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平成四半世紀重大ニュース・私のTOP10 #3 (selector 匿名係)

 #1.ソビエト連邦の崩壊         (1991)
 #2.東西ドイツ統一            (1990)
 #3.同時多発テロ            (2001)
 #4.ブラックマンデー           (1991)
 #5.リーマンショック           (2008)
 #6.東日本大震災と原発事故     (2011)
 #7.中国がGDP世界2位に      (2011)
 #8.Windows95発売           (1995)
 #9.iPS細胞山中教授ノーベル賞   (2012)
 ♯10.質量の起源 ヒッグス粒子を観測 (2012)

 平成の4半世紀は東西両陣営のイデオロギーの対立が終焉し、文明(文化・宗教・価値観)の衝突へと大きくパラダイムシフトが起きたと感じています。#1〜3はそれに関するものです。東側陣営は経済の破綻により、体制を維持することができなくなりました。米ソの対立は影をひそめましたが、民族間での内戦などが激化しています。多くの人が幸せに暮らすという目的のため、統治機構や経済体制は選ばれるべきものです。何が幸せで何が正しいのか判然としない状況においては、多数決原理による民主主義的な統治方法は、不満を最小にできるという点で一理ありますが、過渡的な対応であるとも言えます。
 東側陣営の崩壊の原因は、経済の破綻と言いましたが、西側諸国においても循環的に株の暴落、経済危機が生じています。#4、#5はそれに関するものです。2010年には、ギリシア危機に端を発した世界同時株安が発生しています。多くの株取引がコンピューターによって予めプログラミングされた内容によって行われるようになり、一旦、大幅に相場が変動すると歯止めが効きにくくなる状況が生じています。
 #6の東日本大震災と原発事故(メルトダウン)は、私達の生活に大きな影響を与えています。2012年には日本のすべての原発が42年ぶりに稼働停止となりました。原発の問題を考えるターニングポイントになったと、歴史が語る時が来るかも知れません。
 #7は東アジアにおける様々な問題を考える際に、中国が消費する資源をどのように確保するのかをいかに考えるかで、今後の在り方が見えてくると思っています。シェールガス革命が起きていることでロシアなどの在り方も今までとは違ってきています。
 #8、#9は、人類を豊かにする発明に寄与するものとして選びました。米アップル社のスティーヴ・ジョブズも人類に偉大な貢献をした一人だと思います。コンピューターがインターネットに繋がることにより、国境を超えリアルタイムで情報のやり取りが行われるようになり、国家の在り方さえも変える状況が生じてきています。インターネットによる情報が、いわゆる「アラブの春」に影響を与えたことはご存じの通りです。
 #10については、詳しいことはわからないのですが、物質の存在の根源に関わることが解明されようとしているのではないかと感じています。今後勉強してみたいと思っています。
 全体として見ると、#1〜3は政治、#4、5、7は経済、#8以降は文化に関するものとなりました。底に流れている意識は経済かもしれません。努めて客観的に選ぼうとしましたが、結局は主観的な選択になってしまったと感じています。ニュースや出来事を選択するにあたっては、その当時の自分がどう感じたかを判断基準にするしかないからです。#2の東西ドイツ統一については、学生の時に見たベルリンの壁を壊す映像が文字通り、目に焼き付いています。また、職場から派遣されていた研修所で見た、同時多発テロのツインタワーに旅客機が突っ込む映像は、まさに新たな対立の始まりと感じました。

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