お針子講座 5 (箱編)

 毎度おなじみのお針子講座。
 今回は、針でなくて、トンカチ・釘持って、木工編。
 うちのSDは、いつも出しっぱなし状態で、椅子に座ったりスタンドで立ったりしたまま、上から埃と日よけの布をかけられている。そこで、これからお出かけに連れて行く時に、トランクのような箱があったらいいなあ、と思い、トランクを作ることにした。
 まず、どういう形にするか、が問題。
 できれば棺おけ型にしてみたかったが、さすがに棺おけ持って歩くのは気が引けるので、プレーンな箱型にすることにした。それに、あの棺おけ型は、形が変形しているので、自分には作りにくいだろうな、とも思った。
 そこで、簡単な箱型に決定。
 まずは、寸法を測る。うちでは、鏡夜がロング足君で、一番のノッポさんだったので、鏡夜の寸法をもとに作ることにした。箱型なので、たて、よこ、高さを計り、それに余裕をもたせた寸法で、簡単な設計図を書いてみる。
 次に、その設計図を持って、ホームセンターへ行く。
 そこのホームセンターでは、1カット31円で木を寸法どおり切ってくれるので、材料をえらんだあと、お兄さんに切ってもらった。あとは、組み立てるだけ、のはず…。
 はい。ここで選手交代。
 ここからの組み立ては、家族に頼んだ。私は、カメラ持って突っ立てるだけ。

 まず、切ってもらった木を組み立て、木工ボンドでくっつける。
 さて、ここで問題発生。せっかく寸法どおりに切ってもらった木だが、縦横、きちんとあわない…。図を書いた時は、1センチはばの木を想定していたのに、1センチのものがなく、1.2センチになってしまったのが原因。
 そこで、微調整。結局、ノコギリで切ることに。
 ま、私は、多少でっぱってようが気にしないのだが、作る人は、きちんと作りたい、と言い張るので、おまかせします、ということに。
 これは、箱の蓋になる部分。

 こっちは箱がわのほう。
 木工ボンドだけではパキっといきそうなので、釘を打つのだが、木の材質のせいか、釘をうつと割れてくる。
 まったく困ったものだ。
 とりあえず、調整してからボンドをつけ、乾かすために一晩おいておいた。

 一晩寝かせた箱に、釘をうち、蓋の部分と箱の部分の出来上がり。

 出来上がった箱に、蝶番と留め金をつけた。
 これにあとは、もち手をつけたいのだが、もち手に適当な材料が見つからなかった。引き戸の取っ手でもよかったのだが、気に入るようなデザインのものがなかったので…。
 しかし、結局のところこの箱、頑丈にするために幅1.2センチの木を選んだせいか、重い!これを持って歩くのは、私には無理かもしれん。
 うーむ、それではなんのために作ったのだか…。

 とりあえず出来上がりということにして、お布団ひいて、鏡夜をいれてみた。
 サイズはぴったんこ。もち手があれば、持って歩けんこともない。(が、重いぞ。)

 この箱、4人座るのにちょうどよい大きさ。
 というわけで、とりあえず、椅子に…。

 さて、気になる材料費は、木材が3502円、釘、蝶番、留め金とあわせて全部で3879円でした。
 しかし、ただでさえ重いSDを入れて歩くには、ちょっと難ありです。
 もっと薄い板にすればよかった…。丈夫なほうがいいと思ったのが、仇となりました。
 それから、釘を打つと割れてくるのにも困った…。どんな種類の板がよかったのかなぁ?
 まあ、大事なSD保管用には、よいでしょう。
 和風の棺おけ型にも見えるが…。

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