C3 Tapestry (1971) [Carol King] Ode
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Carol King: Piano, Vocal
James Taylor: Guitar, Back Vocal (5)
Danny Kootch: E. Guitar (3), A.Guuitar (5), Conga (4)
Charles Larkey : Bass, String Bass (4)
Russ Kunkel : Drums (1,2,4,5)
Joel O'Brien: Drums (3)
Curtis Amy: Flute (2), Tenor Sax (3)
Barry Socher : Violin (4)
David Campbell : Viola (4)
Terry King : Cello (4)
Joni Mitchell: Back Vocal (5)
Merry Clayton: Back Vocal (3)
1. So Far Away E15
2. Home Again
3. Way Over Yonder
4. You've Got A Friend A3 A15 B16 C4 E7 E8 E10 E13 E14 E15
5. Will You Still Love Me Tomorrow ? [C. King, G. Goffin] C4 E15 E28
1971年 3月発売 全米1位
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70年代のシンガー・ソングライター全盛時代の頂点に位置する、ポピュラー・ミュージック史上の大ベストセラー。71年夏5週間全米1位を続けた「It’s
Too Late」、それは衝撃的な曲だった。当時の私は中学1年生。恋愛の経験もなく、本や映画の概念だけでイメージをふくらませていた訳で、音楽の嗜好だけは結構ませていたんですよね。あるいは彼女の中にある母性に惹かれたのかもしれない。当時彼女は作曲家からパフォーマーへの過渡期にあり、ステージ恐怖症との戦いであったという。JTのバックバンドの一員としてコンサートでピアノを弾き、途中1〜2曲自分の歌を歌わせてもらうことで、ソロ・アーティストとして自立する自信を身につけたと言える。アルバム作り自体は前作C1の延長線上にあるが、なんといってもJTがカバーして彼唯一の全米1位を記録した4.
「You’ve Got A Friend」など、収録された曲が粒揃いで、ひとつひとつが個性と魅力に溢れ、しかも調和が取れていて、アルバムを埋めるための捨て曲がまったくない。
JTは4曲に参加、前作よりは控えめなサポートに徹している。愛する人との切ない別れを歌い、全米14位とヒットした名曲 1.「So Far Away」、故郷と愛する人への憧れを歌った2.「Home Again」、ゴスペル調の3.「Way Over Yonder」と、キャロルの歌は力強い。左のスピーカーから聞こえてくるJTのギターは控えめな音量でミックスされているが、美味しい料理の香味料のようにしっかり貢献している。シレルズが60年に大ヒットさせたこれまた名曲の5.「Will You Still Love Me Tomorrow ?」は、テンポを落として情感たっぷりに歌われる。ここでのJTのギターは最後の部分でメロディーを奏でるなど、より目立つ存在で、しかも当時恋人だった(実際は録音時にはもう別れていたようだが)ジョニ・ミッチェルとバックボーカルを担当している。センターでリードをとるキャロルに対し、JTが左、ジョニが右に固定されているため、各人の声は混ざることなく、はっきりと聞き分けることができる。本当に贅沢な曲だ。なおオリジナルのLP盤の見開きジャケットには二人がヘッドフォーンを付けて歌う写真が掲載されている。
1999年に再発されたボーナストラック入りリイシューCDでは、JTが当時の思い出を語ったコメントを寄せている。
(2007年7月24日追記) JTの参加曲につき、4. 「You've Got A Friend」が漏れていましたので、追加しました。キャロル・キングのピアノの陰に隠れて地味な演奏ですが、ギターの音が聞こえます。
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C4 The Carnegie Hall Concert (1996) [Carol King] Ode/Epic/Legacy |
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Carol King: Piano, Vocal
James Taylor: Guitar, Vocal (1), Back Vocal (2,4)
Charles Larkey : Bass (1)
Strings: (1,4)
1. You've Got A Friend A3 A15 B16 C3 E7 E8 E10 E13 E14 E15
2. Will You Still Love Me Tomorrow [C. King, G. Goffin] C3 E15 E28
3. Some Kind Of Wonderful [C. King, G. Goffin] C5
4. Up On The Roof [C. King, G. Goffin] A10 A15 B16 B40 C1 E1 E5 E8 E15 E28
1971年6月18日ニューヨーク、カーネギー・ホールにて録音
1996年10月発売
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「Tapestry」C3を発売し爆発的な人気が出始めた頃、キャロルがニューヨークで行った伝説のコンサートの実況録音が発売された。彼女にとっては作曲家からパフォーマーへの転向を宣言する、地元での凱旋公演であり、タイムマシンに乗って25年前に帰ったみたいなものだ。大喜びで買って帰り、感動して聞きましたね。ほとんどが彼女の弾き語りで、途中から夫君のチャールズ・ラーキーがベースで、ダニークーチが何曲かエレキギターで伴奏を付けるだけだ。ステージ恐怖症とのことで、最初はすごく緊張していて、固くなっているのがわかる。曲が進むにつれ、観客の暖かい声援もあり、次第に落ち着く。当日のライブがカットなしで収録されているため、歌うことによる自己解放が精神を高揚させ、ハイになってゆく素晴らしい過程がありのままに収められている。
そのハイライトが「Beautiful」を歌ったあとで、「すぐに戻ってくるわ」と言って退場し、ギターを持ったJTを引き連れて登場、大歓声に「おどろいたでしょう!」と茶目っ気たっぶり。「これから皆さんのためにささやかな歌を歌います。いや大きな歌かもしれない」と言って1.「You've
Got A Friend」を歌いだす。ジェイムスのギターとボーカルが加わり、リード、ハーモニー・ボーカルを交代しながらデュエットで歌う。キーの関係でJTはいつもより低めの声だ。JTによるこの曲のカバーが全米1位になったのは6月なので、ヒット真っ最中の演奏ということになる。このバージョンは以前キャロル・キングのCD2枚組ボックスセット「A
Natural Woman The Ode Collection 1968-1976」(1994)に未発表音源として収録されたのが初出である。この曲が収録されたキャロルのC3、JTのA3には、ボーカルでの二人の共演はなく、キャロルがバックを担当したJT初期のコンサート活動でもこの曲は演奏されていないので、これが当時の音源としては唯一のデュエット・バージョンだ。80年代の終わりに5年ほどニューヨークに住んでいた時、タウン・ホールにおけるキャロル・キングのコンサートを見る機会があった。民主党の大統領候補(確かハート議員といったかな?)の支援コンサートだったと記憶しているが、アンコールでJTが出てきてこの曲を歌ったときは、観客の熱狂が5分以上も続いたことを覚えている。
続くおなじみのヒット曲3曲はメドレーで演奏される。2.「Will You Still Love Me Tomorrow」の最初のピアノが始まっただけで大きな拍手が起きる。JTはギターの他に、彼としては高い声を出してハーモニー・ボーカルをつけている。切れ目なく61年にドリフターズでヒットした3.「Some
Kind Of Wonderful」に移るが、ここではJTは伴奏のみ。4.「Up On The Roof」は再びJTがハーモニーを付け、大拍手のなかで二人の共演は終了する。あとはアンコールとしてキャロルが「Natural
Woman」を一人で演奏してコンサートは終了する。ライブの臨場感、シンガーアンド・ソングライター時代の幕開けを告げる時代の匂いあふれる名演といえよう。
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C5 Music (1971) [Carol King] Ode |
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Carol King : Piano, Vocal
James Taylor : Guitar, Back Vocal (2)
Danny Kootch : Guitar, Back Vocal (2)
Charles Larkey : Bass (1)
Russ Kunkel : Drums
Bobby Hall : Percussion
Abigale Haness : Back Vocal (1)
1. Some Kind Of Wonderful [C. King, G. Goffin] C4
2. Song Of The Long Ago
3. Too Much Rain [C. King, T. Stern]
1971年12月発売 全米1位
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「Tapestry」C3 と同年に発売されたキャロルの3枚目にも、JTは3曲ほど参加している。C4でも共演していたドリフターズのヒット曲 1.「Some Kind Of Wonderful」は、数あるキャロルの名曲のなかでも最もスウィートな作品で、JTのギターはスローな曲の中でリズミックな動きを見せて、曲に変化と彩りを与えている。2.「Song Of The Long Ago」はJTに大きな影響を受けて作ったとキャロルが言っているとおり、曲想がJTの「Long Ago And Far Away」A3 に良く似ている。この曲ではギターの他に、二人で「ラララ」と歌うパートと、バックコーラスで彼の声を楽しむことが出来る。スローテンポの 3.「Too Much Rain」で聞こえるアコースティック・ギターは、ダニーと二人で弾いている。聞いた感じでは左チャンネルがダニーで、右がJTのようだ。
「Sweet Seasons」やカーペンターズがカバーした「It's Going To Take Sometime」などのヒット曲・名曲を収録、前作のムードを継承しながらも、よりソウルフルで明るい音楽性を追求したアルバムだ。
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C6 Blue (1971) [Joni Mitchell] Reprise |
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Joni Mitchell: Dulcimer, Vocal
James Taylor: Guitar
Russ Kunkel: Percussion
Sneeky Pete: Steel Guitar
1. All I Want E25
2. California B4
3. A Case Of You B4
1971年 6月発売 全米15位
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当時恋愛関係にあったジョニ・ミッチェルのソロアルバムの3曲にギターで参加。このアルバムはジョニ・ミッチェルの最高作であるだけでなく、70年代のシンガー・アンド・ソングライター時代を代表する傑作だ。濃いブルーで統一されたジャケット(レコードの場合は中袋まで同じ色だった)がこの作品の雰囲気を象徴している。これほど繊細で張り詰めた感じの作品は他にない。上記3曲ともジョニはダルシマーを弾き、JTはいつものスタイルでギター伴奏を付ける。ラス・カンケルはクレジットではドラムスとあるが、実際に演奏しているのはコンガなどのパーカッションだ。
二人の親密な関係がそのまま絶妙なコラボレーションとなっていて、二人の演奏はまるで愛の会話をしているようだ。特に1.「All I Want」の歌詞は、愛する人へのポジティブな思いに溢れていて、人を愛したことがある人ならば、本当にぐぐっとくるぞ。JTのギターも研ぎ澄まされた感性で、非常に清冽な世界を醸し出すことに大いに貢献している。カナダ生まれのジョニが、当時住んでいたアメリカ西海岸への愛着を歌う、明るい感じの 2.「California」も素晴らしい曲だ。出だし部分のギターとダルシマーの絡みがカッコイイ。3.は「A Case Of You」は静謐な感じがするラブソングだ。
本アルバムの他にコンサートの共演音源 (B3, B4) などを残したが、結局はうまくいかず別れてしまう。彼女の次作の表題曲「For The Roses」は、時代の寵児となり自己を失いそうになったJTのことを歌ったものという。しかし、その後も音楽仲間としての交流は続き、お互いのアルバムにゲスト参加している。上記以外の曲では、変則チューニングを多用したジョニのギターが光っており、「Carey」では当時全盛期だったCSNYのステファン・スティルスがベースとギターで参加している。
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C7 With Friends And Neighbors(1971) [Alex Taylor] Capricorn |
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Alex Taylor: Vocal
James Taylor: Guitar
Tommy Talton: E.Guitar
Johnny Sandlin: Bass
Paul Hornsby: E.Piano
Bill Stewart: Drums
King Curtis: Tenor Sax
1. Night Owl [James Taylor] A1 B1
1971年3月発売
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当時アレックス、ケイト、リヴィングストンの3人がそろってソロアルバムを発売したため、大いに話題になり、ローリングストーン誌でテイラー・ファミリーの特集記事がでるほどだった。JTよりも先に音楽活動を始めていた長男アレックスは、ダニー・クーチとならんでJTを音楽活動に引き込んだ張本人だ。彼自身は曲を書かず、ブルースやサザン・ロックのスタイルだったため、レコードデビューには相当苦労したらしい。弟のリヴィングストン・テイラーと同じカプリコーン・レーベルでの製作で、バック・ミュージシャンもリブのファーストアルバムとほぼ同じ、マッスル・ショールズ系のスタジオ・ミュージシャンだ。
彼の歌声は、晩年のガラガラ声とは異なり、JTよりも若干太いけどよく似ている。JTは自作の1.「Night Owl」1曲のみ参加している。まず曲がスタートする前のJTのアコギの音合わせが収録されていて、お馴染みのフレーズを弾き出してからバンドがフィルインする。ブラスセクションが加わった分厚いR&Bサウンドで、JTのアコギはその中に埋もれているが、エレキギターが右チャンネルに、アコギが左チャンネルに固定されているため、耳をよく澄ませばJTのプレイを聞くことが出来る。
本作ではJTの曲として上記の他に「Highway Song」が入っている。売れ行きは今ひとつだったが、その後も彼はスワンプロッカーとして地道な活動を続け、ファンの間でカルト的人気を博するようになる。JTと同じく酒と麻薬に苦しみ、特に前者については最後まで克服できなかったようで、1993年飲酒が原因の心臓麻痺のため惜しくも他界。テイラー兄弟全員による共演作を期待していたので、大変残念だ。
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C8 Sister Kate (1971) [Kate Taylor] Cotillion |
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Kate Taylor : Vocal
James Taylor: Guitar
Danny Kootch : E. Guitar (1)
Lee Sklar : Bass
Russ Kunkel : Drums
Carole King : Piano (2)
Sandra Crouch : Tambourine (1)
Memphis Horns : Horns (1)
Peter Asher : Producer
1. Look At Granny Run, Run [Jerry Ragavoy, Mort Shuman]
2. Do I Still Figure In Your Life [Pete Dello]
1971年1月発売
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兄の成功がきっかけとなって製作された、妹ケイト・テイラーのデビュー盤。自作曲はなく、JTの作品「Lo And Behold」、「You Can
Close Your Eyes」の他、弟リヴィングストン・テイラー、キャロル・キング、エルトン・ジョンの曲が、オリジナルとは異なるアーシーなR&B
サウンドを基調とするアレンジでカバーされている。録音当時の緊張のためか、少し固めの声には線の細さも感じられるが、若さ、誠実さと知性にあふれ、ブルーアイド・ソウルのひとつの個性であるとも言える。
JTは2曲に参加。1.「Look At Granny Run, Run」はフィラデルフィアのシンガー、ハワード・テイトによる比較的地味なヒット曲(1966
全米67位)で乗りのよいR&B だ。ケイトのボーカルも張り切ってシャウトしている。JTのギターは大編成のバンドの中に埋もれ、R&Bに特徴的なナインスのコードでリズムをきめているのが微かに聞こえるのみ。2.「Do
I Still Figure In Your Life」はスローテンポで、後のイーグルスの「Desperado」に見られるようなゴスペル・フィーリングにあふれている。ここでは彼らしいアコギの伴奏を楽しむことができる。
JTとキャロル・キングのバック・ミュージシャンが勢ぞろいで、アットホームな雰囲気の良い作品だ。キャロル・キングのピアノや、チャールズ・ラーキー、リーランド・スクラーというベースの名手の競演も面白く、特にダニー・クーチのギターが通常よりもギンギンにフューチャーされていて聴き応え十分。
[2023年3月追記]
本作についての詳細は、キャロル・キング・ディスコラフィー「ゲスト・セッション参加作品」 G9を参照ください。
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1972年 One Man Dog (1972年11月1日発売)の頃 |
C9 No Secrets (1972) [Carly Simon] Elektra |
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Carly Simon:Vocal, B. Vocal, A.Guitar
James Taylor: Back Vocal
Lowell George: Slide Guitar
Jimmy Ryan: Guitar
Nicky Hopkins: Piano
Bill Payne: Organ
Klaus Voorman: Bass
Lim Keltner: Drums
Richard Perry: Producer
1. Waited So Long
1972年11月発売
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カーリー・サイモン3枚目のソロアルバムで、本作および、収録曲「You're So Vain」の大ヒットでスーパー・アーティストの仲間入りを果たした。私生活ではJTとの恋愛・結婚という幸せの絶頂期に製作され、敏腕プロデューサーのリチャード・ペリーの手により、繊細でありながら大胆という彼女のパーソナリティーがフルに発揮され、生き生きと光輝く姿が見事に捕らえられている。
JTは1曲に参加。私小説的な作品を作品を売り物とするカーリーが、「私は処女じゃないのよ」とユーモラスに、あっけんからんと歌う。セクシャルな事を、品良く歌うのは彼女の持ち味のひとつで、女性の自立、自己主張を掲げるウーマンリブの風潮が底流にある。バックミュージシャンが豪華で、ジム・ケルトナー、クラウス・ブーアマン、ニッキー・ホプキンスという少しアーシーなロックをやらせるとピカイチのリズムセクションをバックに、ローウェル・ジョージとビル・ペインのリトル・フィート組が合流。サザンロック風のサウンドで、特にローウェルのスライドギターが曲にしなやかなカラーを付け加えている。JTは歌詞第2番の1節で、ちらっとセカンドボーカルを入れる。そして歌詞最後の「But
I've Already Waited So Long」でカーリーと一緒のコーラス、さらにエンディングでは、彼女が「I'm Sorry」と歌った直後に、JTが少しすねたような声で「I'm
No Virgin」と歌い、抱腹絶倒の楽屋落ちを演じている。
それにしても当時私は10代のウブな若者でしたが、ノーブラのジャケット写真には興奮したなあ。
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C10 Clouds In My Coffee (1995) [Carly Simon] Arista |
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Carly Simon: Vocal, Piano
James Taylor: Guitar
Danny Kootch: E. Guitar
Unkown: Drums
Unkown: Bass
Ben Taylor: Back Vocal (1)
1. Angel From Montgomery [John Prine]
2. I'm All It Takes To Make You Happy
1995年11月発売
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1969年から 1994年までの代表曲を集めたカーリーサイモンのボックスセットに、1972年録音の未発表曲が2曲収録された。タイトルの「Clouds
In My Coffee」は、彼女最大のヒット「You're So Vain」の歌詞の1節から。彼女が自分で選んだ曲が、年に関係なくテーマごとに3枚のCDに分けて収録されている。添付されたブックレットには、彼女自身の寄稿と、若い頃の写真が沢山掲載され、あたかも彼女と二人で向かい合っているようなプライベートな気分になる。
この2曲のブロデュースは、初期のエルトン・ジョンで有名なポール・バックマスター。1.「Angel From Montgomery」は当時新進気鋭のシンガー・アンド・ソングライター、ジョン・プラインの作品で、同タイトルのデビューアルバムに収録されていたもの。カーリーは、かなりハスキーで太い声で歌っていて、60年代のフォーク時代と70年代のシンガー・アンド・ソングライターとの過渡期にあるようだ。ここでは本ボックスセット製作時に、JTとカーリーの息子ベン・テイラーのボーカルがオーバーダビングされており、コーラスの他、エンディングで「ラララ〜、ウーウー」というアドリブ・ハミングが聞こえる。JTのギターは地味な演奏。途中から入るエレキギターは正にダニーのものだ。ドラムはラス・カンケルのように聞こえるが解らない。このボックスセットには曲毎のパーソナルが掲載されていないので、誰が何を演奏しているのかが解らないのが、大変残念だ。2.「I'm
All It Takes To Make You Happy」はより洗練された感じの曲で、JTのギターも「Sunny Skies」のようなピッキングで、ちゃんと聞こえる。
1.は後に発売された他のベスト盤にも収録されているようだ。2.が聞けるのは長らく本作だけだったが、2015年の「Songs From The
Trees」に収められた。
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