第６回「芝好会」優勝者の言葉

「一繁、お前どこか痛い方が調子いいんじゃないの？」
　ラウンド後の先生のコメントです。ことわざの本当の意味とは違いますが、今回の優勝は先生のご指摘通り「怪我の功名」だと思っています。
　私はゴルフが猛烈に大好きです。どれくらい好きかは長くなるからやめておきます。そのゴルフ馬鹿はこの冬のオフにスイング改造に取り組みました。その結果、左手首を故障し、コースの代わりに病院通いとなってしまいました。二か月弱クラブを振れないまま、そうこうしているうちにＧＷを迎え、芝好会への出場を決めるため練習場へ。痛みはあったものの、どうにかこうにかスイングはできたので、出場を決めました。しかし、過去に経験のないほどの練習不足でのラウンドになるので、「今回は同伴者に迷惑を掛けないよう無理はやめよう」という気持ちを胸にいざティーンググランドへ。痛み止めを飲み、テーピングしながらのラウンド。ハーフショットをしたり、ピン狙うのを我慢したり。普段のラウンドであればストレス満載のはずですが、「あれ？なんか楽しい」。同伴の今田さんのニアピンバーディや、山本“晋呉”プロのビックドライブや、昇君の巨体とミスマッチの脱力繊細なプレーにワイワイ大声を出しながら、ミスショットでもケラケラ笑いながら、いつの間にか気持ちは30年前に戻っていました。終わってみれば「あぁ楽しかった！」。
　順位は結果的に優勝させていただきましたが、スコアは．．．ハンデのおかげです。それだけまだ下手ってこと。それよりも、大好きなゴルフで怪我して、それが故でゴルフの楽しさを思い出させてくれた芝好会。同伴者の皆さん、幹事の今田さん、山本先輩、ありがとうございました！
　ＬＯＶＥ ＧＯＬＦ！ ＬＯＶＥ 芝好会！（加藤　一繁）