タップへ

タップとさよならして今日で3年。
思い出を心の中にしまう作業は母さんにとって
思った以上に大変な事だったけど
辛くて通る事が出来なかったお散歩道も
今ではクレアと一緒に歩いているよ。
思い出がいっぱいで踏み込めなかったまいっ種のグランドは
すっかりクレアのお気に入りの場所。
今では母さんもタップとしていたように走り回って
クレアと遊べるようになったんだよ。

母さんはもう大丈夫。
タップとの思い出を心に抱いて
元気に笑って暮らしているから。
だから心配しないでゆっくり安らかに眠ってください。
母さんが天寿を全うしたときに
また、笑顔のタップと会えることを楽しみにしているよ。

母さんの子になってくれて本当にありがとう。
タップと暮らした年月は母さんの人生の宝物。

ずぅ〜っとずぅ〜っと大好きだよ。

母さんより

最後まで読んでくださってありがとうございました。
とっても辛い別れでした。
愛しい者を失う悲しみは想像していた悲しみより遙かに大きい痛みでした。
その痛みに押しつぶされそうになる怖ささえありました。

余命・・残酷な宣告・・だと思っていたけど・・今にして思えば残された時間があるということ。
限られてしまった時間の中でも、最期の時を意識しながらでも共に生きられる時間があるということ。
その瞬間瞬間が輝いた貴重な時間になりました。
タップを介護する事が出来た私は幸せ。今では心からそう思います。

   2006.1.27