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鬼の霍乱

やー、参りました。25年ぶりに病院に行っちゃいました。前回病院に行ったのは、85年に阪神タイガースが初の日本一になった直前のことです。埼玉西武球場での日本シリーズのチケットが手に入り楽しみにしていたのですが、インフルエンザに罹ってしまい、医者に診てもらったのでよく覚えています。
 先月23日(火)の3コマ目の授業の9時ごろのことでした。突然悪寒が走りました。その直前の授業まで何の変化もありませんでした。教室はそれなりに暖かくしてあるのですが、かなりの寒気を感じました。その晩は常備してある初期症状の風邪用内服液と、滋養強壮の内服液の各1本を飲んですぐに寝ました。
 その夜はかなり発汗しました。翌日は春休みのため朝10時から授業があるため8時起床。しかし、悪寒と脱力感は強く、昨晩より悪化しているように思えました。何とか夕方からの授業もこなし、2日目も早く寝ました。
 ところが、3日目に大きな変化が起こりました。下痢が始まりました。これは「風邪ではないな。食あたりかな」と思いました。体温は36℃平熱、食欲は全く無し。しかし水分は無性に欲しくなります。腹部の老廃物は、摂取した水分とともに2〜3日で全て排出してしまったという感じでした。汚い話になりますが、水分も全くおチンチンから出ません。全ての排泄物はお知りの穴からということです。腸は何の機能も果たしていません。まさに腸内洗浄です。この5日間で体重が5Kg、全体重の8%減りました。
 これは異常です。ここまで自己治癒力を信じ闘い続けたのですが、発病から5日目、27日(土)に地元の街医者に行くことにしました。午前10時に受付をし、持参した本を読みながら暫く自分の番を待ったのですが、1時間30分くらい経ったころ、どうも後から受付した人がいなくなっていることに気付きました。銀行のように順番待ちをするところでは、番号札を渡されることが多いのですが、この病院では番号札を渡されませんでした。多少の違和感はあったのですが、何せ25年ぶりの病院です。PCで管理してでもいるのだろうと思っていました。ところが、やっぱりザル管理に騙されていたんです。
 受付して2時間後、看護師の問診を終え、ようやく医師に診てもらうことになり、「ウイルス性胃腸炎」と診断されました。1〜2日間の潜伏期間を経て、嘔吐、腹痛を伴い、便は白色〜淡黄色の水様便が5〜7日も続く厄介な病気だと知りました。私が診てもらった時点ではもう終息に向かっていたようです。現にその翌日にはかなり体調も回復し、発病して1週間後の30日には病後リハビリを兼ね、小峰山、小田原城周辺の桜を見ながら小田原の街まで1万数千歩ほど歩けるほどになりました。
「長生きしたけりゃ、病院と友達になれ」という人がいますが、待合室の雰囲気や、そこにいる病人たちを観察して、少しくらい早く死んでもやはり病院とは仲良くなりたくないという気持ちを改めて強く持ちました。2時間近く待たされて診療時間はほんの3分〜5分。やはり私は「ピンピンころり」を目指します。
「畜生!あと1日待てば行かなくても済んだのに」「病名を知っただけで、あまり病院に行っても役立たなかった」などと考えているようでは、まだまだ病気に立ち向かう気力は十分あったということです(笑)。悪妻も一週間の闘病生活を見ていて「当分死なないわね」と笑っていました。授業も時間割通りにこなしましたので、生徒の多くは私が病気を患っていたことを知らなかったことでしょう(笑)。
 自分の中では、今年になって、体力、免疫力が少しずつ減退していることが気になっていました。この冬の気象変化はいつになく激しく、そのせいかもしれないと考えてもいました。1月に患った腰の痛みも、完治するまで1ヶ月くらいかかりました。そして今回のウイルス性胃腸炎です。少し健康に自信がなくなってきています(笑)。皆さんも健康には十分留意してください。人生で大切なものは、健康、環境、自立ということを再認識しているこの頃です。

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