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よしのさんと
シャンクの固さ、固いもので足が鍛えられるかについて


よしのさんより

こんにちは。よしのです。
更新すっごく楽しみです。早く皆さんといろいろポワントについてお話したいです。
がんばってくだっさいね。
ボルドーさんのこの素晴らしいサイトは細幅の私たちにとってはなくてはならないものですから。^^

さて、今日バレエの先生がポワント許可を数人の生徒に出していて手渡していました。
運良く私もためし履きできたのですが、気になったことをお伝えしたいです。

ポワント サンシャ  型番(不明) 履いてみたサイズ 7Mが一番しっくり来た。

久しぶりに履いてみて、7Mが一番私に近いサイズでした。
しかしすこ〜しワイズが余ってる感じでした。(本当に微妙)
パッドなしだったので、ラバースポンジのパッドを入れてみても同じく微妙にゆとりがあるよう。
でも全然痛みはなかったから選択の余地ありかとほくそえんだ。
水遣りなど加工法でぴったりきそうですね。

一番の難点
底とシャンクなどがかなり厚く、まっすぐであるため、これってどうやって曲げるのだろうとふと首をひねった。
ためし履きなので折ってはいけないから?????であった。
こんな硬いシャンクや底で初心者の方はポワントワークするのかと思うと、かなり心配だったりする。
私はこんな硬いのはアーチとの隙間ができて絶対無理だろうと思った。

そこでボルドーさんが底についてレポートしていただけたらと思います。
底、シャンク談義などあればいいと思いました。
たとえば、シャンク加工法はアーチに合わせてするということで皆様承知だとおもうのですが、硬いのをどうして履くのがすきかとか、硬いのをどのようにはきこなすかなどの底談義です。
私はこんな硬いのは合わないと決め付けてるので、わかりませんが、硬い方が足の筋力の助けになるとか聞いたことがあり、それを我慢してまでしてもいいものか疑問です。
どうかシャンク、底談義、それから リボンについても最近太いのが主流のようですが、どうして太くなったかの経緯なども知りたいです。

長々とまとまらない文面で恐縮ですが、これからもよろしくお願いします。
今日試しに履いてみてサイズがあまりにも近かったのでうれしかったです。

では、よしの。


私のお返事

よしの様

メールありがとうございます。

シャンクの固さについてですが、感じ方にかなり個人差があって難しいんですよね。
でも、今までの経験で分かったことは、
「ゆるいものはシャンクが足についてこないため固く感じる」
「甲が高い人、足首が柔らかく可動域の大きい人は、シャンクが柔らかく感じる」
「同じ人でも、筋力の強さなどによって感じ方が変わる」
というようなことです。

バレエを始めて何年もしてから、別の先生のポアントレッスンを
受けるようになり、立ち方が変わったようで、
今まで固いと思っていたものが同じ靴とは思えないくらい
柔らかく感じるようになったりしました。
また、自分が柔らかいと思っていた靴が、他の人が「固い」と言っている
のを聞いて驚いたり・・・。

足を痛めてしばらく履かないでいたら、また同じ靴が
固く感じるようになったり、同じ種類の靴でも、
幅が緩いだけで固く感じたり・・・。

感じ方がかなり人によって違いますし、
自分でもその時の状態によって違って感じるので、
固さについては一概に言えず難しいのですが、
そのうちコラムか絵コラムにでも書いてみようと思います。
固さについては、いつか書こう書こうとは思っていましたが
文章をまとめるのが難しそうなので、時間がかかるかもしれませんが
気長にお待ち下さい。

また、今制作中の、3つのサイズの同じポアントを
徹底比較したページに、固さのことも関連してきますので
シャンクについてちょっと触れることができると思います。
(『フィット感徹底比較』のページ)

> 一番の難点
> 底とシャンクなどがかなり厚く、まっすぐであるため、これってどうやって曲げるの
> だろうとふと首をひねった。

サンシャにも「N」という幅があります。
N幅であればもう少し柔らかく感じるかもしれません。
幅が合っていると、自然にシャンクが足についてくるので
あまり固さは感じないんですよ。
Vカット、Uカットの違いもありますが
幅が合っていると、勝手にシャンクが足の裏に
ついてしなってくれるので、あまり固さは感じません。
Vカットの方が足の裏によくついてきます。

> 硬いのをどうして履くのがすきかとか、硬いのをどのようにはきこなすか
> などの底談義です。

これは、「なぜボルドーは固いものを好むのか」ということでしょうか?
上に書いたとおり、私の足が固いものがあまり固いと感じないというか
固いものがちょうど良く感じるだけのことです。
ちょうど良く感じるものが、他のものと比べてみると固かった
ということです。
昔は柔らかいものが好きだったのですが、いろいろな要素で
私の中での「固い」「柔らかい」の基準自体が変わってしまったのです。

固く感じる足と感じない足の違いは、証明することは出来ませんが、
同じ体重の人でも、足の形や可動域などによって、
シャンクにかかる力が違うのだと思います。
数学や物理の得意な人なら、説明できると思いますが・・・。

> 私はこんな硬いのは合わないと決め付けてるので、わかりませんが、硬い方が足の筋
> 力の助けになるとか聞いたことがあり、それを我慢してまでしてもいいものか
> 疑問です。

固いものは自然に足に力が入るので、筋力を鍛えるのに効果があります。
でも、履き心地が良く一体感があるのであれば、固いのを我慢しても
履く価値はありますが、履き心地が悪く、一体感が無いのであれば
固いものを我慢して履く価値は無いと思います。

私も昔は「どうせみんな曲げて履くのに、何の必要があってこんな固く
作ってあるんだろう?」と思っていたくらいです。
でも、今はよほど馴染まない時以外、手で曲げて履くことはしません。
だからよしのさんもそのうち、固いものが好きになる可能性は充分にあります。

私がR−CLASSを初めて履いたときは、静止状態での
履き心地は最高にいいけど、滅茶苦茶固い!と思っていましたが、
足には気持ちいいくらいピッタリとしていたので、
やがて筋力もつき非常に履きやすい靴となりました。
2足目をおろすときは、筋力がついていたので
新品の時から固いとは感じなくなっていました。

でも、固いだけで足にも合っていないとなると、履きやすい靴には
なり得ないと思います。

それでは、また。

ボルドー


よしのさんより

ボルドーさま
お返事ありがとうございます。
更新でお忙しいのにわざわざありがとうございます。

今まで私がはいてきたトウシューズといっても種類は3足ほどで、20年も前にさかの
ぼるので、私は今までぴったり合うポワントに出くわしたことがないという悲しい結
論に達しました。

>履き心地は最高にいいけど、滅茶苦茶固い!と思っていましたが、
>足には気持ちいいくらいピッタリとしていたので、
>やがて筋力もつき非常に履きやすい靴となりました。
>N幅であればもう少し柔らかく感じるかもしれません。

要するにぴったり合ったポワントは固さを克服できる、見かけだけの固さに惑わされ
なくなり、筋力がつくという事実を発見しました。
「何が何でもぴったりサイズですね!」

 それから先生がポワント初心者の方に「ワイドなのは足が楽だ」とおっしゃたの
で、N幅は当然手に入らないだろうと思います。(巾着状態を私に勧めていました
し。)M幅の加工で再製するしかありませんね。
でも本当に安いですよ。日本円で1000円程なんです。
N幅あれば見た目固そうなこの「サンシャ」も挑戦してみようとおもいますが。

加工したことがないので怖いですが、結構難しそうですね。
長さを縮めないように幅を細くするのがいまいち難しくてわかりません。
新しいのを失敗しても怖いけど、やってみたいです。またご指導お願いしますね。



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