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スカイツリー

なさんは建設中のスカイツリーを近くから見たことがありますか。
 二人の小学生の子供にせがまれ見に行ってきました。私が訪れたときは第2展望台のあたりを建設中でした。おそらく480mくらいの高さのときです。
 浅草から押上まで歩きました。その日は時々小雨の降るあいにくの空模様でした。吾妻橋から隅田川の対岸にある、あのアサヒビールの異様な金色のオブジェ越しに見たとき、最上部には薄い雲がかかっていました。さあ、スカイツリーの根元までウォーキングです。それほど歩かないうちから、ビルに隠れて見えなくなると、二人の子供は疲れを顔に出します。ビルの谷間から再び見えると、「あっ!見えた!」と喜びます。それを逆手に取り、消えたり現れたりする路順を選びました。
 現れるごとにスカイツリーは巨大になっていきます。近くを流れる川に架かる橋に着くと、その巨大な全貌が見えました。巨大です。本当に巨大でした。スカイツリーの接地面は正三角形です。それが上部にいくにつれ、緩やかに曲線化し、第1展望台のところで円形になります。あまりにも巧妙で私にはどのようにしてそうなっていくのかわかりませんでした。
 接地面の正三角形も近くで見ると、かなりの長さがあります。高さに目を奪われてその太さは気にしていませんでしたが、1辺100m近くはありそうです。ちょっとしたビルよりずっと大きいです。
 私は「always 3丁目の夕日」に出てくる建設中の東京タワーを知りません。子供たちが10年、20年経ったとき、完成したスカイツリーを見るたびに、建設中のスカイツリーを「3丁目の夕日」の東京タワーのように子供時代のシンボルになってくれたらと思いました。1.5Kmの散歩でした。

(always 男性 ’70生まれ)

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