SCSIのお勉強
Small Computer System Interface

LAST UPDATE 2002/7/22

規格

規 格

名   称

バス

最大転送速度

最大接続数

最小ケ−ブル長

最大ケ−ブル長

主なコネクタの種類

SCSI-1

SCSI

8bit

5MB/秒

7台

6m

50ピン低密度

SCSI-2

Fast SCSI

8bit

10MB/秒

7台

30cm

3m

50ピン高密度

SCSI-3

Ultra SCSI

8bit

20MB/秒

7台

1.5m

50ピン高密度

Wide Ultra SCSI

16bit

40MB/秒

15台

3m

68ピン高密度

Ultra2 SCSI

16bit

80MB/秒

15台

12m

68ピン高密度

Ultra3 SCSI

32・64bit

160MB/秒

15台

12m

68ピン高密度


この他にも種類はあるがマイナーなため現在ショップで売られているのは、上の表のSCSI-2かSCSI-3の物です。
又、Ultra SCSIは、最大ケーブル長が1.5mですので実際には、7台の機器を接続するのは、無理だと思います。
パソコン関係もそうですが、数字は、それ程あてにならない物が殆どです。 最大転送速度も、あくまで計算上で、実際それ程違いが有るとは思えません
大体、話半分位に考えていた方が人生楽です。(おいおい)


選ぶコツ

1. 接続する機器によって選び方は違う
  例えば、CD-R・ZIP・スキャナ・MOだけならSCSI-2でじゅうぶん

2. 1台のみの接続しか考えてないなら、その機器の動作確認済みの物なら何でもOK
  SCSIボードとのセット物が有るなら一番良いかも

3. 将来、複数の周辺機器を接続するつもりなら、アダプテックが良いんじゃないかな
  他社の製品と比べると多少高いが、ほとんどのメーカが動作確認してるため相性の心配が少ないと思います。

4. 他社製品もそうでしょうが、売れ筋はUltra SCSIかUltra Wide SCSIあたりでしょう。
  初めて購入するならこの辺選んどけば、ほぼ間違いないと思います。
  サーバに使うのならともかくUltra2 SCSIやUltra3 SCSIまでは必要ないと思います。(金に糸目を付けないと言うなら別)
  ちなみに私は、使用している周辺機器のほとんどがSCSI-2対応なので高いの買ってもねー
  と言うわけでAHA-2920C(今では、生産終了)買いました。 あと接続台数が多いので心配だったせいもあって

5. SCSI-3を買っとけば下位互換のためSCSI-1・SCSI-2の機器も接続可能(但し、転送速度は当然落ちる)

6. SCSI対応の周辺機器であれば、私のように内蔵と外付けの混在も可能です。
  (但し内蔵する場合は、空きベイが必要です。)

余談 ノートPCをお使いの場合、下表には、掲載していませんので、お手数ですが各社ホームページやカタログでお調べください。
    又、複数の機器を接続出来るからといってノートPCに沢山の機器は、接続しない事。 (だってノートの意味無いじゃん)
    私が思うに、パソコンを選ぶときは、用途にもよるとは思いますが、最初は、デスクトップ型(何つっても安い)を購入して、暫く使い
    どうしても必要ならノートPCを追加購入(その頃は、安くなっているハズ)したほうが良いんじゃないかな。 その際、思い切って家庭内LANってのはどう?
    プリンタやその他周辺機器も共有して使えて、有効活用出来るぞ! ノートPCに至ってはLANケーブルだけで済むし、いい事づくめって感じ
    詳しくは、「家庭内LANのすすめ」をみてね!!


買うなら、どれがいい

アダプテック製のSCSIカードは業界標準と言っても過言では、ないくらいだと思います。
この他にも、有りますが大体、下表の物が一般的じゃないかな(勿論、他社にも良い物が有りますが

メ−カ名

製 品 名

バ ス

規    格

SCSI BIOS

アダプテック

AHA-2915LP

PCI rev.2.2

Ultra SCSI(SCSI-3)

未搭載

AHA-2930LP

PCI rev.2.2

Ultra SCSI(SCSI-3)

搭載

AHA-2910C

PCI rev.2.1

Fast SCSI(SCSI-2)

未搭載

AHA-2930U

PCI rev.2.1

Ultra SCSI(SCSI-3)

搭載

AHA-2940AU

PCI rev.2.1

Ultra SCSI(SCSI-3)

搭載

AHA-19160

PCI rev.2.2

Ultra160 SCSI(SCSI-3)

搭載

AHA-29160N

PCI rev.2.2

Ultra160 SCSI(SCSI-3)

搭載

AHA-29160

PCI rev.2.2

Ultra160 SCSI(SCSI-3)

搭載

AHA-39160

PCI rev.2.2

Ultra160 SCSI(SCSI-3)

搭載

最近では、ATAPI接続(DVD・CD-RW等)の物やUSB製品等に押されてか、各社SCSIカードの価格も、だいぶリーズナブルになってきているような気がします。(今がチャンス?)


注意

1. デスクトップパソコンではPCI接続以外の物は、なるべく買わないこと。
  あなたのパソコンにPCIバスが無い、もしくは空きが無いと言うならSCSIボード買う前にパソコン買い換えた方が良いかも

2. ケーブルの値段は、ピンからキリまで有るがハイ・インピーダンスでメーカ指定の物買っとけ
  規格外の物だと接続した機器を認識しない事やHDD等のハングアップの原因にもつながる。
  また、コネクタの種類がやたら多いので購入の際には確認しとけ(間違うとピンが折れたりしてしまうぞ)
  ケーブルの長さも、それぞれの規格に合った物を選べ(長すぎても短すぎてもだめ)

3. ほとんど付属していると思うがターミネーター(終端)が必要です。 スキャナ・ZIP等、設定で終端出来る物も有る。
  (スキャナ等は通電してないと有効にならない事があるので、必ず電源入れとくか、たまにしか使わないので有れば別途終端を付ける事)

4. 複数の機器を接続する場合ID番号は0番から順番に付け、番号をダブらせないように設定する。(ZIPは、5番と6番しか選べない)