スミウキゴリ Gymnogobius petschiliensis   (Rendahl)


2007年2月24日、愛媛県宇和島市の河川で採集。

分布 北海道〜九州、朝鮮半島。
特徴 ウキゴリの仲間は互いによく似ているので正確に同定するのは難しい。本種の第一背鰭には黒色紋がなく、尾柄部にある黒色紋がY字状でないなどの特徴でウキゴリやシマウキゴリと区別できます。
生態 河川下流域・汽水域に生息します。卵は淡水域で産みますが幼魚はいったん海に下ります。甲殻類などを主に捕食します。幼魚は春〜初夏に多く見られます。
採集 採集は難しくありません。河川の下流域などでよく採集できます。
飼育 採集時の状態がよければ飼育は難しくはないと思います。しかし、採集の仕方が悪い(傷つけてしまう)と数日で死んでしまうことがあります。これはテンジクダイ科魚種すべてに当てはまりますので注意しなければなりません。
食味 近い仲間のイサザは佃煮などで食用となるようです。
注意 特になし。
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会
WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/index.htm
日本魚類学会 http://www.fish-isj.jp/index.html

関連項目:汽水のハゼ

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