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フィッティング実況中継

 まだぴったりのトウシューズに出会ったことがない人は、どの位がぴったりなのかの判断がとても難しいと思います。私が「まさにぴったり!」だったトウシューズに出会ったときも、買うときは不安でいっぱいでした。どのように選んでいったか実況中継風に再現します。でも人によって足の特徴やフィット感の好みも違いますので参考程度にして下さい。

 なお、ここで重要なのはトウシューズのメーカーや種類ではありません。重要なのはいくつかのサイズや幅を履いてみたときにどんな感じがしたかということです。「きつかった」とか「指が曲がっている」とか「窮屈だった」とか「気持ちよかった」とか「指が全部前に伸ばせる」とかいうような“感覚”です。いくつかのサイズや幅で迷ってしまったときに、どういう感じがするものが“合っている”というのか、“どれを選択し、どれを捨てるべきか”の参考としてください。ここではR−CLASSが成功例として、イノベーションが失敗例としてあげられていますが、R−CLASSの特定のサイズ・幅が私にぴったりだったというだけです。イノベーションも違うサイズ・幅でぴったりするものがあるかもしれません。R−CLASSが良くてイノベーションが悪いというイメージを持たないようにお願いします。

ポアントアイコン成功例

実況中継1(成功例)

試したトウシューズは……

R−CLASS モデルDの

サイズ37のワイズ

サイズ37.5のワイズ

サイズ37.5のワイズ の3足でした。

「  」内は私が頭の中で考えていたことです。

37.5のワイズを履く

「ちょうどいいような、ちょっとゆるいような・・・」

37のワイズを履く

「ん、これは完全に(タテが)小さい。却下」


37.5のワイズを履く

「!!!ピッタリ!今まで見たこと無い、感じたこと無いフィット感。気持ちいい!きれい!でも、ちょっと側面がきついような・・・。でも指は不自然に寄せられる感じがしない」



再び37.5のワイズを履く

「う〜ん、やっぱりゆるいような気がするし1の方が見た目にもフィットしてるし・・・」



再び37.5のワイズを履く

「う〜ん、こっちの方がきれいにフィットしてるように見えるけどきつすぎかな〜?でも、いつも履いているうちにゆるくなってしまうからこれでいいのかな?でもワイズ1なんて細すぎるかしら?やっぱりワイズ2の37の方がいいのかな?」



却下した37のワイズを念のためもう一度を履いてみる

「やっぱり小さい!間違いなく短い!」


しばらく37.5のワイズを交互に履いて悩む。


「いつもお店でちょうどいいくらいのを買うと必ずゆるくなるし、今までこれほどのフィット感は感じた事無いから、今回はワイズ1に懸けてみよう」と37.5ワイズ1に決定。


結果、大正解でした。

この時、37.5のワイズ1はお店にたまたま運良く1足だけあったのです。この体験で本当のフィット感が分かったので「運命の1足」と呼んでます。見た目のきれいさ、フィット感だけでなく、“気持ちよさ”というのがすごく決め手になりました。この靴との出会いがなければ、このサイトは誕生しなかったでしょう。

 私はレッスン中に足のむくみが取れるという特徴があるので、お店では少しきつめを選ぶようにしているということを付け加えておきます。


ポアントアイコン失敗例も・・・

失敗例もたくさんあります。参考になるかもしれないので載せておきます。

実況中継2(失敗例)

試したトウシューズはイノベーション3/4シャンク

サイズのワイズ

サイズ4.5のワイズ

4を履く

「きつい、きつすぎる。これじゃ小さすぎるなあ・・・」


4.5を履く

「ゆるい!ブカブカ!見るからにブカブカ。これじゃあ大きいなあ……」


再び4を履く

「う〜ん、やっぱりきつすぎる、窮屈だ!指も曲がってるし重なっているみたいだし……。」



しばらくの間交互に履いて「きつすぎる〜!」「ゆるすぎる〜!」と非常に困惑するが、見た目には4のXの方がぴったりだったのでお店の人に「ゆるいのは良くない」と言われ自分でも「いつも履いているうちにゆるくなってしまうし・・・」と思って4のXに決定。


結果、大失敗!!

 このトウシューズは本当に小さかった(縦が短かった)のです。どんなに履いてもちょうど良くなることも、ゆるくなることもありませんでした。このときもう1段階狭い幅がお店にあれば良かったんですが……。たぶん4.5のN(もう一つ細いもの)が私のサイズだったのだと思います。いやもしかしたら、あのきつさからすると5でワイズがもう2段階細いものがあったら良かったのかもという気がします。

 R−CLASSのワイズ1のきつさと、イノベーションのきつさは、きつさの種類が全く違っていました。『トウシューズの選び方3』の《良いきつさ・悪いきつさ》で言うと、R−CLASSは良いきつさ、イノベーションは悪いきつさの1番、2番、4番、7番、8番のタイプで、見た目上は(人から見ると)ぴったりでした。R−CLASSは履いていて気持ちよかったですがイノベーションのこのサイズはとにかく窮屈で気持ちよさがありませんでした。
 ゆるいのが良くないのは経験上分かっていましたが、このきつさは良くないというのがその当時は確信が持てなかったのです。R−CLASSに出会ってから“フィット感”という感覚が分かったので、このような間違いをすることが無くなりました。


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