モデル 森太朗君
 
  加筆訂正  2024年02月15日 2023年12月27日 2022年07月04日 2022年01月17日
   2021年04月04日 2020年03月12日 2019年05月02日
 公開 2018年08月01日
 5歳5か月からのLS-CC松葉杖訓練
☆ 生育歴
 母親の高血圧合併妊娠があり、妊娠後期に入り血圧上昇の為、胎児にス トレスがかかり緊急帝王切開で出生。在胎30週1日。体重1106g。
 脳出血による水頭症と診断。
 NICUに入院中よりストレッチを受けていた。
 首がすわったのは・・・9か月
 寝返りを始めたのは・・・9か月
 肘這いを始めたのは・・・5歳頃から
 自分で座るようになったのは・・・肘這いを始めてから
 体幹を支えて、3歳半ばから歩行訓練開始
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∞ LS-CC松葉杖訓練を開始→5歳5か月
 臥位で過ごすことが多く、腹這いでゆっくりと動く。
 自力座位可能だが、とんび座りとなり安定は無く前傾姿勢となっている。円背(猫背)が著しい。
 関節可動域・・・股関節が外転しにくく、内旋位である。膝関節は軽度屈曲していて最終伸展ができない。足関節は尖足位である。肘関節が最終伸展しない。前腕が回外しない。
 訓練内容・・・全身のストレッチ・腹臥位からの自力座位保持・四つ這い位と四つ這い移動・立位
→ 訓練開始2週間後
 緊張性迷路反射、非対称性頸反射が残っている。
 好きではないが、四つ這いを指示すると行うようになったが、バランスを崩して倒れることが多い。
→ 訓練開始2か月後
 LS・SLBができあがる。LS1度。松葉進度1。
→ 訓練開始4か月後
 股関節・膝関節・足関節の筋解離術を受ける。
→ 術後1週間
 術後の訓練に入る。
 大腿部からのギブス固定がされている。
 できる範囲でのストレッチ・寝返り・持ち込んでの坐位保持・ギブスのままで立位練習
→ 術後3週間
 ギブスカットが行われた。
 全身のストレッチ・寝返り・自力座位と保持・四つ這い位と四つ這い移動・LSでの立位
 左右共に膝関節が最終伸展しない。
→ 訓練開始7か月後 術後3か月後
 術後嫌がったり、痛がったりしていたが、訓練が抵抗無くできるようになる。
 不安定だが、自力座位ができるようになる。
 四つ這い移動がゆっくりだが行えるようになる。
 左右共に膝が最終伸展できない。
→ 訓練開始11か月後
 四つ這い移動が少し速くなってきている。
 松葉進度2から3となる。
→ 訓練開始1年
 松葉進度4となる。
 下肢では左膝関節を除けば、あとはほとんど関節可動域範囲が正常となった。肘関節の回外には抵抗がある。
→ 訓練開始1年1か月
 松葉杖歩行のスピードが出てきている。約30b以上を歩くようになる。
 階段の昇り練習に入る。
→ 訓練開始1年2か月
 松葉進度4の状態で、45m程を7分で歩くようになる。
→→ その2週間後
 水野記念病院定期診察。
 松葉杖による歩行の様子も見て頂き、今回は自分から足も踏み出せており改善しているねと…! 記録としてもビデオを撮影されていました。
 鈴木先生からは特に問題ない、レントゲン上も股関節、特に左側は亜脱臼が良くなっているのでこのままストレッチ・歩行訓練を継続することと指示されました。
→ 訓練開始1年3か月
 120mを松葉杖で歩くようになる。
→ 訓練開始1年7ヶ月後
 次子の出産のために、1か月前ほどの運動療法が充分に行われなかったもようだが、ここに来て順調に運動療法が行われているのか?
 3ヶ月前頃の状態にほとんど戻ってきている。
 ほんの少しの間、運動療法が常のように行われないと、練習中の機能がかなり低下してしまう?
 どの子どもにも見られる現症だが、これ程にきれいに現れることも少ないかも…?
→ 訓練開始2年6か月
 ずっと運動機能の伸びが悪い状態で月日が過ぎてきました。その原因の一つがわかったような?
 支援学校内で行われる自立活動、そこでSRC歩行器を使っていると、更に肩や腰を支えて歩く練習をしているとの事。
 上記のような指導は行わないように保護者には伝えていたのだが、学校に苦情を言えないでいたとの事なのです。
 この様な指導が、どれ程に伸びを阻害していたのか図ることはできません。
→ 訓練開始3年7カ月
 コロな禍でもって、訓練会も思うように開かず、変化の乏しい日々が続いていた。
 松葉杖歩行練習によって体力は増したようで、健康で過ごしている!
 股関節を深く曲げる(股屈曲90度以上)事に慣れないのか、子どもに触る際、毎回強い抵抗が有る。数分間のストレッチによって可動域は改善されるのだが…?
 この股関節の動きの制限によって、四つ這い移動でのスピードが出てこない。
 四つ這い移動の際に、膝が出ないからではないかと考えるのだが・・。
→ 訓練開始4年4カ月
 松葉杖歩行の速度も増しているが、他の点で何かの伸びを見る事ができない。
 この様な事は過去にも遭遇した。 ケース5 晃君
 通う支援学校での自立活動の内容に大きく影響されているのでは・・・
→ 訓練開始4年10か月
 学校でも松葉杖歩行を廊下などで行うようになったとの事!
→ 訓練開始4年11か月
 独歩練習に入る。前後のバランスよりも左右のバランス確保が悪い。
 左右のバランス確保が悪いのは、松葉杖に頼って歩いているからでは…
 独歩練習によって独歩に至らなくても、松葉杖での歩行が安定するのでは…
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◎ 指導する者からの期待と希望
・ 訓練開始11か月が経過・・自力での坐位が可能となり、四つ這いも行うようになった。
・ 5歳を超えてからのこの変化は、指導の内容による物と考えられないだろうか?
・ 訓練開始1年1か月・・四つ這いもできなかった子どもが、四つ這いを行い、松葉杖で歩くようになっている。
・ 支援学校での自立活動は、低学年の訓練指導としてはその成果が大いに期待されています。しかし指導内容が疑わしいものであれば、運動機能が伸びるどころか落とすこととなるのでは・・。
・ 多くの支援学校で杖歩行を校内で行っていない現実の中で、取り入れてもらった事は大きく子どもを変化させる事ができるか? 取り入れるのが少し遅いから・・・
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@ さんぽ道 その3
 
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  製作 LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美