ミツボシキュウセン Halichoeres trimaculatus (Quoy and Gaimard) 硬骨魚綱 スズキ目 ベラ科
ミツボシキュウセンの幼魚です。 まだ色合いは白っぽく、眼前方に黄色の帯があります。 2007年9月22日、高知県で採集。 |
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2007年8月に沖縄県で釣り採集 |
分布 | 和歌山県以南、クリスマス島・オーストラリア西部〜中部太平洋まで。 |
概要 | 雄で体色差がある。雄の色彩は鮮やかな緑色、雌の体色は白色。雌雄ともに頭部に赤い斑紋がある。体側に3つの黒色紋があるが、そのうち尾柄部のものが最も目立つ。浅いサンゴ礁域やその周辺の砂底に生息する普通種。群れで生息し、他のベラと群れていることもある。肉食性で甲殻類やゴカイなどを好む。夜間は砂に潜って眠る。 |
採集 | 幼魚は浅い砂底やサンゴ礁域でヒメジ類や他のベラ類と一緒に群れている。本種は動きが素早くなく、比較的容易に採集できる。成魚は動きが速いので、釣りで採集するのがよい。 |
飼育 | 丈夫で飼育は容易。夜間は砂に潜るので、砂を敷くのがよい。餌食いはよいが、大きな個体は同居するエビやカニを食べてしまうことがあるので、注意する。他の魚とは混泳可能。幼魚はサンゴ水槽での飼育も可能。成魚は夜間の休息時、砂を巻き上げるので注意。 |
食味 | キュウセン同様、肉は白身で柔らかく美味。 |
注意 | 特になし |
文献 | 中坊徹次編、2000 日本産魚類検索 第二版. 東海大学出版会、東京. WEB魚図鑑 http://fishing-forum.org/zukan/ Fishbase http://www.fishbase.org/search.php |
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