我が家の家族は川上犬



皆さん、「川上犬」って、ご存じでしょうか?

「日本犬みたいだけど柴犬や、秋田犬と、どこが違うの?」

そんな素朴な声が聞こえてきそうですね。

今回のお話は、大変 希少価値が高いワンちゃんのお話です。

まずは、川上犬の紹介から入りたいと思います。


川上犬は、長野県南佐久郡川上村を原産とする和犬です。

「秩父山塊のヤマイヌ(ニホンオオカミ)が、猟師によって飼い慣らされた」

との言い伝えが残り、現在でも、その野性的な要素が多々残る魅力あふれる犬です。

しかし、戦時中には軍の撲殺令等により、

川上犬は絶滅の危機にひんした時期がありました。

それでも戦後の貧困な時代に、村内有志の努力により復興され、現在では

約350頭までに生息数は回復しています。

昭和58年には、川上村に生息する川上犬の中から、容姿や血統の優れた犬が、

長野県の天然記念物に指定され、今日までその条件が継承されています。

平成20年8月1日現在、長野県の天然記念物に指定されている川上犬は、

全部で38頭です。

(川上村公式ホームページより抜粋)



この説明により、川上犬が大変貴重な犬だということが分かりますよね。

以前、信濃毎日新聞に、「小諸動物園に川上犬がくることになった」

という記事が載ったことがありました。

この貴重なワンちゃんは、動物園でしか見れないのか?

そう思っていましたら、なんと・・・びっくり!!

この軽井沢に川上犬を飼っている人がいることが分かりました。

その方は「街のヤマネさん」(仮称)

実は、えこりんの古い友人だったのです。

そこで、さっそく えこりんは「街のヤマネさん」に川上犬の取材を申し込んでみました。

「街のヤマネさん」は気持ち良くOKしてくれたのですが、

実は超多忙人間で、なかなかスケジュールがあいません。

そこで一計を案じ、ワンちゃんに自己紹介をしてもらう、という方法!

これなら、川上犬の気持ちが分かるはず・・・ということになりました。

以下は、「街のヤマネさん」宅の、川上犬から届いたコメントです。








こんにちは。

ボクは2008年9月28日、長野県川上村生まれの川上犬 聡次郎だよ。 SOUJIROU。

ご先祖がオオカミだとかヤマイヌだとか伝えられ、仲間の数が少ないので、

ペットショップなどには並んでいないんだ。

仲間は保存協会に登録されていて、天然記念物に指定されているんだ。

動物園で会える仲間もいるよ。





暑さには弱くて自然な環境が大好き、ちょっと見ゴツイ感じだけど、

結構シャイで優しいと思うよ。

黒い爪に前足内側の大きな蹴爪、肉厚な足の裏・・地面に穴を掘って遊ぶのが大好き!

ひと晩で囲いの柵の中から穴を掘って脱走した仲間もいるんだよ。





川上犬の話や仲間のこと、もっと知りたくなったら川上村のホームページを見てね!

川上村公式ホームページ 川上犬の紹介へ

そしてボクは軽井沢に住む事になったんだ。 

初めての夏はここでも暑くて参ったよ〜。





ボクが誰の家に住んでいるかはちょっと秘密!なぜかと言うとね、

帰っては来れたけれど、ボクのお母さんも人気を背景に誘拐されたことがあるんだ。

だから、このページを通じてボクと仲良しになってね。

(川上犬 聡次郎より)




分かりやすい自己紹介をしてくれた聡次郎クンに えこりん大感激!!

この頃やたら鼻の下が伸びた「街のヤマネさん」の気持ちも良く分かりました。(笑)

これからは、この可愛い聡次郎クンのために

親戚のおばちゃん・・・、いや お姉さんになったつもりで(笑)

温かく見守っていきたいと思います。

聡次郎クン、この軽井沢で,

優しい家族と いつまでも元気に暮らしてね!!




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