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自分の年齢と向き合う

少の頃から小学生の頃までは、欲望のままに生活していましたので、大きな人間的成長はありませんでしたが、幸せにも悪い方向に進むこともなく、24歳の時に、学習塾を本業として始めることになりました。18歳の大学1年生の時から、小遣い稼ぎとして塾を始め、会社務めの時も続けていましたので、学習塾開業に関しては、何の抵抗もなく転職できました。
 不安がなかった訳ではないのですが、母親をはじめとする、生徒たちの母親の理解をいただき、順風満帆に塾の評判も高まり、生徒数も順調に伸びていきました。優秀な生徒も多数排出でき、10人前後の卒業生スタッフを採用し、いろいろな行事も計画、実行し、多くの卒業生にとって楽しい思い出になっていると思っています。そう言えば、goods もいろいろな物を作りました。
 しかし、私は「心・知・体」が急激に衰退するということに気付かず、65歳位まで、日常のcare を殆んどしませんでした。そのツケとして、65歳位から急激に、「知」が退化していきます。何しろ「覚えておくこと」ができません。昨日の夕食は何だったのか、「思い出すこと」ができないことがよくありました。この機能は、退化するばかりで、良くなることはないと思っています。
若い頃に、何かを取りにある場所に行くのですが、その場所に行くと、何を取りに来たのか思い出せないという症状に似ています。意識したことが、脳から離れ落ちてしまうのです。幼い頃の思い出や、学校で勉強した知識は、この歳になっても、殆んどのことを覚えているのですが、この歳になって、新しく何かを覚えることは不可能ということを、身に沁みて感じています。特にPCの操作について、スタッフに教わるのですが、その時には言われていることを理解しているつもりで聞いていても、独りになって操作をすると、何もできないということがしばしばあるのです。
 「体」については、日常的に身体に負荷をかけることを、無理しない程度に習慣化していれば、これまでと同じように、ゴルフ程度のスポーツならば80歳位まで、独りで行動できる体力は維持できると、楽観的な考えでいます。旅などに出たら、なるべく自然の中を歩くように意識するとか、板橋から小田原までの片道2 Km 程度の距離は歩くように心掛けるべきです。
老いてからの歳月は速いです。参考になるかどうかは分かりませんが、「心・知・体」は日頃から意識して、働かせることです。動かすことです。何しろ「硬直」させてはいけません。「柔軟な」老後、「温和な」老後を意識してください。

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