ＭＰＳへのお礼

休日に小田原のお堀端を歩いていたら、同級生の山本博文君一家と偶然会った。そこでＭＰＳ５０周年で集まることを聞き、約３０年ぶりにＯＢ会に参加することにした。開塾は１９６６年と聞き、自分の生年と同じで驚く。小田原だるまの２階の宴会場に席が設けられており、同級の三宅慶一郎君、藤代尚克君ら懐かしい同級生の面々と３０年ぶりに会った。
　一人１分半でＭＰＳの記憶を紹介するという司会の今田さんからのお願いも、皆時間超過となる盛り上がりであった。実は、はじめは顔を見ても誰だかわからない人も、宴会が進むとほとんどの人が昔の記憶とつながり、名前と顔がわかるようになった。毎年ＯＢ会から葉書やEmailをもらっていたのに不義理をしていたが、これで塾を閉めるということなので参加して良かった。折角の機会なので、先生や先輩の皆さんに感謝を伝えたい。
　中学高校といった多感な時代をＭＰＳで指導いただいたことは、勉強、課外活動ともに貴重な財産になっていると思う。私はＭＰＳで英語が劣等生でしたが、大学以降は英語を毛嫌いせず、会社に入ってからも技術屋として不自由なく過ごせたことに大変感謝しています。
　また、若い頃から人付き合いや考え方、志向が偏った、くせがある自分だったが、ＭＰＳで鍛えてもらい、多少はバランスが取れるようになったかなと思う。以前は教育の価値を理解できず、即物的なものに偏っていたが、自分の子供が成人となる年代になり、やっと教育の価値を感じている。
　多面的な教育をしていただいた三宅塾に感謝しています。また、姉・文恵も大変可愛がっていただき、併せてお礼申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （中学12期　瀬戸登）