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第5回「芝好会」優勝者の言葉

2008年4月に第1回『芝好会』ゴルフコンペが開催され、今回が第5回大会。『芝好会』ホームコースの小田原湯本カントリークラブ(6110y・PAR71)で4月26日(土)に開催されました。
 今回は初めて一緒にラウンドする人同士で組分けすることになり、私は幹事でお世話になりました今田さん、ゴルフの師匠でもある三宅先生、そして先生の知人の方とのラウンドになりました。
 三宅先生とは師弟関係にありながら、ここ数年は年賀状や電話でのスコア報告のみで、数年振りのラウンドでした。師匠からは「俺が現役ゴルファーのうちに追い越せよ!」「飛距離も落ちてきたし、70歳までにな!」と叱咤激励され、
結果の伴わない私を励ましていただくこと、もう数年が経っています。
 超個人的な報告になりますが、師弟対決をダイジェスト風に書き綴っていきたいと思います。(ゴルフ用語を知らない人は、『18H(par4・304yds)』の段落まで飛ばしてください)

 1H(par4・381yds):先生、齊藤、共に朝イチのティーショットは無難にフェアウェイキープ。2打目、齊藤グリーンに乗らず3オン2パットの『ボギー』。先生、ピンまで1mにナイスオン! 2オン1パットでいきなりの『バーディー』スタート。
 2H(par4・346yds):先生、ティーショットは左ドッグレッグのコースを飛びすぎて、正面の崖下へ。2打目を木立の隙間から低い球でグリーンエッジへ。寄せワンで『パー』。齊藤『ボギー』。ここまで先生(1アンダー)・齊藤(2オーバー)
 3H(par5・498yds):先生、ビッグドライブ! 齊藤、ナイスショットするが、先生に50yds置いていかれる(先生の「飛距離が落ちてきた」というのは真っ赤なウソ!?)。先生、ロングホールなのに2打目5番アイアン。ドローでピンを狙うが、フックが強くOB。打ち直しの4打目はオンして2パットの『ボギー』(OBを打ちながらボギーということは、OBバーディー)。齊藤3オン2パットの『パー』 ここまで先生(パープレー)・齊藤(2オーバー)
 4H(par3・150yds) 5H(par4・371yds) 6H(par4・351yds):この3ホール、先生は『パー』『パー』『ボギー』。斎藤は『ボギー』『パー』『パー』。それぞれスコアを一つ落とし、ここまで先生(1オーバー)・斎藤(3オーバー)
 7H(par4・388yds):先生、齊藤、共にティーショットはfantastic! 2打地点に行ってみたら、ここも先生に50ydsもオーバードライブされている。先生、残り100ydsの第2打を痛恨のミス。落ち場所も悪く、アプローチミスも重なり、『ダブルボギー』。斎藤、堅実に2オン2パットの『パー』。 ここで先生(3オーバー)・齊藤(3オーバー)で追いつく。
 8H(par3・152yds):小田原湯本CCで一番難しいショートホール。斎藤『ボギー』。先生、上りのパーパットがカップ10cm手前で急ブレーキがかかり、やはり『ボギー』。
 9H(par5・527yds):このホールも距離の長いだらだら登っている難しいロングホール。斎藤、アプローチが巧く寄り1パットで『パー』。先生、このホールもカップ1cm手前でボールが止まる不運。地震が来て、地面が揺れれば入る距離。ボールにはカップの底が見えている。(10秒の間に地震、強風などの自然現象で入った場合はカップインになる)

 残り3ホールで普段見た事のない先生のミスにより、斎藤40、先生41の1打リードで前半を折り返すことになりました。参加者全員が一堂に食事のできる別室で歓談しながらの楽しい昼食。いよいよ後半が始まります。

 10H(par4・388yds ):斎藤、先生ともに午後イチもナイスドライブ。先生、第2打をダブりグリーンまでまだ60yds以上残す。緑茶ハイの飲みすぎか!? しかし第3打をカップまで3mに乗せる。軽いスライスラインを入れて『パー』。流石。齊藤、3オン2パットのよくあるパターンで『ボギー』。 再び両者(5オーバー)でタイ
 11H(par5・475yds):齊藤、1ホールで同スコアに並ばれ動揺する。グリーン奥からのアプローチをダフり、『ダブルボギー』。意識しすぎ。先生3パットで『ボギー』。少し助かる。 ここまで三宅先生(6オーバー)、齊藤(7オーバー)
 12H(par4・360yds ) 13H(par3・164yds ):12Hではドライバー絶好調の先生、前の組の慶一郎さん、一繁君の組に打ち込んでしまう。齊藤、連続でバンカーにつかまり連続『ボギー』。先生は連続『パー』。 ここで先生(6オーバー)、斎藤(9オーバー)の3差
 14H(par4・355yds):先生、ドライバーを右の崖上にプッシュアウトして『ボギー』。齊藤、『パー』で1打縮まり、少し闘志湧く。
 15H(par4・409yrds):先生、ここしかないと言われている5×10m四方の平坦なポイント地点に第一打を運ぶ。第2打はピン横右3mにオン。これを入れて『バーディー』。齊藤『ボギー』。 ここで逆に2打離され、三宅先生(6オーバー)、齊藤(10オーバー)で絶望的な4差
 16H(par4・351yds) 17H(par3・140yds):両者、『ボギー』『パー』。
ここまで先生(7オーバー)、齊藤(11オーバー)
 18H(par4・304yds):サービスミドルの最終ホール。先生、齊藤共にナイスショット。先生の球はグリーン左のバンカー(距離的には、ワンオンの飛距離)。齊藤、グリーン手前の花道。(またしても、飛距離で負ける)2オン2パットの『パー』で、11オーバーでホールアウト。先生のバンカー・アプローチ・パターは絶妙で、もしかしてチップインイーグル、悪くてもバーディーの可能性大!と思いきや、まさかのミス! 砂にクラブが深く入りすぎ、バンカーから脱出できず、もう一度打つが、またもや同じミス。結局『ダブルボギー』でホールアウト。2打差で今回も先生に勝てず。内心無念! 実を言うと、1週間前に自己best score 75を出したばかりで、「もしかして」という気持ちがあった。捲土重来。先生と同組の時に70台をマークして、恩返しをしなければ…。

 18番が終わると先生の姿が見えません。カートでクラブハウスに戻る途中、練習場のバンカーの中にいる先生を発見。ゴルフはラウンド後に反省し練習する事(勉強は予習と復習)が大切!! 言葉ではなく行動で示されている師匠に、尊敬の念を抱きました。
 練習場から戻ってこられた先生は「まいった!まいった!打ち方が悪かったんじゃなくて、使用クラブを間違えていた。俺、よくクラブを間違えるんだよな」と笑っていました。ゴルフを知らない人にはわからないでしょうが、グリーンに近いバンカー(砂場)に入ってしまった時は、SWという専用のクラブがあり、それを使います。先生は当然このくらい打てば、このくらいの距離が出ることを知っていますから、いつものように打ってもバンカーから脱出できないことが腑に落ちなかったのでしょう。(出る訳が、ありません。SWのつもりでAWを使っていたのですから! AWのクラブの方が砂に深く入るので、ボールが飛びません)「弘法にも筆の誤り」ならぬ「先生にもクラブの誤り」でした。
 私が驚いたのは、バンカーで二度全く同じミスをしているという事。クラブが同じ所に入って同じ打ち方をしている証拠!(バンカーショットは、球を直接打つのではなく、球の手前5cm前後の砂にクラブを入れて球を飛ばします)。さすが師匠です!
 お風呂に入って疲れを取り、簡単な表彰式をした後、有志7人は自宅に車を置いて反省会(?)のために小田原の街へ。そこでは、ゴルフ談議はもちろん、今読んでいる本、『理研vs 小保方氏』などの時事の話から始まり、塾のキャンプ・卒業旅行など昔の懐かしい記憶を掘り起こし談笑、年代が違っても思い浮かべる情景は同じでした。時間とともに皆さんお酒が回り、〆は何と言っても「ゴルフは体幹のねじりが大切」という話から、『ねじりん棒』の話へ。これには一同、大爆笑!『ねじりん棒』を試した人、いませんか?(笑) 最後まで盛り上がった、楽しい第5回大会でした。
 最後になりましたが、私は大会5回目にして『初優勝』させていただきました。コンペ優勝のプレッシャーを感じる暇もなく、師弟対決を夢中に楽しめた事が勝因でした。三宅先生、これからもご指導宜しくお願い致します。そして、お仕事が忙しい中、幹事をしていただきました今田さん。ラウンド中も楽しかったです。ありがとうございました。

(齋藤真邦) 

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