ねえ、トンネルってため息なんだろう?(2005.9.22)
20年以上もむかしのことである。
東京の本社にいたとき、何かの講演で偉い人の話しを聞く機会があった。
講師いわく・・・
「・・・・ある種のアルゴリズムにのっとった、ディジタルハイアラーキーの、
プロトコルの一部に問題がありまして・・・・・・・・」
講師の方は非常に頭がいいということはよく分かった講演であったが、
おっしゃている事は全く分からなかった。
思ったことは、自分は単語の意味さえろくに分かっていないなということである。
内気でガニ股で、くち下手な私は、現在「説得・交渉力を高める」という通信教育を受講中である。
テキストに「戦略」とか、「戦術」という単語が出てくる。
私は思った。
その単語(「戦略」とか、「戦術」)の意味さえろくに分かっていないと。
「戦略」とは、戦いに勝つための計画、かけひきであり、
「戦術」とは、戦いに勝つための技術、手段である。
営業系の会社に身を置いている私は、自分の会社の 「戦略」と「戦術」が分っているだろうか。
いやいや、自分の属している「会社」の意味さえも分っていないのではないか。
そもそも「会社」とは何なのか。
「会社」とは、営利事業を目的とし、共通の目標・目的に向かって活動する組織・団体と言える。
では、共通の目標・目的とはどのようなものなのか。
営業不振にあえぐ会社に居て、身の回りのいろいろな事象、単語の意味が分らない。
会社も私も、長いトンネルである。
♪ねえ、トンネルってため息なんだろう?
ねえ、トンネルってため息なんだろう?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
呼び合う声だけが聞こえるよ
だれも姿はもってないからね・・・・・♪
私は今、高田渡さんの”トンネルの唄”を聞いている。