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三宅先生特別寄稿

越ながら、OB会の会長を任されている二宮です。今年の新年会は「近年では、一番楽しかった。」と、先生に言って頂き恐悦至極です。私は風邪で体調を崩し寝込んでいただけでしたので、今回の担当幹事であった広瀬君の頑張りと、参加していただいた方々のお陰と感謝しております。さらに、先生の孫の石川大馳君(5歳)の飛び入り参加があったことも新鮮だったのかもしれません。勿論、酒乱の席には入室していません。最後になりましたが、私に代わり前日の事前準備に駆け付けていただいた井上さん、伊豆浦さん、原君に感謝申し上げます。
 また、今回のOB会の記事は三宅先生に書いていただくことになりました。それでは、先生の文をお読みください。

1980年(昭和55年)の1月、第一回のMPS卒業生の定例会(簡単に言えばOB会)が行われました。過去の記録も、私の記憶もはっきりせず、確かなことは判りませんが、今年で40回目ということは、毎年1回ずつ行われてきたことにすると、今年が2019年で辻褄が合いますので、そういうことにしておきましょう。
 2016年の5月に、旧教室Mルーム、Sルーム、廊下などをリフォームし、7月に「創立50周年」のパーティーを料亭「だるま」で行ったのを最後に、それ以降は塾でOB会を行うようになりました。それから2年半、OB会の他に、数人〜10人前後の参加者の年代、学年ごとの会も開かれるようになりました。更に今年の新年会の前に、Mルームは常時20名の席を確保できるように、最小限の什器類だけを残し、部屋のスペースを広くしました。。



 現在では、Mルームは談話室、宴会場に、Pルームは私の居間、Sルームはクローゼット(室内納戸)、事務室は仕事場という感じになっています。この原稿も昔の事務室でPCのキーボードを打って書いています。外見的、表面的に、私は孤独な時間を好かない人間のように思われているかもしれませんが、独りでいることは嫌いではありません。日常生活においても、読書、映像鑑賞、庭管理、散歩など独りで過ごす時間が大部分です。旅などは特に独りが一番です。
 ただ、ゴルフラウンドだけは一人ではできませんので、数時間を複数の人間とプレーしなくてはいけません。同伴者が気の合う人でないと、ゴルフ自体も楽しくなくなります。東京などに散策しに行く時でも、気分転換が主目的であり、自分の思うままに時間を過ごすために、単独行動がほとんどです。今では、家族、親族を除くと、古くから(各年代)の数人の友人と酒を飲む交わすことぐらいが、一人で過ごしていない時間かもしれません。そう言えば、小学生の時のゴルフ好きが集まった10数人のコンペも年に2回あります。
 リタイアしてから、人と会うことはめっきり少なくなりました。平均したら、1日24時間、そのうちの22時間以上は独りです。寂しいことはありません。14歳〜24歳までの10年余、母屋の裏で一人生活をさせられたお陰かもしれません。孤独は決して悲しむべき空間ではありません。考察したり、知識を得たり、感性を磨いたりして、人生を豊かにするための時間です。しかし、人間は一人では生きていけません。社会の一員としての生き方も身につけなくてはいけません。心豊かで優しい人間には、幸せを運んでくれる人が自ずと集まってくるものです。
 私もこの4月で満71歳になります。体力、記憶力は累進的に低下していくことは、60歳を過ぎた頃から体験しています。OB会がこれまでずっと続いてきたのは、卒業生のお陰であると認識しています。職業として塾稼業を半世紀続けてきたご褒美と感謝しています。また、年間に数人程度の卒業生が、卒業して20年、30年振りに会いに来てくれています。そのような生徒は特に嬉しく思っています。勿論、OB会出席常連の卒業生はそれ以上に、特に特に嬉しいです(笑)。
 これからも年寄りを慰めに来てください。また、親しい卒業生がおられましたら、是非お誘いください。次回は、いつ、どんな形態のOB会を開くのか私には判りませんが、是非参加してください。OB会会長に成り代わってお願いします。これは高齢者への最高の心遣いでもあります(笑)。



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