。小5にして拳銃で撃たれる過去をくぐってきただけのことはあります。父もステキ中年ですよ!

* 源 頼忠 = 青龍のブリュネ *
源 頼忠:
 高倉花梨に仕える八葉で、天の青龍。生真面目で固く融通のきかない源氏の武士。戦闘中の応援セリフ、罵倒する方向で選択すると好感度が上がる奇特なお方です。プレイ前はただのカタブツかと思っていましたが、にこにこ笑って子犬のようになついてくる姿が大変可愛らしく、思わずスタメンに加えてしまいました。

青龍のブリュネ:
 ヤクモと契約している5体の式神の一人で、土属性。「〜であります」語を使うフランス軍人な青龍族。ヤクモが最初に呼ぶのはだいたい彼ですね。必殺技も「凱旋門の風」「巴里の走馬灯」などなど、おフランスちっく。コゲンタと契約終了したヤクモさんに頼りにされてるんで、あの白虎に負けずがんばってください。

*  イサト = 雷火のタカマル  *
イサト:
 高倉花梨に使える八葉で、天の朱雀。権力を嫌い、親しくしていた仲間が東宮だとわかったとたんに手のひらを返しちゃう僧兵。根底には諦念があるそうで、爪をかむクセがありますが神子と2人だけの内緒なのです。

雷火のタカマル:
 ヤクモの5体の式神の一人で、火属性。マジメそうな忠臣体質の雷火族。戦闘シーンはめちゃくちゃかっこよかったんですが、イロモノぞろいの式神たちのなかで、多少かすんでしまっている気の毒な人です。コミック版1巻にも登場してますよ〜。

*  藤原幸鷹 = 黒鉄のリクドウ *
藤原幸鷹:
 はるか2八葉の一人で、天の白虎。検非違使別当のマジメガネくん。管理人のファーストエンドはこの人でした。じつは現代人ってあたりで一気に攻略する気になり、いっつも連れ歩いて好感度あげまくりました。この人が現代に帰っちゃった後、京はほんとに大丈夫なのかな……。笑顔も真顔も可愛いんですが、ほほを染める顔はちょっと乙女すぎてびびります。

黒鉄のリクドウ:
 ヤクモの5体の式神の一人で、金属性。自ら「芸人にとって出番があるってのは嬉しいことですが」とのたまうお笑い芸人かつ板前な昆虫……じゃなくて黒鉄族。ヤクモも「なんでやねん」をさせるためだけに呼び出してくれたりするあたり、けっこう愛されてる様子。管理人の守護式神なので、今後ともひいきの引き倒しで行きたいと思います。

* 源 泉水 = 消雪のタンカムイ *
 源泉水:
 と書いて「もとみ」と読みます。2の八葉の一人で、天の玄武。源氏は源氏でも武士じゃなく貴族のほうで、遙2今上帝の甥ということになっています。笛を得意とする優雅な貴公子だが、そのあまりのネガティブ発言には花梨も2ラウンドノックアウト。それでもしっかり応援台詞に文句つけるあたり、意外に芯が強いよこの方。ちょっとつらい環境で育ったせいか、出家したくてしたくて仕方ないようです……が、出家しちゃったら花梨とお付き合いできないぞ!

 消雪のタンカムイ
 ヤクモの式神の一人で、水属性。アイヌ装束がかわいいイルカ型の消雪族。歌による怪音波攻撃を得意とする。まだ若い式神なんだそうですが、「今の世の中も、意外と悪くないと思っているんだ」なんて自分で言うあたり、けっこう大人っぽいですね。
 初登場の「ふふふっ」笑いや、「なあんだ、また大きくなっただけか」発言のせいか、二次サイトでは腹黒にされていることが多いですが、そんなタンカムイも大好きです。このサイトのSSでは、ちょっとこどもっぽくなっちゃってますね。

*  まろ = 榎のサネマロ *
まろ:
 遙かシリーズ影の主役。シリーズ全てに顔を出しているレギュラーで、主な仕事はけつまづいてこけること。ばりばりの身分差別意識むきだしで、イヤな方向に平安貴族っぷりを発揮していますが、見慣れるとだんだん愛着が湧いてくるのが不思議…。タイザンと同じ属性のはずが、なんでしょうこの違い。

榎のサネマロ:
 ヤクモの五体の式神の一人。木属性。「まろは……でおじゃる」語で喋り、語尾の「たぶん」がらぶりーなおサル……じゃなくて榎族。パーカー着てるのも可愛い。声も可愛い。とにかく可愛いです。大好きです。でも「ヤクモ」呼びは予想外でした。
 コミック版にも出ていて、なかなか凶悪な活躍を見せてくれました。なんと小さいヤクモを直接ぶん殴りに行ってます。戦いを楽しむクセがあるそうで、式神ライフを謳歌してるなあというかんじ。この人とヤクモが契約したときの話が(アニメでもコミックスでもどっちでもいいので)見たいなあ。

* 平経正 = タイザン・霜花のオニシバ *
平経正:
 敦盛の兄で、平家の武将。琵琶を得意とするこちらも芸術家。大変穏やかで物静かだが、信じたことはけして曲げない人。弟を深く理解している。直接的な描写はありませんが、平家の軍師的存在ではないかと思います。この人まで怨霊だったとは思いませんでした。予想してしかるべきだったんでしょうが、あの穏やかな様子があまりに怨霊のイメージとかけ離れていて。敦盛くんもそうですが、この人にも幸せになってほしかった……

タイザン:
 ミカヅチグループの天流討伐部長さん。つまり地流の闘神士ということになってたが、第3クールからの新OPでは何の前触れもなく束帯姿を披露し、視聴者に衝撃を巻き起こした。実は平安時代から時を越えてきた神流闘神士で、残り少ない神流の中心的人物として、いろいろ策謀をめぐらしていた様子。素のしゃべりは時代がかっていてそれも可愛い。左利きなのも可愛い。素でかなり熱血な人ですが、自分の決意を誰にも明かさず、一人で泥をかぶろうとするのが本当に本当に悪い癖。地流スーツも束帯も、赤い着物の女装(二種類)もよく似合います。小指だって立っちゃいます。このシーン見るたび「仕事がんばってるなあ部長」とほのぼのしてしまいます。
 契約式神オニシバはお返事「へい!」なテキヤわんこで大変かわいいです。漢気にあふれてて降神シーンも戦闘も最高でした。49話は管理人内ランキングダントツトップです。結局部長との会話はたった数言でしたが、強い絆を見せてくれました。タイザンとセットで大好きです。

* 黒龍 = ミヅキ・甘露のクラダユウ *
黒龍:
 はるか3本編では物語開始前に消滅していてほとんど出番のないお方。過去に梶原朔を神子に選んでらぶらぶしていた、龍神さまの片割れ。あらすじでは勝手に小さいバージョンにしてます…。朔によるといろいろ問題ある性格をしていたようですが、どんな人だったんだろう。どきどき。

ミヅキ:
 地流宗家ミカヅチの養女で、地流闘神士。16歳とは思えない大人びたしっかり者。なんとユーマの許婚で、本心からか努力の結果かユーマを好きだった。そのためユーマの身代わりになって、式神クラダユウをキバチヨに倒され、ユーマのことも式神のことも忘れてしまう(式神を倒されると、闘神士は式神と契約していた間の記憶を失うというペナルティーがあるのです)。伏魔殿を脱出すべくユーマと同行していたときは、記憶がないのでわがまま少女状態でしたが、自分を守ってくれるユーマの雄姿に、だんだんフラグが立ってきて今では以前と変わらぬらぶっぷりのようです。

* ヒノエ = 上善寺モモ・豊穣のネネ *
ヒノエ:
 八葉の一人で、天の朱雀。女の子と見りゃとりあえず口説くキザな赤毛少年…と思いきや意外と教養が深く古典からの引用をたくさん聞かせてくれるインテリの一面も。さらには熊野水軍の一員で「行くぜ野郎ども!」な海賊の一面も持っている。
 個人的には先生ルートで先生がいなくなったとき、「俺が代わりに仲間になってやるから」と笑ってくれた彼がとても好きです。

上善寺モモ:
 リクの幼なじみで、日常パート担当の明るく元気なごく普通の女子中学生……ただし妄想癖あり。「わたしとリッくんは3歳のときから幼なじみで」が始まるともう誰にも止められない。彼女は闘神士ではないので、突然遠い世界と関わりを持つようになってしまったリクのことを心配し、もとに戻ってほしいと望んでいるようです。
 リクの悪夢には豊穣のネネを操る闘神士として登場。コミック版にも出ているネネはとても可愛いんですが、アニメ版では大きいお兄さんたち向けに少々アレンジされておりました…。

* 武蔵坊弁慶 = 麻生リナ・癒火のヒヨシノ *
武蔵坊弁慶:
 八葉の一人で、地の朱雀。NHKもびっくりの線の細いきれいなお兄さん。ただし若い頃はやんちゃで鳴らしたようです……ってこの人実は20代後半なんですよね、17くらいかと思ってました。九朗の軍師だが立場はこの人のほうが強いように見える。薬師でもあり博識で物腰は穏やか、ただし「裏があるから簡単に信じちゃだめだよ」とか神子にまで思われちゃっているお人。本性はとてもまっすぐだと思うのですが、いかんせん偽悪的です。もっと仲間を信頼しないと逆に心配かけるばっかですよ〜といってあげたい。
 必殺台詞は「いけない人ですね」。タスケテといいたくなる口説き台詞の数々は素だそうですがとてもそうは思えません。

麻生リナ:
 リクやモモのクラスメイト。三つ編み眼鏡の地味そうな女子中学生で、いろんな意味で常人に見えないものが見えてしまう巫女体質。白虎のコゲンタのことを、死んだ愛猫「トラさん」の幽霊だと思い込んでいて聞かないエキセントリックな面も持つ。
 リクの悪夢には癒火のヒヨシノを操る闘神士として登場。派手な効果とともに「トラさん専用ねこじゃらし」を召喚してコゲンタを翻弄したツワモノ。(余談ですが番外編でヒヨシノに「ハハハ強いよ。強いって」と対応してあげたコゲンタは本当に大人です)現実に闘神士になっちゃったらさびしいですが、また幻の世界ででもヒヨシノを降神してほしいです。

* 源九郎義経 = 西郷テル・赤銅のイソロク *
源九郎義経:
 八葉の一人で、地の青龍。通称「九郎」。源頼朝の名代として源氏の軍を率い、平家追討の任についている。まじめで冗談を解さないタイプで、一本気さと口の悪さがあいまって第一印象はあんまりよくない。しかし公平で、謝罪や感謝の言葉が自然に出てくる潔い人。
 兄との確執を望美には見せず、影で悩んでいるのを初めて見た時、彼の印象ががらりと変わりました。景時さんへの「下手ななぐさめはよせ!」は彼の苦悩と強さをよく表していると思います。

西郷テル:
 駆け出し天流闘神士。契約式神は赤銅のイソロク。一人称「わたし」な上、ですますでしゃべる生真面目な少年で、かつとぼけたマイペースっぷりを発揮している。とっても貧乏人で、修行のため全国を徒歩で回っている。たまーにしか出てこない希少種。設定10歳、外見年齢8歳のナズナに頬を赤らめるアレな人で、ナズナどののためなら大降神も可能なお人でしたが、ナズナとソーマでフラグが立っちゃったあとの潔さには二重にも三重にも見直しました。
 契約式神赤銅のイソロクは、「おいどん」「ごわす」なかぶと虫タイプの式神で、宇宙空間の基地から出撃! 大降神シーンは画面分割しての変形合体! サンライズアニメで育った人なら一見の価値ありと声を大にして主張します!

* 平清盛 = ミカヅチ / 平清盛 = ウツホ *
平清盛:
 言わずと知れた平家の棟梁。はるか3では少年の姿で登場する。傲慢で、平家が再び栄えるためには怨霊の使役もいとわない独善家だが、一門の者への愛情は深い。愛妻家で、「時子には言うなよ、あれに泣かれると弱い」などという人間らしい面も見せるものの、深いところで記憶が混乱しているようで、今は亡きわが子がよみがえっていると思い込んでいる。管理人は最近の声優さんにはうといのですが、この方の声と演技はすごく好きです。

ミカヅチ
 巨大企業ミカヅチグループの総裁にして、地流宗家(地流で一番えらいひと)……のふりをして真の宗家であるユーマを敵の目から守っていた信念の人。悪者オヤジかと思いきや、記憶喪失中飛鳥母の面倒を見たり、つらそうな病気を抱えていたりといい人フラグ続々立ちまくり。特技はオフィスビルの自室での一人お能と目からビーム。管理人としては、養女のミヅキを心配していると信じているのですが…やっぱり心配していたようですね! 逆境をものともせずのし上がったサクセスストーリーの持ち主で、地流を利用しようとする神流の陰謀に気付き、見事に利用し返していた。が、ウツホ復活阻止のため逆式を起こしていたのにつけこまれ、神流の操り人形にされてしまう。がんばれ策士!

ウツホ
 神流総元締め。4クール目にラスボスとして復活し、伏魔殿内に平安京を再現してくれました。タイザンとマサオミさんの和装祭りが見れたのはあなたのおかげです!
 もともとは常人にない不思議な力を持つ穏やかな少年だったが、里の人間約一名の暴走のため天地両派に目をつけられ、1200年の間封印されるはめになった非常に気の毒なお方。あんな経験すればそりゃあむしった花びらが『滅』『死』の字になって落ちようというものです。

* 平知盛 = ショウカク・大火のヤタロウ *
平知盛:
 清盛の子で、現在の総領である平重盛の弟。常にローテンションでゆらーりと生きてる感のある武将。敵として神子たちの前に現れるときは、自己破壊願望でもあるかのようなスレスレな言動がつねですが、平家の陣で将臣くんと話してるときはけっこうマトモなことを言っている人。はるか3個別エンディング欲しかった人ナンバーワン。そういう話が出てきた記憶がないのですが、この人って怨霊じゃないんです……よね?

ショウカク:
 神流闘神士の一人で、いきなりヤクモにケンカを売った勇気ある人。ヤクモ戦惨敗を免れた=使い捨ての危機を生き延びたので今後も末永く活躍してくれると思われます。初登場からして羊羹お茶セットの前で正座、伏魔殿ではクマさん使いと2人で登場し「まったくそそっかしいやつだなあ」みたいなほのぼの会話と、なんとも憎めない人です。33話冒頭、「ウィークポン……とな?」にはナンダヨかわいいんじゃんと思うことしきり。ウツホ復活後の片袖ぬいだ束帯姿も似合いすぎ。「ウツホさま〜」とあわくって頭下げる姿も愛らしい。……つまり登場ごとに管理人の中での株をばんばん上げてゆく人。とどめの散り回名台詞集には株の高騰ここにきわまれりというものでした。

* 藤原湛快 = 香美屋リュージ *
藤原湛快:
 赤毛でゴツメのおじさんですが、やることは肝が据わっています。さすが熊野水軍の男。そして意外と先の熊野別当。初登場で弁慶に結婚退職を勧める仲人魂は、きっと自分がきれいな嫁さんもらって幸せな結婚生活を送っているからなのでしょう(推測)。弁慶が「あれは僕の兄です」と紹介してくれましたが、管理人最後までまったく信じてませんでした。そして噂によるとヒノエ親父さんでもあるそうですが、これも信じられません。でも頼朝と九郎もまったく似てないし、この世界の遺伝子ってそんなものなのかも。

香美屋リュージ:
 リクと同じクラスにいる不良っぽい生徒だが、正体は「野菜食えよ!」な野菜ラバーの料理上手。かつボートに燃える男。日常パート担当で、リク・モモ・リナが所属している(いつのまにか入っていた)ボート部の部長的存在。現在全国大会に向け燃えまくり中。なかなか複雑な家庭環境にいるようですが、がんばれしょっぺえ青春。妖怪が町に溢れ出してからは、冷静沈着かつ的確な判断で、ボート部女子および顧問の教師を統率する大人っぽさを見せ付けております。

*  リズ先生 = ユミ先生  *
リズヴァーン:
 八葉の一人で、地の玄武。通称リズ先生。九朗と望美の剣の師匠であることから2人がそう呼んでいたのが、いつのまにかメンバー全員が使う愛称となってしまっている。金髪碧眼の鬼の一族出身者。「〜しなさい」という穏やかな諭し方をする人格者で、冷静に全体を見て正確な判断を下すお方。理想の師匠と断言します。はるか3アナザーバージョンのプレイヤーで、何週も何週もフラグを立ててがんばってくれたらしいってあたりには感動でした。すっごく好きです。

ユミ先生:
 リクたちのクラスの副担任で、ボート部顧問。自分が楽をするために新しい部活を立ち上げリクたちを放り込んだぐうたら教員……を目指すがあまり成功していない人。砂金の砂浜にルパン跳びし、授業参観にバニー姿で現れ、生徒の机を勝手に漁る姿は理想の教育者とはかけ離れています。最近ではさらに普通の人類ともかけ離れてきました。緊迫したシーンで妖怪の糸に巻かれてあわや退場かと思われましたが、普通に復活し特にオチはなかったあたり特に。お色気担当者でもあるようですが、いいのか学校教員。

* 二位ノ尼 = オオスミ / 二位ノ尼 = ウスベニ *
二位ノ尼:
 平清盛の妻で、重盛や知盛の母親。本名は時子だが出家の身なので敬意をこめて尼御前と呼ばれている。今は武将となっている息子たちや、孫の安徳帝の身を案じており、福原も京の都も子どもたちの命に比べれば何ほどのこともないと考えている。平家側の癒し系、上品でおっとりした尼僧のおばあさまです。

オオスミ:
 地流の4幹部の一人で、技術研究部長。マッドサイエンティストな初老のおばさまで、トレードマークは「わに」とだけ書かれたマグカップ。前触れもないこんな小ネタがとても好きです。
 データ収集のためには部下をだまして命の危険にさらすこともまったくためらわず、長年一緒にやってきたと思われる同僚の敗北さえただのデータの一つ。戦いに負け倒れる瞬間の台詞も「このデータのバックアップ、とっといて……(満足げな微笑で)」まさしくマッドサイエンティストの鑑。やっぱり敵方科学者はこうでなくっちゃ!

ウスベニ:
 マサオミさんの姉で、キバチヨの本当の契約者。凛々しくかつやさしく、舞も笛もこなすたいへんな美人。こんな姉の弟に生まれてシスコンにならない人間はいません。タイザンとはかなりいい雰囲気でしたが、マサオミさんも認めてるようだし、正直お似合いだと思います。本作の裏ヒロインかも。
 途中で登場した偽ウスベニは朱雀のバラワカを使役。アニメ初の朱雀に視聴者を大喜びさせました。白馬にまたがりステンドグラスを割って現れたバラワカはなかなかすさまじいと思います。

はるか部屋へ