432 LNA

NF標準機   DL9KR old type   G4DDK VLNA70       
自己流LNA (SLNA 70#1〜2 ・ SLNA 70#3〜4)
           


SLNA 70#3 (現用)


7mのお皿に10kgのfeedをsetするに当たり腕力の衰え著しく、滑車を装備して安全を確保する。
13cmfeedと取り替える為にも好都合だが少々時間が掛かる。    (2017.09.24)
sun/cs=13dB  ローカル農業ハウスの不要輻射?を避けるためSSB AFで測定。 (2017.09.25)


2017.09.15.大型台風18号襲来予報。 久しぶりに降ろしてあったfeedからLNAを取り出し点検。
NF0.25、gain 43dB、波形も変化なく無調整で点検終了。23cmLNAとともに超安定。
(2017.09.16.)




SLNA 70#3

2014.7.7.超大型台風襲来の予報を受けて梅雨前線の大雨の中feedを降ろす。
2014.7.10.台風8号は福岡を遠慮して90度方向転換、日本列島南岸を北上。
2014.7.11.基地点検の結果被害なし。きゅうりの枝が折れたくらい。ここ約1年間
全く手を付けなかったLNAの性能点検のためホームへ持ち帰る。
点検結果、蓋を開けずにそのまま測定してNF=現用0.25、予備0.3、ゲインは43dB
でF特性も現用予備とも、1年前と全く変わらず。バッチリ。蓋は開けずにそのまま
でまた、基地へ。(2014.7.15.の予定)


SLNA 70#3

しかし、その後そのままで35度以上の真夏日29日を乗り越え、3ヵ月後の今日、
台風襲来に備えてフイードを降ろしたついでにチェックしたところ、防水はOK、
無調整でNF=0.25、ゲイン43dB、F特も変わっていなかった。
その間、シングル八木局2局と交信できたのでまずまずの成績。
予備のSLNA 70#4を含めてここ当分改造の予定は無い。(2013.08.27)


長ーい春の夢から覚めて

気になっていた防水を確認するためにLNAを降ろしたついでにNFなども確認してみました。
アーラ不思議!総合NF 0.1はどこかへ消えてしまい妥当な0.3ほどしか示しません。
道理でその割にはサンノイズもG/Tも成績はあがりませんでした。(2013.6.7.)

しかし、上手く結合されたP Ampを入れることによる、RLの損失とそれに伴うNF悪化を補って
かつ、僅かの余りが出ることは間違いないようです。(2013.6.8) 

 70#3、 70#4ともにPamp1651 島貼り付け方式PC基盤を、自己流エッチング
PC基盤に取り替えました。 NF・F特波形は変わりません。 (2013.6.10.)


↑ SLNA 70#3 現用 ↓





↑ SLNA 70#4 予備 ↓  


自己流エッチング
使い残しのラッカースプレイでPC基盤の表裏を全面マスキング、オルファーカッターの背(0.3mm)でラッカーを
削り取りながら島を描き、油性マーカーで手直しして、エッチングすれば、ものの10-15分で出来上がり。 
  両面をラッカーシンナーできれいに拭き取り、スルーホール処理をすれば完了。  (2013.6.6.)  



SLNA 70−#3 その後

post amp を外して、代わりに既述400BPFだけを挿入すると、なんとNFが確実に0.05dB以上
良くなることがわかった。G4DDK VLNA70では、NFのおつりが出ない・・・と悲観していたところ
俄に元気が出てきた。  どうして良くなるのか私の頭脳では解析できないが、OLD DL9KR型で
topのチューニングを低い方へずらせるとNFが良くなるのと同じ効果かな・・・と一人合点している。
単に自作NFメーターが騙されているだけかもしれません。サンノイズなどの結果は来年のお楽しみ。
GAINが35dB ではチョット物足りないのですが。       2011.12.21.


2012.01.07.
推定総合
NF
gain (dB)
Sun noise(dB)
solar flux
 G/T
P amp
SLNA 70−#3
0.3?
35
15.5
42
7.71
non
SLNA 70−#4
0.35
48
14.0
42
6.16
yes
post ampが温度環境変化に弱いと感じたので、#3を現用とし#4はp ampを外して予備としています。
gain不足は緩んだダイヤフラムには敏感で、AFgainをかなり上げて対処しています。(2012.02.11.)




10MHz マーカーを入れたところ


SLNA 70−#4 その後(2)

12月11日、強風が収まったところでアンテナに取り付けてみると、電線雑音も全く拾わず北米ルートで
使えることが解りました。SLNA70#1よりもサンノイズが大きく、フイードの楽屋が片づくのでついに
メインLNAが交代することとなり、old DL9KR typeはすべて記念館(棚)?入りとなりました。
 
2011.12.11.
推定総合NF
gain (dB)
Sun noise(dB)
solar flux
 G/T
SLNA 70−#4
0.35
45
15.5
35
8.51

SLNA 70−#4 その後

異常はTR1の発振でした。サービスとして添付された物もNGで(完全に動作せず=取り替え作業に
手落ちは無かったと思いますが・・・)BLCさんから一括購入した物と取り替えて正常復帰。ついでに、
30年以上前に購入していた400BPF(SOSHIN BP384−430A2)が有ったことを思い出したので
post ampの前(3dBatt前)に挿入してみたところ、私のNFメーターではNFの低下は見えません。
結果は2011.12.12.以後に判明する予定。  (2011.12.02.)


SOSHIN BP384−430A2 の F特。 挿入損失4dB。




以下、SLNA70#4にBPF挿入後の 総合F特、GAIN 45dB。







電線雑音の状況

EL=10 一定
RX IF、AF GAIN 一定
AZ=65
AZ=70
AZ=75
SLNA 70−#1
−1
−2
−2
SLNA 70−#3
−2
+3
−1
+4
−2
−2
SLNA 70−#4
+12
+11

SLNA70#4のVLNA70 TR2のEDが3.2V(正規2.9V)と上昇しており、何らかの異常が発生して
いることだけ判明。 feedを3回上下させてLNAを取り替えるともうグッタリ。しばし休憩。(2011.11.27.)


想定外?の結果

SLNA70#4を11/12〜13アンテナに取り付けて試したら意外な結果となりました。
自局の引きこみ電線にfeedが近くなると(3m?)H偏波で雑音を強力に拾うことが
解りました。今までのDL9KRタイプでは経験したことがありませんでした。ビックリ!

2011.11.14. 早朝、SLNA 70#1に取り替えて見ると雑音はVHとも全くなし??
2011.11.14.
推定総合NF
gain (dB)
Sun noise(dB)
solar flux
 G/T
SLNA 70−#1
0.3?
55
16.0
44
8.03
solar flux は4局の平均=(47+41+47+39)/4=43.5




SLNA 70 の 総決算

2011.10.31.
推定総合NF
gain (dB)
Sun noise(dB)
solar flux
 G/T
SLNA 70−#3
0.4
48
15.5
41
7.82
SLNA 70−#4
0.35
50
16.0
41
8.34


SLNA 70−#1 = old DL9KR 1/2 + 3dBatt + post amp
SLNA 70−#2 = old DL9KR 2/2 + 3dBatt + post amp
SLNA 70−#3 =G4DDK VLNA70 1/2 + 自作3dBatt + post amp
SLNA 70−#4 =G4DDK VLNA70 2/2 + 自作3dBatt + post amp



SLNA 70-#4

自己流最終版? (予定は未定・・・)
G4DDK VLNA70 2/2 + POST AMP 2/2



post ampの隔壁の違い(1/2=pc基盤、2/2=0.5tCu)がF特に影響が有るのでしょうか?・・・。
#3、#4ともにgainは60dB以上とれますが、NFとの兼ね合いで、こんなところで落ち着きました。










SLNA 70-#3

G4DDK VLNA70 1/2 + POST AMP 1/2

とりあえず防水ケースに収容、ポストアンプを接続したが自作固定ATTのせいか、NFのおつり?は出なかった。













G4DDK VLNA70(=VLNA2+ 70cm)

DUBUS 3/4 に掲載されたVLNA70 kitを早速取り寄せてみた。結果は上々でマニュアル通りに
部品を置いて行くだけ。コイルのcut&tryもなし、データ通りに巻き写真のとおりに取り付けるだけ、
通電後はTR1のバイアスを調整するだけです。

NF(dB)推定
GAIN(dB)
TR1 Edr(V)
TR2 Edr(v)
VLNA70 1/2
0.35
38
1.56
2.89
VLNA70 2/2
0.35
39
1.49
2.87

この手軽さでこの成績・・・。手っ取り早く432EMEを聞きたい・・・という方にはおすすめです。
別途、防水ケースに収容すれば、VLNA2(23cm)の例も有りますから結構長期使用に耐える
と思っています。  (2011.10.04)


VLNA70 1/2 のF特


VLNA70 2/2 のF特




SLNA 70 (自己流)

DL9KR old type + 3dBatt + post amp

SLNA-23に味を占めて432 LNAでもpost ampを試して見ましたら良い結果を得ました。
本体とpost ampとの間に10mの5DSFAを使うと全くのNGで、post ampの室内設置は
意味が無いことを思い知りました。2ステージ+1ステージのLNAと考える方がわかりやすく
ならば2ステージよりもNFが良くなっても不思議はない・・・・ではないか?・・・と。   

post ampはTC結合C同調・MGF1302・75Ω抵抗負荷・ソース抵抗でゲイン調整するもの。
2ステージ本体は20年前の1991年夏製作、NFを求めて初段のMGF1402はFHX35に変わり、
今年MGF4919Gに変更したがNF・gainに大きな差はなかった。

2ステージ本体は普通にNF最良点を求め、post ampを継ぎ足してから全体のNFとgainを
見ながらTC・C・ソース抵抗を大胆に調整する。入力には3dBATT。接続コードは3D2Vの
BNCP−BNCP先端で555mmの在り合わせを使ったが、長さの影響なども考慮すること。
2ステージよりもgainはあがるし、NFも確かに0.1以上は良くなる。入力解放で発振しない。
之を以て432LNA改良シンドロームからは解放されます・・・・。     (2011.07.18.)

SLNA−70−#1


下は2ステージ本体のみの周波数特性。入力は−70dBm。GPS10MHzOSC利用の高調波
マーカーで校正したらスペアナ表示は430.9=432となった。    (TNX JA5FNX)


上記2ステージ本体にpost ampを接続、調整後の周特。NFは推定0.3。 gain約60dB。


SLNA−70−#









DL9KR old type

現用・予備機の設定状況   (2010.3.23.)

LNAもいろいろ作りましたが結局これに落ち着きました。 (1991年夏製作のもの)
JA4BLC又賀さんの翻訳記事(HAM Jarnal No.60)をできるだけ忠実に再現したものです。


スペアナ測定入力には調整中のLNAの発振に備えて常に10dB同軸ATTを挿入しています。
スペアナ本体max20dBm+10dBで30dBmまで安心....?


トラゼネの入力。      gainは42dBほど、


自作NF測定器用の自作ノイズ源(NC304)入力。     NFは0.4dBほど。


同上ノイズ源入力で、スペアナ入力の10dBattを抜いたところ





        1991年10月12/13日松江の第3回EMEミーテイングに持ち込んだものをまだ現用して
        います。  初段のMGF1402がFHX35に変わっただけです。
        何回か水没して右上のDC供給回路はアチコチ錆が出ています。総重量400グラム。

このLNAはどのようなFEEDの使用条件でも発振しませんので、今だに手放せない逸品です。
測定中の入力オープンでは発振しないと威張っていてもいざfeedに取り付けるとRLのon offで
様々な発振を演じているLNAが多い中でこれだけは、最後の切り札として奥座に鎮座しています。

               

HP8620cからの入力−90dBmのアンプ出力。ゲインは37dBほど。
入力オープンでも発振しません。


DL9KR CAVITY TYPE (1600g )

NF標準機の現在の設定状況    (2010.Mar.23.)



gainは約42dB


NF測定用のNOISE源を入力したところ。    このギザギザ山が大きいほどNFは良い。

このNF標準機で、故JA1AUH後藤氏の記事を頼りに作ったオートマテイックNFメーターを
0.4dBに調整し、作業中時々校正しています。
下の写真のものは、のちに後藤氏のお世話でいくつかまとめてPC基盤を複製された時にメーター
と一緒に分譲していただき、組み立てたものです。(1992.9.28.完成)       この前に
JA4BLC又賀さんからハッパをかけられて手配線で穴あきPC基盤に組み立てたものも健在で、
(1991.4.16.完成)外部メーターを延長してアンテナ直下のLNAを調整するために
サテライトで活躍しています。








2000年10月、DL9KRのキャビテイタイプと称するものを作りましたが、欲くを出して厚さ5mmの
銅板を使ってしまったため、総重量1600グラムにもなりフィードに取り付けあぐねております。
NFは目に見えて0.1dBほど良いので我が家のNF標準機として稼働中。

絵の中のNF=0.15が見えた方が悩んでおられるやに聞きましたが、数個の比較試験を行う過程において
手作りNFメーター(絶対値は見えない)の目盛り間隔の広い部分で微妙な差異を見ようとしてそのままの
数値を記録したまでのことです。解る人(普通のEMEer)には解る筈・・有ったらお耳にかかりたい・・と、
将来の願望を含めて楽しんでいるところです。
蛇足ながら、NFの数値で外来雑音が抑圧されるわけでもなし、0.2あたり以下にするにしても、宇宙雑音
の影響を考えれば無駄な努力、手に入る測定器の確度も0.1dB程度、このあたりの絶対値にこだわる
よりも、測定器とは入力条件が個々に違っているアンテナに実装した後、如何にbestに調整できるか・・、
さらに欲を言えば、如何に雑音の少ない場所を選ぶかにこだわるのが先でしょう。















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