食物療法 (2019.11.12)
先日、熊本市の北区方面のリサイクルショップに行った時の事。
ちょうど昼時になったので、昼飯を食おうと思った。
近くにあの懐かしい「大黒ラーメン」屋さんがある事を思い出した。
拙のエッセイの「知人81:(大黒ラーメン)」にも書いた店である。
私は、この大黒ラーメンが熊本では一番おいしいと思う。
昔、職場が近くにあったので昼飯時にはよく通ったものだ。
若大将は相変わらず元気かなぁ、、、と暖簾をくぐると、
残念ながら、女性のみ3人くらいで切り盛りされていた。
全国的に有名な店なので、午前11:30というのに
かなりの混みよう。
幸い、カウンター席に座れた。
「ラーメン 1杯!」 『かしこまりましたぁ、、』 ってな感じ。
【 変わらないねぇ、、、大黒ラーメン 】
割り箸をパシッと割って、さっそく麺とスープをすすった。
「 あ〜ぁ、 美味い!」と、叫びそうになる。
同時に、当時の職場の事、昼休みの事、宴会の事、
同僚や上司の事など、実に懐かしい風景が頭に浮んで来て
幸せな気分になった。
これぞ、「食物療法」ではないのか!
そう思った。
音楽療法というのが、最近話題になっているが、
懐かしい食物を食べるだけでも、こんなにリラクッスして、
ストレスが飛んで行くというか、幸せな気分になれるんだから、
これは立派な「食物療法」である。
あまりの美味しさと、懐かしさのあまり、
年寄りにはあまりよくないとされている、
スープの完飲もしてしまった。
「あ〜〜っ、ほんなこてぇ、美味かったぁ〜」 と、マジで叫びそうになった。
辛いことがあったとき、元気が出ないとき、いやでいやでたまらなくなったとき、
そんな時は、またこの「大黒ラーメン」屋さんで、治療を受けよう!
1杯のラーメンを食べるだけで、治るのだから。