著者は山口市内で開業している医者の先生である。
目次を見ると「精神病に関するでたらめ」「この傲慢なる医者の態度」「薬はどれほど効果があるのか」「そもそも医学教育が役に立たない」「生きるか死ぬかは患者が決めるべきである」「人間を平等に取あつかえるのか」「医者は出しゃばりすぎである」等、かなり挑戦的である。
この本の中では、ガンの手術をしなくても生き延びる人はいるし、むしろ検査や手術が寿命を縮めているのではないのかといったことが述べられている。
賛否両論あるところだが、思ったことを正直に言えない現代に語るベテラン医師の真摯で率直な態度に賛辞を送りたい。
コンピュータの処理システムと人間の脳の処理システムの違いが説明されていて、とても面白かった。
この本の74ページには私達の脳のニューロンの中で行われている自発発火の70%程度は”何をしているか判らない”と述べられている。
この部分が潜在意識と呼ばれる脳の活動と関係があるのかもしれないが、脳と言う臓器は本当に凄いと思う。
こうして考えると脳にメスを入れるって事はつまり、脳からすれば相当大きな作業で、たとえばパワーショベルでパソコンを組み立てようって感じじゃないの?
思わずこんな事を考えてしまいました。
←アマゾンでも購入できます。飛行機はなぜ飛ぶのか実は誰も良く分かっていない事から始まり、ロボトミー手術の失敗、相対性理論からホーキングの思想に至るまで、仮説と反証の歴史をひもとく一冊。
目からうろこです。科学も実は仮説の連続で、二転三転してきたのですね。僕は特に132ページから始まっている「科学は、常に反証できるものである」とのカール・ポパーの定義に感銘しました。
科学とそうでないものとの違いが良く説明されています。確かに反証されてなんとでも言い訳のつくものは科学ではないですよね。
勉強不足で僕では良く説明できないので、関心のある方は本書をお読み下さい
しかし、世の中にはこれしかないとてっきり思いこんでいた事柄が実は仮説であったなんて、何だか人生が楽しくなる一冊でした。
だって、考えてみれば、もう歳だからだめだとか、地方に住んでいるからだめだとか、学歴や職歴がだめだなんて言うのも周りの人達が勝手に作った仮説ではないですか。
そんな思いこみを物ともせず成功した人達はごまんといます。この本を読んでいてそんなことに気づきました。
僕の周りにいる世話好きの人達は病的なまでに人の世話をする。なぜそっとしておいてやらないんだ!なぜほっといてくれないんだ!職場でも家庭でもそんな感情が爆発しそうになったとき、この本に出会いました。
この本によると、彼らは『共依存症』という病気なんですね。
彼らは依存症の人の世話をしているうちにそうなってしまうようですが、自分がいないとこの人はだめだと感じてしまうようです。
本当にそうならいいんですけど、そうでない場合は迷惑な話です。この本を読んで、気持ちは分かったけど、やっぱりやめて欲しい。
そう思って、巧みに本人に読ませたら、自分が『共依存症』だと気づいたようで、なんと効果がありました。いい本です。
著者は、青色発光ダイオードの特許権を巡って会社と争い、一時期話題になったあの方です。
この本の中では、会社から白い目で見られながらひたすら開発を続けた氏の奮闘記録がつづられています。
社長が研究を許可した以外会社の誰からも期待されず執念にも近い情熱でひたすら試行錯誤を繰り返し、機器を製作し遂に不可能とされていた青色発光ダイオードを開発したくだり、 感動しました。「結局何かを成し遂げるということは、天才的な発想や機会に恵まれた人達だけの特権ではないんだなあ」とこういった感想を持ちました。
訴訟のニュースを聞いたときにはそこまで恩ある会社にたてついてもいいのかな〜なんて思いましたが、開発の経過を知ったらもっともだと思いましたよ。
とにかくこつこつやり遂げる者が勝利するっていうことは自然の摂理ってことですか。
この本で小学校以来の疑問が解けました!
どんな疑問かと言いますと、「歯にちょっと色が付いたぐらいで何であんなに削らないといけないのか」と言う事です。
そして、金属を詰めた歯は何年かすると又悪くなる。そして更に削られる。三回目位になるとその歯は殆どなくなってしまうのであります。
この本によるとこれはどうやら「ブラックの法則」というものに基づいて治療しているかららしい。
この法則はすでに1990年にWHO傘下の国際歯科連盟という機関から完全撤回されているそうなんですが、この治療法はわが日本では未だに一般的に行われているのだそうです。
最近歯医者に行かないけど、かかる歯医者さんを良く選ばないと大変なことになりそうですよ〜。
すべての生物に存在する遺伝子。その中にはあらゆる可能性を秘めた膨大な情報が書き込まれていて、 ONとOFFの選択によって生体を左右しているそうです。
であれば、「成功遺伝子をいつもONにしておけば誰でも成功出来るはずだ」と村上先生は説明しておられます。
人間は生存するだけでも奇跡中の奇跡なのだ。無用のものもまた役に立っている。志の高い者に天は味方する。等、目からうろこの項目が目白押しです。
他に遺伝子が示唆するグレートサムシングの存在、遺伝子は歳を取らないこと、ダーウィンの唱える自然淘汰ではなく、 生命は共生によって存在してきたとの見方がより現実的である事も説明されています。
更に面白かったのは、記憶偏重型の教育が人間の本当の価値を見誤らせる例として、 「ノーベル化学賞を受賞された福井謙一先生が共通一次の化学の問題を解いてみたら難しくて解けなかった」 という話が取り上げられている所です。
かつて共通一次で失敗した僕は大いに同感しました(笑泣)。
この本は興味深いです。遺伝子研究の第一人者である村上先生しか書けない、 生命の不思議と、成功の遺伝子をONにするためのヒントが一杯載せられています。
..といっても、すっかり忘れていて、昨日本屋さんで発見して思い出し購入、早速読みました。
読んでみて、堀江さんは確かに時代の流れを良く読んできたんだなあと思いました。引きこもりの人にネット内職を与えよとか、ブログの可能性なんかについて述べておられるくだりなんかを読むとなるほどなと思います。
これらの可能性に気づいている人はいるし、他のチャンスに気づいている人も多いと思うのですが、それに沿って行動を起こす人は少なく、成功するまでやり通す人は更に少ないですよね。堀江さんはそういう事を迅速に、粘り強くやってきたんでしょうね。
この本の中で堀江さんは『もし今無一文になったらと聞かれて「ネット上でアフェリエイトビジネスをやる」と答えた』と述べてますが、そのうち又何かやるだろうなと思います。
僕は株には詳しくないので彼が何をしたのかは良く分かりませんが、つまらない水掛け論から早く抜け出して欲しい。そして僕たちをわくわくさせるような新しいことを初めて欲しい。
←楽天からも購入できます。 以下のサイトでも購入できます セブンアンドワイ
以前、「ホーキング宇宙を語る」を古本屋で立ち読みしたことがあったけど、なかなか難解で、手が出なかった。
しかし、本書は訳者あとがきにもあるように、大変わかりやすい内容になっている。といっても少々想像力を働かせる必要があるが。
ともあれ面白い。アインシュタインの重力は空間のゆがみから生じるという考えや、その後の量子重力理論、ひも理論、科学者の目指す統一理論の説明に至るまで、大変面白い。
科学者は研究室でこんな事を考えていたのか..これも目からうろこの一冊です。
←アマゾンでも購入できます。/以下のサイトでも購入できます→ ホーキング、宇宙のすべてを語る「青少年向けに書き下ろした」と説明文に書かれているが、その通りで読みやすい。
中でも老子の言葉として紹介されている「足ることを知って足るものはつねに足る」−いつも不足を考えずに満足している事−や、 家康が経験から割り出した「人の一生の中にある三つの変わり目−十七、八の頃の友達の感化で悪くなる時期、三十歳の頃の物事に慢心して老朽の者を馬鹿にする心が起きてくる時期、 四十になると過去ばかり振り返って将来を見なくなる時期−これに気をつけよ」との訓戒。
自分もそういった時期を経験してきただけに感慨深いものがあります。
”音を良くする”ために使われている無酸素銅線、A級アンプ、真空管アンプ、グラフィックイコライザーやCDに細工して音を良くする方法など、オーディオにまつわる話を取り上げ、 自分の環境に合ったシステムを組むための提案が沢山載せられています。
僕も自分のオーディオの組み合わせの参考にさせていただきました。この本の中にもありましたけど、以外とVHSビデオデッキの音っていいんですよね。
←アマゾンでも購入できます。爆笑した。特にレインボーマン。確かに子供の時に見たときにはかっこよかったはずなのに、今見ると大爆笑って言うのは仮面ライダー以上にレインボーマンじゃあないだろうか。
大人になってから”懐かしの〜”番組で、レインボーマンのオープニングでダッシュ1だったか(の人間の入ってないやつ)が狭いところから(ピアノ線に引っ張られて)出てくるところを見て大笑いしたことがあったが、あの”のり”で全編いっていたようだ。
実はこの本を読む前にCD屋さんでDVDのセットを見かけたことがあったのだが、高くて手が出なかった。しかしこれを読んだら俄然欲しくなった。いつかお金を貯めて絶対買おう!
このレインボーマン、敵が「死ね死ね団」で、そのテーマソングとか何とも凄い番組なんですよね〜。ぜひもう一度通しで観たいです!
他にバトルホーク、シルバー仮面、アイアンキング、ウルトラマンレオ、電線マンや当時のドラマやアニメについても解説されています。
以下のサイトでも購入できます セブンアンドワイ
江戸時代の生活がよく分かる面白い本でした。
特に6章「江戸の町に暗躍した『アウトロー』の抜き差しならぬ生涯」の項は江戸時代の賭博、いかさま。不良侍旗本奴。江戸の旅人をおそれさせた雲助の実体とか。面白かった。
なんか、時代劇が書きたくなる一冊です。
家にあったので読みました。1世紀、ローマの属州だったエルサレム。
度重なるユダヤ人の反乱に手を焼いたローマ軍はついにエルサレムを包囲。
ローマ軍は一旦撤退。追いかけるユダヤ人は追撃。
市中では先勝ムードが流れるが、各派閥が入り乱れて勢力争いを続ける。
数年後ローマ軍が再びやってきて包囲。兵糧責め。徹底的に破壊してしまう。
いつの時代もそうですが、被害にあった一般庶民が気の毒です。重い記録です。
ミュージックファイル
←アマゾンで購入できます。DVDBOX