洪水に喜ぶコウノトリ

平成18年7月19日午後 昨夜来の梅雨前線による豪雨で六方川が増水し、六方たんぼの河谷放鳥拠点が冠水した。
コウノトリ『連日の猛暑でいささかバテ気味だった。昨夜の雷雨は激しかったが涼しくなった。
足元まで水が流れて気持ちいい。おっと好物の小魚が泳いでる。
周囲のネットがなければ大きな鯉やナマズにもありつけるところだ。』



 
 
  拠点施設はビオトーブ水田(約50m×150m)の中に、巾22m×奥行19mの面積を
30cm程度土盛りしてその上に、巾20m×奥行15m×高4mのネットが張られたケージ
になっております。
 ケージの中はネットで2つに仕切られており、その中には水浴用プールも
設けられています。

 ケージは土盛りの上にありますので、普段はこの写真のような光景は見ることは
出来ません。・・・が、
六方たんぼは増水による冠水はよくあることですから、このようなことを想定して
飼育員が与える餌のドジョウは仮死状態にして中央の青色のプラスチック製の
たらいに入れます。
ドジョウは全て中国からの輸入品の為、たらいから飛び出して水田に入ると生態系
を乱す恐れがあるからです。

 泳ぎ、飛び跳ねる活きたドジョウをコウノトリに与えられるようにと、
今、河谷では、地元のドジョウの養殖に取り組んでいます。



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