歩き道(2007.4.20)


 剣の道には剣道があり、書の道には書道がある。
毎朝、毎夕歩いている「歩く」という行為にも道があってもいい。

私なりの、歩き道の極意。

第一条
 ・雨が降ろうが、雪が降ろうが、毎日毎日止めてはいけない。
  (例えば大雨の日でも、少々くたびれて濡れてもいい替えズボンと、濡れてもいい靴を履き、歩くのだ。
   着いてから着替えて、履き替えればいい。)

第二条
 ・常に季節を、花鳥風月を感じながら歩くべし。
  (歩く道すがら、春には桜が、夏には向日葵が、秋には金木犀が、冬には山茶花が・・・・
   小鳥の囀りを聴き、季節の温かみを感じながら歩くと、心が和んできます。優しくなれます。自然の一部になったようです。)

第三条
 ・なるべく、土の上を歩くべし。
  (コンクリートの道を歩くより、土のほうが、足、膝にやさしいし、何かしら子供の頃に戻ったような楽しい気持ちになれる) 


【 いつも歩く道。左側はコンクリの歩道だが、右の土の上を歩く 】

第四条
 ・行き交う人に、挨拶すべし。
  (これは、可能な限りでいい。上記のように自分なりの「歩き道」を心得ている人は、
   相手のほうから、挨拶をしてくれるし、目と目が合うと会釈をされたりする。 うーーむ、お見事!と言うしかない)

第五条
 ・考える時間にすべし。
  (何も考えずにただ歩くのもいいが、時間はゆっくりあるのだから、たまには今までの生き様の反省や、
   今日一日のスケジュールの再考や、週末の釣りのポイントの推敲・・・・
   何でもいいから、そんな考える時間にあてるのもいい。できればなるべく楽しい事を!)

さあ! これで、あなたも歩き道の達人です。


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