2007年採集の記録 3

8月24日
実家の近辺の小川などで採集してきました。その小川は用水路のような感じで、ドジョウやメダカ、イトモロコなど緩やかな流れを好む魚が多数見られます。オヤニラミの姿が沢山確認できました。絶滅の危険性はこの近辺で見れば低そうです。


8月29日
高知で採集するのは6月以来となります。この日は大潮だったようで、かなり潮が引いていました。
水中に潜ってみると、ガンガゼの合間にニシキフウライウオが見られました。この魚はあまり動かないので楽に採集できます。さらに岩場でイシヨウジ、カミナリベラなどを採集。しかしここでアクシデントが。なんと波が来てバケツの中の魚がみんな出てしまいました。
しかしめげずに潜ってホシテンスを何とかゲット。そのほか、小さな根のところに青地に白いラインの小魚。なんとサザナミヤッコです!網に何とか収めて、ゲットしました。さらにサザナミヤッコの近くに擬態した小魚。これはヨメヒメジです。極小サイズのヒメジは未だ飼育経験がありませんが、お持ち帰り。このほかは釣りでナミマツカサやケラマハナダイなどもゲットしました。
 
   テングハギ幼魚               ヨメヒメジ

タナゴの仲間ではやや大きめのカネヒラ。初採集です。全長10cmを超えます。霞ヶ浦では移入種とされ、問題視されています。残念ながらこの個体は採集した翌日死亡してしまいました。

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9月22日

約ひと月ぶりの海採集となります。この日は仲間3人との採集でした。私以外は高知で採集するのは初めてです。潜っていて早速フウライチョウチョウウオを発見。網を出して採ろうとします。しかしそのよこからくねくね泳ぎのかわいらしい魚!ヒレグロコショウダイ、ゲットです。その後は好調でひと網でコバンヒメジ・オオスジヒメジをゲット、更にはミツボシキュウセン、フウライチョウチョウウオ、標本用にカミソリウオなどもゲットしました。ただこの日はクラゲが多く、あちこち刺されまくりました。


仲間では巨大なタコや、イトヒキアジを釣っている人もいました。

10月13日

足の怪我が治り、久々の採集です。この日は異様に水温が低く感じました。天気が曇りだからでしょうか。この日は他にも事情があり、早めに水からあがりましたが、それでもミツボシキュウセン、コウワンテグリなどを採集することができました。夜間には防波堤採集でアカテンモチノウオをゲット。まだあと二月は楽しめそうですよ。

11月23日
この日はよく採集に行く仲間と一緒の防波堤めぐりです。この日は仲間は潜らず陸からの釣り、私は浅瀬で泳いで、いや、もがいておりました。この日はホンソメワケベラの小さいのやハシナガウバウオ、キホシスズメダイなど数種類の小魚をゲットしました。ホンソメワケベラの細いサイズはこのころに多いようです。去年も12月に小さいものを採集しました。

ハナアイゴです。この魚は去年は1匹も見ませんでしたが、今年は沢山見られました。当たり年ですね。