玉名ラーメンと、松原海岸 (2018.5.15)

 先日、予定されていた練習(コンサートへ向けての)が急遽中止になった。
予定がなくなったので、気分転換も兼ねてドライブにでも行こうと思った。

机の端に、ある切抜き記事があるのに気が付いた。
それは「すぱいす」という名の、ミニ新聞のような配刊誌から
随分前に私が切り抜いていた “うまそうなラーメン” に
関する記事だ。

 「女性店主が営む 玉名ラーメンの人気店 “雲龍軒” 」
という見出しで、うまそうなラーメンの写真が掲載されている。

若い頃は、“うまいラーメン” があると聞けば、
かなり遠くとも、車をとばして出かけて行ったものだが、
この歳になって、ラーメン目当てに
出かけて行くのも、かなり久し振りやなぁ、、、
と、少し若返ったような自分を感じた。


んでもって、1時間ほどかけて、玉名まで
ドライブがてら、昼食にラーメンを食いに行ってきた。

お店に着いたのは、午後1時少し前。
昼食時間帯で、店内は混んでいたが運よく
カウンタ席が空いていたのですぐ座れた。
メニューも見ないで、「ラーメンください!」 ってなもんである。


【 玉名 雲龍軒のラーメン 】

玉名ラーメンといえば、スープの上に油がこってり乗った
ギトギトのラーメンを特徴とする店が多いような気がするが、
今回のラーメンは、割とアッサリで、老体のアッシにも
おいしくいただけた。

専門家ではないため、気の利いた細かなコメントはできないが、
トンコツ味(醤油だれも合わせてある)の、
細麺に近い中太ストレート麺で、とてもおいしかった。
右手の陶器に入っていた、粒の細かい “焦がしニンニク” を入れすぎてしまい、
ややスープの味の良さが、薄れてしまった。
何事にも塩梅というものがあり、
たくさん入れればいいというもんじゃあないよなぁ、、と、反省。

さて、おいしいラーメンを食ってこのままUターンしても、
何かもったいない気がした。わざわざ玉名まで来たのだから。
スマホで、「玉名市 名所旧跡」のキーワードで、ネット検索してみた。

「玉名温泉」とか、「蓮華院・・・」とか、10箇所ほどの候補地が表示されたが、
海が見たいと思い、「松原海岸(松原海水浴場)」という場所へ行くことにした。


初めてこの海岸へは来たのだが、正直言って、
こんな場所に、こんな広い砂浜海岸があったのかとびっくりした。
海岸へ着いてみると、広い駐車場があり、
物産店や、「潮湯」と書いてある温泉センターみたいな建物などがあり、
海岸へ出てみると、月曜日にもかかわらず
潮干狩りの人の姿がかなり見えた。

ちょうど大潮の最干潮どきであり、この地域独特の遠浅海岸なので、
かなり遠くの波打ち際まで、潮干狩りの人の姿があった。


【 松原海岸 最干潮どき。 波打ち際の方へ目をやると、島原半島の普賢岳も見える 】

上の写真は、海岸の中間地点の防塁に立って写した写真であり、
反対側にも同じような海岸線が続いていて、
その先には、昔は「日立造船所」と書かれてあった建物が見える。
その先が、長洲のフェリー乗り場である。

潮のかおりを嗅ぎながら、ビーチを500mほど歩いてみた。
5人の家族連れが、砂浜にテントを張り、日光浴をしていた。
2、3歳の男の子が、真っ裸で砂浜を
走りまわっていた姿がほほえましかった。

私は、踏むしめるたびに、ザシ、ザシッ と
心地よい音をたてる、白い貝殻交じりの砂浜を、
ゆっくりと歩いて駐車場の方へ向った。

今度、来る時は満潮の時がいいな、、、
と思いながら。

ラーメンも美味しかったけど、
やっぱー、海はいいなぁ


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