テンジクダイ科魚類の採集及び輸送中の管理について

車で通える範囲の採集場所で採集した魚の輸送方法についてはこちらでまとめています。しかしテンジクダイ科など皮膚が弱かったりする魚の輸送には気をつけなければなりません。ここではこれらの魚を採集・輸送管理の実際を写真と解説文でまとめてみました。

5月に採集したスダレヤライイシモチです。この個体は輸送中のダメージが原因で死亡してしまいました。輸送中のダメージが大きいと、鰭が溶けたり口が爛れたりします。しかし、これはちょっとした工夫で防ぐことができます。テンジクダイは美しいけど、輸送して飼育してもすぐ死んでしまう・・・と嘆く貴方に朗報かもしれません。


1 採集及び輸送に使用する道具

網:網は普通の採集用の網でかまいません。

エアポンプ・エアチューブ:こちらから。エアストンは使用しません。

ろ過装置:投げ込み式のろ過装置を使用します。ホームセンターでも購入できます。このタイプであれば、エアポンプから繋げられ、コンセントがいらないので便利です。

うつわ:テンジクダイの仲間はスレに弱いので、網からバケツに移すときに水ごと掬えるようにします。虫かごや計量カップなどです。


2 採集の際に気をつけるポイント
先述したようにテンジクダイの仲間はスレによわいので網からバケツに移す際にうつわを使用して移してあげることをお勧めします。面倒くさいかもしれませんが、安全な輸送のために・・・。

3 ストックの際に気をつけるポイント
ろ過装置を繋げていても水温が上がると水は劣化しやすいので、直射日光にさらされるような場所は良くありません。岩陰、車の影など直射日光からバケツを守るような工夫をすればよいと思います。

4 新鮮な海水
いくらろ過装置を繋げていてもやっぱり海水は新鮮なものが良いです。持ち帰る前に水を換えてあげると良いと思います。水換えする場合は魚を別のバケツに移して行うことをおすすめします。そうすれば逃げる心配もありません。

5 応用編 
沖縄で採集したテンジクダイ類は飛行機で運ぶことになると思われますが、その間水換えができないので困ったものです。大き目の容器で輸送し、ついでにペットボトルに新鮮な海水を汲み、魚と一緒に運ぶと良いかもしれません。

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