三宅学習塾OB会 > トップ > GREEN放言 > 今年の夏

今年の夏

今年の夏は特別に暑かったですね。来年以降、7、8月になったら猛暑日が当たり前と思わなくては、日本の夏を過ごしていくことはできないような気がします。子供の頃の日差しのがもっと強烈だったと思っているのですが、最近のが全体的に湿度が高く、ベトベトした夏という感じがしています。◆今年も北海道でゴルフをしてきました。10回以上は夏の北海道に行っていると思うのですが、今年が一番暑かった気がします。帯広市では7月12日に36.3℃、隣町の音更町では6月3日に37.8℃を記録したそうで、これでは日本のどこに行っても暑い夏です(笑)。夏のゴルフプレーにはスポーツドリンクは必携品ですが、今年の北海道はハーフが終わったら another bottle でした。こんなことは記憶にありません。箱根、北軽、蓼科など本州の高原でのプレーのほうが涼しく感じます。◆男の赤ちゃんは「動くものが好き」というDNAを持って生まれてくるのでしょうか。孫の関心事、興味を観察していると感じます。飛行機から街中で働く車まで、動くものには何にでも興味を持ちます。先日は山梨までリニアモーターカーを見に連れて行ってもらったようです。無気力、無感動な人間が多くなった時代、こんなことからいろいろなことに関心を持ち、人間として生まれてきた意義を感じとれる大人になってくれたらと思っています。◆8月23日には最後の不定期運行の「北斗星」のラストランがありました。これで完全にブルートレインはすべて廃止されました。鉄道ファンには、いわゆる「撮り鉄」「乗り鉄」と言われているマニアの他にも、鉄道グッズ収集、車両研究、時刻表分析など多岐にわたるマニアがいます。Nゲージや子供用のプラレールなどの鉄道模型、鉄道ジオラマなどは、今でも根深い人気が続いています。実は、私も隠れ鉄道ファンでした。それが孫と一緒にいたら、焼け木杭に火がついてしまいました(本来、この言葉は男女間に使うのですが…)。◆私の子供の頃は、東海道線にもまだSLが走っていました。父親の実家に行くとき、時々SLに乗り合わせたことを鮮明に覚えています。私にとっての新幹線はいつになっても開業当初の0系電車で、湘南電車は80系、115系などの旧型電車です。箱根登山鉄道も木製の電車です。これらは半世紀前の子供の頃や青春時代を思い出させてくれるノスタルジアなのです。地方を旅していると、偶然に旧型のあの車両全体がオレンジと緑の湘南電車を見かけることがあります。◆今回はラウンド回数を減らし、北海道に多く残っている動態保存されているSLや廃線跡巡りをしてきました。私の過去だけが感じ取れる何気ない川、道、草原などの自然も見てきました。忘れていた懐かしさが五感に沁み込み、ひと味違った癒しの旅でした。あちらからのお迎えが来る直前まで、体内管理装置(体内健康センサー)が正常に動いてくれることを祈るだけです。あと5年、できたらあと8年健康体で生きていたいです。リタイアしてからの余生を感性の赴くくままにしたいことをして楽しむということは、これまでそれなりに頑張って生きてきたご褒美だと考えるようになった「今年の夏」です。

【写真説明】
一列目左・右 動態保存されているSL
二列目左・右 廃線跡
三列目左・右 廃線されて残されたアーチ橋梁
四列目左   心が穏やかになる佇まいでした
        こんなところに小さな家を建てて暮らしたら
        世の中の喧騒を忘れて老後を満喫できるのに…
    右   NHKの朝の連続ドラマ「マッさん」のロケ地だったとか


【写真説明】
五列目左   白ひげの滝
    右   北海道で一番人気の「青い池」
六列目左・右 青い川
七列目左   湖上の雲海
    右   広大なひまわり畑
八列目左   初めて回ったコースの200ヤードのショートホール
         ピンから5mくらいに乗ったのに…
    右   彼の作品だけの美術館は日本ではここだけらしい
         嬉しいのは入場無料

住 所
〒250-0034 小田原市板橋647番地 三宅学習塾OB会事務局
事務局への投稿などはこちらへ
三宅先生への連絡などはこちらへ