木の部 |
行 | 地方名 | 番号 | 本名 | 漢字名 | 科目 | おもな自生地 | 用途など | 説明文 |
あ | あかやかん | 1 | うすのき | 臼の木 | ツツジ科 | 峰や丘地 | 実は食。庭植。 | あかうすごといって実は赤く臼の形をしてる。まばらにつき甘酸ぱく食。小木で花は丸形。 |
あきび | 2 | あけび | 木通・通草 | アケビ科 | 藪地、山路脇 | 実を食用。つるを工作。 | 当地の自生種はみつばあけび。実は大形、白・青・紫色など。中の実は甘く種が多い。外皮は苦い。料理に。 | |
あくしょぐさ | 3 | はなへりのき | 鼻嚏の木 | ツツジ科 | 草原、低山の丘 | 蛆殺しなど。 | あせびの類似種で毒。昔蛆殺しに用いた。葉はややざらざらしてる。若茎は緑。古くなると茶色に。 | |
あずき | 4 | うらじろようらくつつじ | 裏白瓔珞躑躅 | ツツジ科 | 山中 | 観賞に庭植。 | 5,6月ごろ薄紫の丸型小花密集。下向き。ドウダンツツジに似ているが異種。葉に付いた白い物昔食べた。 | |
う | うつぐえ/い | 5 | たにうつぎ 注文↓ |
谷空木 | スイカズラ科 | 荒地 | 若芽食用。花観賞。 | 当地の種はたにうつぎ。花が密集。ピンク。めったにないが白花も。昔若芽を飯に入れ食った。 |
うらじろ | 6 | しゃくなげ | 石南花・石楠花 | ツツジ科 | 深山山中 | 観賞用。庭植。 | 当地の深山に自生はあずましゃくなげ。春ピンクのやや大形の花密集。美しい。庭植えに高価。 | |
え | えんざくら | 7 | おおやまざくら | 大山桜 | バラ科 | 山中 | 花を観賞。公園へ。 | 五月始め山中にピンクの花は見事美しい。三日ほどで散る。実は大きいが苦い。外皮を細工物に。 |
お | おおかめ | 8 | はくうんぼく | 白雲木 | エゴノキ科 | 山中 | 採蜜。種から油。 | 葉はだ円。大きく厚く毛が有。初夏白の花を房状に下り咲く。蜂の蜜源。種から蝋を採った。 |
おおかわ | 9 | うりはだかえで | 瓜肌楓 | カエデ科 | 山中 | 皮を編み物 | 大木にならず株立ちか。普通皮を用いて編ふとする。実は房状に下る。木の肌は緑で黒い斑有る。 | |
おかめ | 10 | むしかり(おおかめのき) | 虫狩 | スイカズラ科 | 窪地、湿地 | 花を観賞。採蜜。 | オオカメの木とも言うらしい。葉は丸形で大きく春白くガクアジサイに似た花を開く。養蜂家の蜜源。 | |
おこぎ | 11 | うこぎ | 五加 | ウコギ科 | 低山沿え | 若芽食用。実は薬用。 | 普通枝に刺があるがないのがヤマウコギ?若芽を料理に、種は黒い。根皮を干して漢方薬。 | |
か | かきつばき | 12 | むくげ | 木槿 | アオイ科 | 庭植 | 花を観賞のため | 花を見るに庭に植えた。色はさまざま八重花も有。大花を夏より秋にかけて咲く。一日花。白花を薬に。 |
き | きいちご | 13 | もみじいちご | 紅葉苺 | バラ科 | 藪地荒地 | 実は生食。ジャム。 | 春に白い花を。実は黄色で柔らかく甘い。生食やジャムに。刺が有る。二年生で二年目に実が付く。 |
きんすだれ | 14 | えにしだ | 金雀枝 | マメ科 | 庭植 | 花を観賞。活花。 | 花を見るに庭へ観賞用。マメ科独特の花を密に付け咲く。黄色赤の混じったの、白花も有る。 | |
く | くうはなつつじ | 15 | さつきつつじ | 五月躑躅 | ツツジ科 | 山中 | 観賞用に庭植 | 山中に五月中は赤く咲き乱れる。昔子どもが花を採って食べたので食う花つつじの名が有る。 |
くまごづる | 16 | くまやなぎ | 熊柳 | クロウメモドキ科 | 沢沿え等 | 薬用。つるを工作。実は食。 | 非常に丈夫なつるが生える。実はぶどう状に熟し渋み有る。食べられる。材は硬く利用。つるを漢方薬に。 | |
こ | こうのき | 17 | かつら | 桂 | カツラ科 | 山中 | 葉を干して香。材使用。 | 葉香の原料。香りが良い。春の萌木の色が美しい。喬木に成長し材を種々の用途として。 |
こくわ | 18 | さるなし | 猿梨 | マタタビ科 | 山裾沿え | 実は食用。つるを工作に。 | つる性で雌雄有る。実は熟すると美味でこくわ酒など。つるはまたたび同様に。家具材に。 | |
こしゃっぽ | 19 | こしあぶら | 漉油・金漆 | ウコギ科 | 山中 | 若芽食用。材を利用。 | 木は灰色つるつるしてる。若芽をてんぷらなど。木材は柔らかく用途が広い。類似種たかのつめ。葉3葉である。 | |
こんめざくら | 20 | にわざくら | 庭桜 | バラ科 | 庭植 | 花を観賞。庭へ。 | 観賞用として庭植え。花は八重のピンクで密に咲く。美しい。実は付かない。丈も大きくならない。 | |
さ | さだんきょ | 21 | プラム | 畑植 | バラ科 | 畑植 | 実を食用のため畑へ | 食用として畑植え。春に白い花を。夏から秋実る。改良種で種類が多い。実は甘酸が特徴。 |
さなずら | 22 | さんかくづる | 三角蔓 | ブドウ科 | 山中 | 実は食。つるは細工へ。 | ぶどうより酸味なく甘いが小粒でつるも細い。いくら食べても舌が割れない。蔓は細工物に。 | |
さわなし | 23 | ずみ | 桷、酸実 | バラ科 | 窪地、湿地 | 観賞庭植。実は酸を。 | 実は小粒で赤い。すごく酸ぱいが特貭(?)酢を作るに良いかも。花や実は見るに庭植などに。 | |
さんなめし | 24 | りょうぶ | 令法 | リョウブ科 | 山沿え、山道脇 | 新芽食用。材加工。 | 若芽を食用としててんぷらなど美味。実があせびに似てるので違いのない様。木はわかんじきへ。 | |
し | しばぐるみ | 25 | はしばみ | 榛 | カバノキ科 | 山裾沿え | 実は生食でも | 当地のはつのはしばみで実がきんちゃく形。雌雄異株。実が殆ど付かない。実の中実は生でも旨い。 |
しばざくら | 26 | ちょうじざくら | 丁子桜 | バラ科 | 山路脇 | 活花。実は食。 | 山道脇などに咲く小型の桜。さくらんぼは甘く旨い。大木にならない。花はやや小形。実が良く着く。 | |
しょうぶ | 27 | はえいぬつが | 這犬栂 | マツ科 | 山中 | 実から油。材活用。 | ときわぎ。葉は針葉で裏が白い。先が鋭くない。実は昔油を採って灯火に。材は丈夫で網の親木。 | |
す | ずえ(い)のき | 28 | きぶし | 木五倍子・木付子 | キブシ科 | 山中 | 活花。実を媒染に。 | 昔の子供は若木の芯を突き抜いて遊んだ。白いふわふわしたものを実釣状に下る。干して粉として媒染に。 |
せ | せのき | 29 | はりぎり | 針桐 | ウコギ科 | 山中 | 若芽食。材は活用。 | 大木になる。若いうち刺が有る。若芽は食べられる。木材を下駄、板材、臼材、家具材として。 |
そ | そこず(→草の部) | 30 | そくず | 蒴△ | スイカズラ科 | 藪地など | 薬用として | にわとことは異種。草状で大きくはならない。にわとこ同様な白い小花と赤い集花。独特の臭み。薬として。 |
そっとめ | 31 | みやまがまずみ | 深山莢蒾 | スイカズラ科 | 山の裾、柴立中 | 実は食用。 | 5~6月頃白い小花が密に丸く咲く。秋赤く熟した密集した小粒の丸い実は食べられる。酸っぱい。 | |
そねのき | 32 | みねばり | 峰榛 | カバノキ科 | 山中 | 薪炭材。飾り。 | 峰ばったところに自生が多い。木の肌はデコボコしてるが割合い斧で折れる。木材は飾りに良い。 | |
た | だいまなく | 33 | けなしやぶてまり | 毛無藪手毬 | スイカズラ科 | 山の裾、柴立中 | 花を観賞。切花。 | ガマズミの一種だが花も実も大形。昔実は毒だから食べるなと。毒ではないらしい。ケナシヤブテマリ。 |
たかさごいちご | 34 | ばらいちご | 薔薇苺 | バラ科 | 荒地 | 生食、ジャム等加工 | 荒地や荒畑などに。すごく硬く黒い刺が有る。実は赤黒く熟す。苦味有るが食べられる。刺に注意。 | |
だごさしのき | 35 | みずき | 水木 | ミズキ科 | 山中 | 正月飾り、庭木など | 野山に自生。若枝が赤い。枝ぶりが開く。正月に団子を挿し飾る。火災に合わぬ様。庭植え。 | |
つ | つちいちご | 36 | くさいちご | 草苺 | バラ科 | 草地 | 実は食べられる | 草状の苺で草地などに。赤く熟した実は少し固いが食べられる。酸味強く甘み少ない。実は多い。 |
つづらご | 37 | ひよどりじょうご | 鵯上戸 | ナス科 | 山の裾、草地 | 薬用として | 薬草の一種。つる性で他のものに絡って育ち、太い蔓に。秋赤く熟した実を病気のツヅラゴへ用いる。 | |
て | てんぷくなし | 38 | けんぽなし | 玄圃梨 | クロウメモドキ科 | 山中 | 実は食。二日酔いにも。 | 花は白の小花。実は球形とあるが落ち実はアメーバー状。香り良く甘い。二日酔いに良いとかの説も。 |
てんまりざくら | 39 | おおでまり | 大手毬 | スイカズラ科 | 庭植 | 花を観賞用 | 庭植に見られる。オオデマリ。白く集花大きく丸く球状。観賞用。小型のコデマリも有る。 | |
と | どくつつじ | 40 | れんげつつじ | 蓮華躑躅 | ツツジ科 | 原野、湿地 | 花を観賞。庭植に。 | 原野に自生。5月頃オレンジ色の花が。香りが悪し。観賞に庭植え。花は大形集花。赤や黄も。 |
とりき | 41 | くろもじ | 黒文字 | クスノキ科 | 山の裾地 | 材爪楊枝。茶の活花。 | 春黄色い小花。枝を折ると香りが良い。お茶の時の活花。 | |
とりもちのき | 42 | もちのき | 黐の木 | モチノキ科 | 深山中 | 皮よりとりもち材。家具 | 深山に自生が多い。金持ちになるよう庭植。常緑樹。黐の木と山車がある。 | |
42 | やまぐるま | 山車 | ヤマグルマ科 | 深山中 | 皮よりとりもち材。家具 | 深山に自生が多い。金持ちになるよう庭植。常緑樹。黐の木と山車がある。 | ||
な | なにわず | 43 | おにしばり | 鬼縛 | ジンチョウゲ科 | 林の中 | 鉢植え | 小形の植物で林の中に稀に見られる。常緑。木をどんなに曲ても折れないのでオニシバリ。 |
ね | ねむりこ | 44 | ねむ | 合歓 | マメ科 | 河原や山に。 | 花を観賞。材加工。 | 河原や山中にも夏ピンクの細い糸花が集花。一日花。葉は夜眠るごとく閉じる。香としても色良し。 |
の | ので | 45 | ぬるで | 白膠木 | ウルシ科 | 原野、林の中 | 五倍子を媒染に | 木の色は赤み。葉うるしに似る。秋に紅葉。花は8月頃白く小花が密集房状に下る。実は白粉を吹き媒染。 |
は | はなのき | 46 | いたやかえで | 板谷楓 | カエデ科 | 山中 | 材家具材 | 春早く小花を。葉やや大きく掌の形。普通いたやかえでと言うが専門家が知るところ。材は固く広く使用。 |
○ | 46 | はなのき | カエデ科 | 本名の木も有る。春の花秋の紅葉も美しいという。 | ||||
ひ | びんかがみ | 47 | はえいぬつげ | 這犬黄楊 | ツゲ科 | 窪地や湿地 | 庭植などにも | 葉は丸く小さく厚い。木そのものの形が良い。大きくならず実は黒く丸い。庭植えにして観賞する人も居る。 |
ふ | ぶす | 48 | のぶどう | 野葡萄 | ブドウ科 | 原野。山道脇。 | 実を薬用。 | つるは柔らかく分かれて小花を咲き実は始め緑で小さく白くなり青や紫色に太る。毒。多量は禁。 |
へ | へったまのき | 49 | あぶらちゃん | 油瀝青 | クスノキ科 | 山の裾野など | 果実から油 | 木の香りが独特の臭い。春黄色い小花を開き実は丸く小指の先ほど。実から油をとるという。 |
ほ | ほうきぎ | 50 | ほつつじ | 穂躑躅 | ツツジ科 | 山の峰 | 箒として。庭掃き。 | 細かく枝分れた枝先はしなやか。角ばってる。箒として最適。花から染みだす蜜は毒とか。その花の採蜜に酔う。 |
ほや | 51 | やどりぎ | 寄木/寄生木 | ヤドリギ科 | 大木の枝に | 飾として。 | 落葉樹楢の枝先に寄生。葉二枚で厚い。雌雄異株とか。実は黄色く丸い。緑色した株を飾に。 | |
ほんごうざくら | 52 | うわみずざくら | 上溝桜 | バラ科 | 山中 | 実を食用。材を加工。 | 桜の開花より遅く花が咲く。白い小花集花穂状に咲く。香りが良い。実は黒く丸く小さい。食。加工に。 | |
ま | まつぶどう | 53 | まつぶさ | 松房 | マツブサ科 | 山中などに | つるを湯に。薬用。 | 松の匂い。つるは柔かい。干して湯に入れる。薬用。体が温るとか。実はぶどうに似る。黒く酸ぱい。 |
も | もちいちご | 54 | えびがらいちご(ウラジロイチゴ) | 蝦殻苺 | バラ科 | 原野、山道脇 | 実を食用。加工。 | つるの様に伸びた表面毛のような刺と疎に少し固。刺は赤色。先端に夏赤い実を熟す。粘気有り美味。生食に。 |
もがきばら | 55 | さるとりいばら | 菝葜 | ユリ科 | 林の中、荒地 | 新芽は食べられる。 | 黄緑のつるには鋭い刺が有る。つるそのものも固い。若芽は食べられるとか。蔓は細工物にもとか。 | |
1.もわだ小葉 | 56 | しなのき | 科木 | シナノキ科 | 山中 | 皮を編物材加 | 少し小形の木で皮を剥ぎ取って編み物縄など。材は柔らか。乾くと軽い。割れにくい。○もんぶち棒に。 | |
2.もわだ大葉 | 57 | おおばぼだいじゅ | 大葉菩提樹 | シナノキ科 | 山中 | 皮を編物。材家具。 | 大木となり葉の裏に花果が下る。皮は剥ぎ編布などに。材を種々利用出来る。葉が大きいので大葉。 | |
や | やしゃむしゃ | 58 | やしゃびしゃく | 夜叉柄杓 | ユキノシタ科 | 深山の大木の腐目 | 鉢植。実薬用。 | 野草の好きな人が是持ってないと野草家言いない代物。スグリそっくり。刺なし。実は食られ薬としても。鉢植に。 |
やまおとこ | 59 | なつはぜ | 夏櫨 | ツツジ科 | 山中 | 実は食用。庭植。 | 実が房状に小粒で黒く熟す。酸ぱい。アントシア二ンが多く含む。ジャムに又庭植に用いよ。 | |
やまぐわ | 60 | やまぼうし | 山法師 | ミズキ科 | 山中 | 実を食用。材加工。 | 花は5月末から四弁で白い。他にベニバナも。実は白味の有る。赤く熟し生食。種が多い。庭植に。 | |
追加の部 | ||||||||
どろぶ | 61 | どろのき(どろやなぎ) | 白楊 | ヤナギ科 | 寒地に | 経木、箸など | ポプラと同属。高さ15M位に。葉は広楕円形。裏白色。春房状の花、夏綿毛の種がつく。 | |
おのれ | 62 | おのおれ(おのおれかんば) | 斧折 | カバノキ科 | 寒地奥山 | 建材、細工など | おのおれかんばの名。落葉高木。5月頃黄褐色の花穂を下げる。材は堅い。オンノレ、ミネバリ、アズサの名が。 | |
くぎうつぐえ | 63 | 5.うつぎ | 5.空木 | ユキノシタ科 | 原野の谷間 | 木釘。薬用。生垣など。 | 5番の空木はタニウツギを称す。63落葉低木花穂状白色。材は固い。煎汁黄疸に効く。生垣に植えるのでウノハナ、カキミグサ。 | |
○こぶし | 64 | たむしば | ○こぶし辛夷 | モクレン科 | 山中 | 花香水。材は | 当地に自生してるのは○こぶしとは違う。大木にならない。幹枝灰色花姿こぶし同様。たむしばの名で。芳香に富む。 | |
つた | 65 | いわがらみ | 岩絡 | ユキノシタ科 | 岩や樹木 | 若芽食とか。 | 当地に普通有るつたは、イワガラミ。若つる葉柄赤色。花は白。ガク1枚つるアジサイはガクアジサイに似る。ツタウルシは秋紅葉。 | |
注文 | ||||||||
うつぎ 科もさまざま 種類が多い | うつぎ | ユキノシタ科 | 花は白の穂状 | |||||
たにうつぎ | スイカズラ科 | 花ピンク。白も有る。白はめったにない | ||||||
はこねうつぎ | スイカズラ科 | 花白~赤。色が変る。 | ||||||
のりうつぎ | ユキノシタ科 | 花大で白 花がアジサイ状 |
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ばいかうつぎ | ユキノシタ科 | 白 | ||||||
つくばねうつぎ | スイカズラ科 | クリーム |