セイテンベラ Halichoeres scapularis   (Bennett)


2007年10月、高知県で採集。

分布 和歌山県以南、紅海・東アフリカ〜パプアニューギニアにいたるインド・西部太平洋。
概要 体色は白っぽく、体側にはミツボシキュウセンにはない黒色帯があるが、小さい変異が何種類か知られている(以上は雌の特徴)。雄はミツボシキュウセンに似るが、尾柄部に暗色紋は見られない。
サンゴ礁域、岩礁域やその周辺の砂底で見られる普通種だが、本邦ではミツボシキュウセンに比べると少ない。食性は肉食性で主に甲殻類やゴカイ類を捕食。餌場ではカミナリベラやヒメジ類などと群れを形成することが確認されている。危険がせまったときあるいは夜間の睡眠時は砂に潜る。
採集 ミツボシキュウセン同様浅い岩礁や礫底、砂底で見られる。ただし個体数は少ない。ミツボシキュウセン同様に動きが速いが、2本の網があれば比較的容易に採集が可能。
飼育 飼育は容易。寝床を確保する目的で砂を敷くとよい。他の魚との混泳は問題ないが甲殻類などは食べてしまうことがある。
食味 まだ食べたことはない。
注意 特になし。
文献 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京.
WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/index.htm

Fishbase http://www.fishbase.org/search.php
リンク ミツボシキュウセン

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