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北海道のゴルフ場 その8

しぶりの北海道ゴルフツアーでした。ダブル台風の間隙を縫っての日程でした。北海道を除く日本の各地はゲリラ豪雨・落雷・突風などの日々が続いていたようですが、日頃の行いがよいお蔭で予定していた5ラウンドをすべて消化しました。やっぱりゴルフは北海道です。
 今回はメンバーになっているホームコースと「一人参加OK!オープンコンペ」でプレーしてきました。60歳を超えてからは友人の多くがリタイヤし、道内に友人や卒業生の転勤族が少なくなってきたこともあり、暫く北海道から遠退いていました。そんな折、一人参加OKのオープンコンペを北海道では複数のコースで毎日のように開催されているという情報を耳にしました。
 旅先で(特に一人旅の時)見知らぬ人と何気なく会話をすることがよくありますが、オープンコンペに一人で参加することはそれに似ている気がします。ゴルフ好きという共通点で集まった4名との一期一会の時間です。会話の内容はもちろんゴルフのことしかありません。
 プレーの始まる前に挨拶と自己紹介はしますから、当然同伴者の名前は分かりますが、どのコンペの時もそれ以上の同伴者の素姓を詮索することはありません。そんな会話は野暮というものです。どういう人物かは5時間前後同伴していれば、ある程度の人間性は経験値から判断できます。
 それでも、ゴルフはマナーのスポーツと言われていますから、マナーの欠けている同伴者は嫌われています。特に北海道はゴルフ、スキー、釣りは盛んですから、確かに(少なくてもゴルフに関してですが)マナーはしっかりしています。
 ゴルフでのマナーで一番していけないことは、競技者がショットやパターを打つ時に音を立ててはいけないということです。もうひとつは、同伴者は競技者の目線の中に入いらない場所(ターゲットライン)に立ってはいけないということです。このことで、45歳くらいの同伴者Aが55歳くらいの同伴者Bに注意している場面が複数回ありましたが、その状景を見ていて同伴者Aの気持ちは分かる気がしました。しかし、同伴者Bはその行動(迷惑行為)は最後まで直りませんでした。
 この二人、私の推測では札幌支店への単身赴任と推測しました。東京?に戻るまでの2〜3年、一人参加OKのオープンコンペで秘かに力をつけようという気概が感じられました。ただ、それまでのゴルフに対する接し方、マナーの身につけ方が異なっていたのでしょう。
 個人的に嬉しかったことは、どのコンペでも携帯電話が一度も鳴らなかったことです。テレビでもたまに見かける、プレーヤーがショットを打つ瞬間、携帯の呼び出し音が鳴るあの場面です。あの音は一点集中している時だけに、驚きからミスを誘発します。アマチュアでも近年、クラブ選手権などの大きな大会では同伴競技者の携帯の呼び出し音が鳴る場面はなくなりましたが、いまだに関東(少なくても神奈川県西部)ではプレーしながら携帯で会話までしている不届きものが多くいることは残念です。
 これだけオープンコンペが盛んですと、いわゆる「コンペ荒らし」の輩も多いと聞きました。彼らはよい景品(グァムペアご招待、スカイツリー観光など)のコンペを狙って参加するようで、コンペ自体のレベルも高く、成績表を見ると5人に1人くらいは70台でラウンドしています。同伴者に迷惑を掛けないためにも、6500yardsを悪くても90前後ではラウンドする実力が必要かもしれません。
 人生と同じで、時間の経過の中で、あるいは身の周りの空間の中で、全てが○(マル)という訳にはいきませんが、全体的には刺激もあり、一期一会の楽しみもあって、来年以降も機会があったら「一人参加OK!オープンコンペ」という形のゴルフツアー参加を考えています。北海道の「味覚」「ビール」「海産物」「お肉」「特産品」などの冠のつくコンペが、内地から参加する者にとっては魅力的です。うまく入賞すれば土産を買う必要がないじゃないですか(笑)。



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