日本昔ばなし
     きつねのお産
わたしが春・秋の彼岸に立ち寄る芳賀町(稲毛田)のお寺さんに玄同荷見先生之墓
と書かれた墓石があります。  玄同先生は腕がよく気のいいお医者さんだったらしく
玄同先生を題材とした民話が、1977.1.15日本昔ばなし(TBS)できつねのお産
いう題で放送されました。
それは幼いころ母からよく聞いたきいた母の生家のご先祖さまのお話でした。
また見たいと思い再放送を待ちましたが、きつねのお産が再放送されることはなく
長者番組だった日本昔ばなしは終わりました。

芳賀町のお寺さんには犬切不動の民話がありそれは看板にお話が書かれていますが
玄同先生の事は何も触れられていません。
図書館に行き栃木の民話で調べてみましたが玄同先生の事らしきものはみあたりません。
どなたかその民話について、
知っている方はいませんか?

むかし玄同先生という医者さんがいました。
ある夜玄同先生を呼ぶ声がするので外に出てみるとそこには
りっぱな身なりをした人がいて
「お屋敷の奥様が難産に苦しんでいるので直ぐ来てほしい」
との事でした。
玄同先生は何人もの侍従と立派な迎えの籠にびっくりしながらも
籠に乗り込みました。籠はどんどん山の中に向かい
「こんなところにこんな立派なお屋敷があったろうか?」
と思いながらもいそいで産室に向かいました。
難産のはずです。奥様からは一人ではなくたくさんの赤ちゃんが
産まれたのです。奥様も赤ちゃんもみな無事でした。
屋敷中大喜びで玄同先生をねぎらい、お酒でもてなし
お礼にたくさんのお金もくれました
帰りも立派な籠で送られ、疲れながらも上機嫌でその夜は眠りに
つきました。
翌朝めざめて、いただいた風呂敷包みを開けてみるとお金だった
はずの中身は木の葉に変わっていました。
昨夜の道をたどってみても、そんなお屋敷はどこにもなく
きつねの住む山があるだけでした。

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