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老後を考える

の誕生年は1948年で、今年の4月で66歳になりました。塾の創業日は1966年の6月6日で、今年で48年目を迎えました。あと2年頑張ります。数字のいたずらなのでしょうか、偶然66と48が並びました。
 小さい頃は自分の姓に「三」が付いていたこともあって、御多分にもれず3、5、7という奇数字が好きでした。ところが、余談になりますがゴルフのラウンド中にピンまでの残りヤードでどちらのクラブにするか迷った時、大抵4、6、8のアイアンを選択してしまいます。ゴルフを本格的に始めた頃から偶数字が好きになったのかもしれません。
 閑話休題。先日70代の塾の卒業生のお母さんと久しぶりにお会いしました。「先生、いくつになられたの? 66? 60代って、一番いい時よね」と言われ、家に帰って暫くこのことについて考えました。
 以前にも書いたことがありますが、中学生の頃から、10〜15歳くらい年の離れたお兄さんのような人の話を聞くのが好きでした。もちろん誰彼ということではなく、感性というか肌合というか自分の好みという単純な理由で、好きな年上の人の意見や忠告に耳を傾けることが苦にならず、むしろ楽しかったことを覚えています。この歳になるまで、そのような人が数名いました。このことが自分の人生に大いなる助けになったと勝手に思っています。感謝です。
 英語に decade という言葉があります。「10年間」という意味です。数年先の将来は自分で考え、目標を持ってある程度の努力をすれば、それに近い将来になると思っています。逆に30以上年の差が開いていると、いわゆる generation gap から「時代が違う」「時代遅れ」と感じられることが多々あります。その中間の10年、20年先の将来に関しては、自分で考えるよりも、素直になれる経験者の意見を聞くのが一番よいのではないかと思うのです(もちろん、当時の私がそのようなことを考えて耳を傾けていた訳ではなく、振り返ってみると結果的に今そう思っているということです)。
 世界の潮流を見ても、日本の将来は格差社会がますます進みます。人口減少と環境保護の中では経済活動が縮小するのですから、当然「選ばれし者」の社会になります。「日本創成会議」が試算した25年後には50%の「自治体の消滅」もあり得ます。「年金100年安心プラン」は20年安心も危うい状況にあるのが実情です。
 卒業生のお母さんに投げかけられた「60代って、一番いい時よね」の言葉の意味を私なりに考えてみました。私の唱える5000日(約14年)周期説では、55歳〜68歳の「余生の時代」になり、ほぼ期間が一致します。簡単ではありますが、「余生の時代」を楽しむための心構えについて、頭に浮かんだことを書いておきます。私のように失敗しないためにも、40代、50代の今から準備しておいたほうが賢明です。「余生の時代」を心身ともに健康に暮らせれば、69歳〜82歳までの「おまけの時代」まで人生を楽しめるのです。

☆ 人生を楽しむためには、まず健康維持とボケ防止に務める。
☆ いつまでも趣味・関心を持つ。
☆ 子どもをそれなりの社会人に育て上げておく。
☆ ある程度の貯蓄はしておく。金額についてはそれまでの生活ぶりによって異なる。年金は足しと考える。
☆ ローンは60歳までに完済しておく。
☆ 老後における単発の100万以上の出費は大きい。車購入、リフォーム、医療費など。物欲を抑えられる性格にしておく。

 HPをリピートしてくれている卒業生のためにも、いつの日か(HPが存続している間に)幸せに老後を送れる心と体の準備について詳しく書いてみたいと思っています。

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