ネットカフェ難民(2007.8.24)
昼間はフリーターや日雇いとして働き、夜は24時間営業のネットカフェに寝泊りする人を、ネットカフェ難民というらしい。
私の職場からさほど遠くないところに、24時間営業のインターネットカフェが最近開店した。
【 インターネットカフェの看板 】
写真右の看板には、「例えば夜10:00に入店、朝6:00に出ると。1,620円!!」とある。
仮に時間給700円のフリーターで、8時間働くとして、5,600円が収入。
5,600円 − 1,620円 = 3,980円
3,980円から3食の食費や、日曜必需品代を引くといくら残るのだろう。
夜の繁華街に、ネットカフェ難民となる若者がたむろする光景が目に浮かぶ。
私がむかし若者だった頃とは、随分と世の中が変わったものだ。
厚生労働省は、ネットカフェ難民の初の実態調査に乗り出した。
秋までに結果をまとめ、新たな相談窓口の設置や就労支援など、本格的な対策を始めるらしいが・・・・・
人間は昼間懸命に働き、夜は狭いながらも楽しい我が家で、家族団欒がいいと思う。
現代の若者から、この我が家を奪い、家族も奪い去ったものは何か。
そこが、対策の本筋だろうと思う。
【追伸】
この私の職場近くにあった、インターネットカフェは、2008年の年明け頃、閉店したようです。