地元の中学校の農園活動を支援させていただくことになって2年目を迎えた2006年。雨がこぼれおちそうな5月最終日の放課後、南中生徒有志(ボランティアグループ)による農園の畝づくりが始まりました。
 昨年経験済みの生徒たちも、初めての生徒もこれから始める作業の説明を水土里ネット職員から熱心に耳を傾け、作業開始です。桑を持ち、畝をつくり、その後ビニールのマルチをつくった畝にかけて完成です。その作業に要した時間は一時間。
 翌日午後には全校生徒総出による「さつまいもととうもろこし」の苗が植えられました。水土里ネットからは今年も「やまの芋」の種をプレゼント。ここ大館の南地域の大穀倉地帯に育まれた遺伝子のなせる技!とでも言いたくなるような、南中生の手際の良い姿勢に驚きと頼もしさを今年も痛感しております。
「作物を作ることは食べるため」ということはもちろんのこと、「作ることによって地域も環境も守られている」ということを活動を通して体験していただけたらと思っております。そして農園活動とともに自然環境を守る地域の一員として、南中の歴史に新たな1ページを築きあげてください。
 さて、秋の収穫が楽しみとなった今、期間中の水やりと雑草の管理、そして害虫対策に気をつけて下さい!とあいさつをし、「苗植え」を終えて来ました。

 主体:大館市立南中学校 全校生徒 120名
 支援:水土里ネット二井田真中
 実施年度:平成18年度

                

平成18年度 【2006 南中農園】 活動開始!  

キーワードは【地域・環境・守る!】
 秋田県大館市の水土里ネット二井田真中が、21世紀土地改良区創造運動として支援活動を展開してきた「2005 南中農園」が、収穫の秋を迎えました。平成17年10月17日(月曜日)さわやかな秋晴れの昼下がり。秋田県大館市立南中学校では、全校生徒(118名)による「南中農園の収穫作業」が行われました。  軍手や素手を土まみれにした南中生たちが次々に掘り起こした「さつまいも」は大ぶりなものが多く、見事に成長しているその姿に満足そうな表情を浮かべていました。翌々日の19日(水曜日)には収穫後の「全校生徒によるなべっこ遠足」を開催。
 さっそく当水土里ネットもおじゃまして来ました。この日も絶好の行楽日より。野外給食としてふるまわれたメニューには、きりたんぽ鍋、うどん、焼き肉等と多彩。 …さて農園で収穫された「さつまいもは?」というと、ありました!「さつまいもソテー」、「さつまいも入りとん汁」が見事に調理されておりました。又、水土里ネットがプレゼントした「とうもろこし」はポップコーン用で、当日は「ポップコーンづくり実演会」も開始。畑でとれたとうもろこしがポップコーンに変わる工程を見るのは初めて、という生徒も多く、出来上がったポップコーンは好調な売れ行きでした。生徒たちが協力して自らの手でつくりあげた作物を収穫、そして食する。
 南中の歴史に新たな1ページが加わり「2005 南中農園」は終了しましたが、キーワードを「地域・環境・守る」として臨んだ今回、南中生と接してみて強く感じたことは、生徒の礼儀正しさと素直さ、そして親しみやすさであり、この真摯な姿勢がある限り、南中のすばらしい環境と伝統は守り継がれるだろうと確信しました。この日のために朝食抜きで、どんぶりで8杯もおかわりした!という頼もしい南中生。そんな彼らをみて、当水土里ネットも「2006年 南中農園」支援に向けて新たな意欲を燃やしながら学校をあとにしました。来年もまたよろしくお願いします!


  

    


収 穫 日  :平成17年10月17日(月)

    なべっこ遠足:平成17年10月19日(水)
 秋田県大館市南地域にある「大館市立南中学校」は、豊富な緑と美しい田園風景に囲まれた環境にあり、118名の生徒が活き活きと学校生活を送っています。
 毎年8月には「南中PTAの日」と銘打ち、生徒、保護者、先生が総出で学校敷地の草刈やペンキ塗り、校舎の窓拭きなど環境整備活動を行い、作業終了後は生徒たちが持ち寄った材料で作る「具だくさんのとん汁」を食べ、さらには親子レクリエーションを行うなど「環境」をとおした様々な活動を展開しております。
 学校農園活動もその一環ですが、学校では特に今年度は「地域ふれあいルーム整備促進事業」の指定を受けるとのことであり、地域をテーマとした学習や活動により力を注いでいきたいとのことでした。
 これらのことは今、水土里ネットが掲げる農村環境の維持や地域人たちといっしょになった新たなふるさとづくりと、目ざす道が同じではないかとの思いから、地域の将来を担う生徒たちにぜひとも水土里ネットのこと、地域のこと、環境を守る大切さを知っていただきたく、農園活動の支援を学校側に提案、快諾を得て実現したものです。
 今回の農園活動とおして、生徒たちには「作ることは食べるため」ということだけではなく、「作ることによって、地域も環境も守られている」ということを知ってほしいと思います。キーワードを「地域・環境・守る」としたのもその意味からです。
 6月1日、学校へ行き作物を植えるためのマルチがけ作業を行なってきましたが、生徒たちはたった1回の説明ですぐ理解をし、作業は1時間足らずで終わってしまいました。さすが中学生というより、農家としての遺伝子がしっかりと受け継がれているのではないのかと、頼もしさを感じました。
 翌日は生徒全員がサツマイモの苗を植え、「2005 南中農園」はスタートしましたが、当水土里ネットからは「21世紀土地改良区創造運動」をPRするパンフレットを配布。又、プレゼントとして大館名産「やまのいも」の種と「とうもろこし」の苗を植えました。説明したことは「苗はていねいに植えて、あとは雑草などが生えないようきちんと管理すれば、美味しいさつまいもができます。」ということだけです。
 秋の収穫まで、生徒たちの奮闘を祈念しながら学校をあとにしました。

主体:大館市立南中学校 全校生徒 118名
支援:水土里ネット二井田真中
  (大館市二井田真中土地改良区)
実施年度:平成17年度
「2005 南中農園・・・収穫!」 
 〜なべっこ遠足で胃袋も満たん〜
「2005 南中農園…植える!」 キーワードは「地域・環境・守る」です。

平成17年度 2005 南中農園
 

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 いも堀りからなべっこ遠足まで!    


全校いっせいに開始の合図!3年生は最後のいも掘りです。


 
今年度の農園は、気候が苗の植付けの時期からしばらく肌寒い日が続き、8〜9月には高温と乾燥という天候の条件が悪影響したのか、あるいは管理が行き届かなかったのか「さつまいも」の生育状況は、ツル数が少なく「とうもろこし」は茎が細いという全体的に良好とは言い難い状況でした。
 そんな状況で迎えた収穫の日でしたが、予想を反して生徒たちの手で堀りおこされた「さつまいも」は数量こそ多くはないものの色、形とも良く不安な気持ちを払拭させてくれるような出来ばえのものばかりでした。

翌週のイベント「なべっこ遠足」には全校生徒が各グループごとに分かれ、さまざまな料理に悪戦苦闘。強風と寒空という悪天候をもふきとばすほどの南中生パワーに頼もしさを感じました。

 水土里ネットも支援2年目を無事に終えることができ、3年目にはまた新たな気持ちで奮起したいと思っております。

 日 時 平成18年10月11日(水) 午後2時30分〜 
               曇り(さつまいもの収穫)

    平成18年10月17日(火) 正 午〜
               曇りのち雨(なべっこ遠足)


 場 所 南中農園並びに南中自転車置き場 
     (対称:全校生徒120名及び先生方)


おーっ!出てきた出てきた!

次々と出てきた「おいも」につい笑顔が…!

記念写真を一枚!

さあ、「なべっこ」のはじまり!
強風なので「火」には気をつけなきゃ…

ボクらはぐるりと車座になって網焼き!
(宴会そのものだね〜)

「やまめ」をさばく姿は真剣そのもの。
「じーちゃんが釣ってきたんだ」そうな…

いました。さつまいも料理班が!
「デザートにスイートポテト。メインはお鍋!」

 
  「南中農園」が収穫の秋をむかえました!
 

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