【フラワーデザイン】　　　　

花を愛する気持ちや、心を表現する道として、日本では暮らしの中に花を取り入れる方法としての技法が、いけ花となりました。欧米では、フラワーデザインとなって発展してそれぞれの歴史や伝統がつくられてきました。ヨーロッパに発生し発展してきたフラワーデザインは、花を器に入れてたのしむだけでなく、花に手を加えて身体などにも飾るというように服飾にも深い関係があるのも特色のひとつといえます。


【いろいろな花材】

フラワーデザインに使用される花材には、生花・ドライフラワーの他、リボン・布・ガラス・プラスチック・革・パンなどで造られたものも使われたりします。


◆ドライフラワー
生花を乾燥させたものです。作り方は、自然乾燥法とグリセリンや乾燥剤あるいは、電子レンジ等を用いる人工的方法があります。


◆アートフラワー
アートフラワーは、あらかじめ布に色を着色し、コテやその他の用具で花特有の表情をつけて造る花です。


◆リボンフラワー
リボンを素材として、花弁やがく　葉などをその形に切り抜き、伸ばしたり、しぼったり、カールさせたり等して、針金のステムに固定して造る花です。


◆ペーパーフラワー
紙を素材として、花弁やがく　葉などの各部分ごとに切り抜き、伸ばしたり、縮めたり、ねじったり等の作業をして針金のステムに固定して造る花です。


◆パンフラワー
パンフラワーは、パン粘土をその材料として油絵具等の着色剤をまぜ各種用具で、花や葉を作り、針金のステムに固定して造る花です。


◆レザーフラワー
レザーフラワーは、革を素材として、花弁やがく　葉などの形に切り抜き、まず水でぬらし、それを引き伸ばしたり、熱を加えたり、染色したり等の作業をして、針金のステムに固定して造ります。


◆アメリカンフラワー
アメリカンフラワーは、ケント溶液の薄い膜を針金の輪状にしたものに被膜をつけて造ります。


◆ブリザードフラワー

　　　
本物の花の水分を保存料と交換させ見た目は本物と変わらないように加工されたお花です。