Xalan はXML文書をHTML, text 並びに他のXML文書型へ変換するためのXSLTプロセッサです。
"Xalan is an XSLT processor for transforming XML documents into HTML, text, or other XML document types."
以下ではつぎの環境を前提にしています。
※ Windows2000以外の環境では試していません。また Cygwin 環境は必須ではありません。
あらかじめ Xalan と Xerces のためのインストールディレクトリを設けておきます。
たとえば /usr/local/xmlapache など。これを以下 $XML_APACHE と呼びます。
まず Xerces C++ からインストールします。
apache.org のアーカイブ http://archive.apache.org/dist/xml/ から
をダウンロードします（バージョンは変わってることがあるから適宜読みかえること）。
これを $XML_APACHE に置いて、まずチェックサムを行います。チェックサムは Cygwin の場合
$ md5sum -c xerces-c_2_5_0-windows_nt-msvc_60.zip.md5
で出来ます。うまくいけば
xerces-c_2_5_0-windows_nt-msvc_60.zip: OK
と出るはずです（うまくいかなければダウンロードしたファイルは怪しいということ）。
つづいて md5sum -c xerces-c_2_5_0-windows_nt-msvc_60.zip を解凍・展開します。
$ unzip xerces-c_2_5_0-windows_nt-msvc_60.zip
xerces-c_2_5_0-windows_nt-msvc_60 ディレクトリが作られているはずです。
やはりアーカイブ http://archive.apache.org/dist/xml/ から
をダウンロードします。
これを $XML_APACHE に置きます。
Xalan-C_1_8_0-windows_2000-msvc_60.zip を解凍・展開します。
$ unzip Xalan-C_1_8_0-windows_2000-msvc_60.zip
Xalan-C_1_8_0-windows_2000-msvc_60 ディレクトリが作られます。
.bash_profile に次の行を書き加えます。
xmlapache=/usr/local/xmlapache PATH=$PATH:$xmlapache/xerces-c_2_5_0-windows_nt-msvc_60/bin:$xmlapache/Xalan-C_1 _8_0-windows_2000-msvc_60/bin
※ 変数 xmlapache は$XML_APACHEに設定すること。上の例は XML_APACHE=/usr/local/xmlapache の場合を想定してある。
これで Cygwin の起動と同時に xalan が使えるようになっているはずです。
ホームディレクトリから
$ xalan
を実行してみてください。
Xalan version 1.8.0.
Xerces version 2.5.0.
Usage: Xalan [options] source stylesheet
Options:
-a Use xml-stylesheet PI, not the 'stylesheet' argument
-e encoding Force the specified encoding for the output.
-i integer Indent the specified amount.
-m Omit the META tag in HTML output.
-o filename Write output to the specified file.
-p name expression Sets a stylesheet parameter.
-t Display timing information.
-u Disable escaping of URLs in HTML output.
-? Display this message.
-v Validates source documents.
- A dash as the 'source' argument reads from stdin.
('-' cannot be used for both arguments.)と表示されれば正常です。