山梨県地球温暖化防止活動推進センター

Yamanashi Center for Climate Change Actions

富士山昇龍赤富士
トップ > 山梨県エコライフ活動アイディア集



間伐材の有効利用を考える

自然エネルギーがいっぱい詰まった間伐材を燃料とする、薪釜焼成(まきがましょうせい)から生まれる陶芸作品はエコロジーコンシャスアート

増穂登り窯 太田治孝


今日、手入れの行き届かない日本の林野は荒廃に向かっています。切り出された木材も木材価格低迷のため、多くが森林の中に放置されたままになっていて一度大水害が起きると、放置された材木が一気に河川に流れ下り、橋や護岸を破壊し大きな災害をもたらします。

「増穂登り窯」では間伐された木材を使用して地球にも森にもやさしい陶器を創っています。

この登り窯における陶の焼成は、溶鉱炉のスタートアップ(火入れ)の手法を彷彿させるシステマチックで普遍的な手法を確立して、間伐材の入手・切り出し・ストックから燃料としてのリストラクションを可能にしたシステムです。

日本は、森林資源が豊かですが、今まで余り返り見られなかった地産の「間伐材」や「切端(せつぱ)」を地消材として有効利用し、C02の発生を極力抑える「薪釜焼成方法」を「故池田満寿夫氏」と共に確立しました。さらに焼成に掛かる経費を間伐材切り出しに還元、再投資を可能としています。

 

環境を身近に考える葦ランプ作り

山梨県立美術館一帯は、「芸術の森公園」とよばれ県民に広く親しまれている。その貢川地区を中心に活動するNPO法人街づくり文化フォーラムの試み

NPO法人街づくり文化フォーラム 飯野洋光


葦はその性質から水質の改善に有効な働きをすることは、よく知られています。その葦を利用した「葦ランプ」をアートフェスタの象徴として街路に展示するのは、人々にフェスティバルの到来であることを知らせる方法として、とても良い照明デザインと思われます。

【5つのコンセプト】

1)環境・エコロジーを身近に考えられるもの

2)子どもから高齢者までが参加できるもの

3)2人以上でコミュニケーションしながら創れる

4)美術館通りに飾れるもの

5)創った作品が人の心を豊かにするもの

葦ランプの制作は、近隣の学校機関と一緒に行い、生徒や保護者も交えて楽しみます。

葦は刈り取り後、生息場所から移して、焼却すると、水中にある有害物質の除去ができる性質があります。葦ランプとして利用後、その廃棄方法までを示す「タグ」などが加されていると環境教育や環境啓発活動に有効であると思われます。

今は光源となるランプハウジングに石油由来のプラスチックバケツなどを利用していますし、光源として白熱電球やLEDを使用していますから、まだ、AC電源から緑が切れていませんが、少しずつ旧来の照明の概念から脱却し始めているところです。

今後は、光源として廃油灯明・蝋燭などを使用することや、solar cell(太陽電池)を使い、LED発光を利用するなど、環境負荷とCO2排出低減などを考慮していく予定です。

さらにフェスティバル終了後、葦の焼却し、その灰を土壌改良材などに利用するなど、徹底したエコロジー研究の上でデザインが行えるよう研究中です。

 

エコ住宅環境調査

県内の住宅6棟に温湿度計を設置して調査しました

山梨の木で家をつくる会 中澤幸子


県内の住宅6棟に温湿度計を設置して夏と冬の温湿度変化を測定して比較検証し、また環境家計簿もつけていただいて、その差を比較して調査結果をまとめました。

ハイグロクロンという、加温や湿度を決まった時間に記録できる装置を利用して、住宅の環境性能を比較しました。各住宅のエコデータを得るために住民の方の生活に差し障りがない、小型でどこにでも設置できる装置を使用しました。

人口波動など、住人の経年による居住人数と生活志向の変化を考慮していえば、さらに詳しい年代による「エコ住宅環境調査」事例となります。

ここで取り上げられている6例に近い形の住まいや地域とライフスタイルが似通っている家庭の方々には「自分の家のエコ住宅度」を考える上での目安になると思います。

(1)甲斐市築160年住宅 (2)甲斐市新築住宅
(3)牧丘築100年住宅 (4)牧丘新築住宅
(5)南アルプス市改修住宅 (6)忍野新築住宅

 

調査して解ったことですが、築160年住宅や100年住宅は夏を旨として造られていることで、夏過ごしやすくなっています。自然対流を起す工夫による自然換気により熱を逃がして廻りから外気を取り入れることや、軒を深くして外の乾いた空気を日陰で冷やしたり、土間で空気を冷やして取り込む工夫等で、外気の温度湿度にあまり左右されずに外よりも、温度湿度とも低く過ごしやすい環境をつくり出しています。従ってエアコンなどを利用しなくても過ごせるわけです。

この知恵を現代の家づくりに活かさないのはもったいないことだと感じます。

しかし、冬は断熱材が茅や土なので隙間が多く気密性は無いので外気の影響を受けやすく、従って寒いと感じます。暖房も囲炉裏に替わり炬燵やストーブになりましたが、茶の間や座敷などの局所的な人が集まる場所を襖や障子で仕切って暖を取る方法です。

夏の暑さよりも冬の寒さの方が凌ぎやすいという知恵のようです。炬燵はかなり有効ですが、ストーブですと暖めた熟が隙間から逃げてしまうので熱ロスが多くあまり有効ではありません。

環境家計簿によると、築160年のお宅の方がストーブ利用の多いせいで光熱費は高くなっています。

今回調査した新築住宅においては断熱機密性能が良く、庇なども有効に機能していますから、夏も冬も外部の温度湿度の変化に左右されずに一定の温度湿度を保っているのが分ります。

夏はほとんどエアコンを使わず(最初から設置されていないお宅もあります)に快適に過ごされているようです。

冬は地域差・寒さに対する感覚の違いや暖房器具の違いもあり光熱費にかなり差が出ています。

エコ住宅の環境調査を考えるとき、上記の内容とその土地の気象と住民のライフスタイルを十分考慮しながら調査・比較考察をいわなければならないので、もう少しきめ細かな、山梨らしい住宅モデルとデータ入手を工夫していきます。

 

緑のカーテンの普及を進めるために

簡単な工作で水やりの手間を省く自動給水装置を作れます!

山梨環境カウンセラー協会 城野仁志


「緑のカーテンづくり」成功のコツ、とくに猛暑時の水やりが簡単にできる方法と、装置を開発しました。それらをご紹介します。

緑のカーテンの普及に中心的役割を果たしてきたその成果、大きな課題として浮かび上がってきたのが猛暑時の水やりです。そのソリューションとして、身近にある物や安価なで手に入りやすい物を利用して、「自動水やりの装置」を完成させそのノウハウの確立を行いました。

<自動給水装置の例>

ペットボトルの先に、自動給水用のプラスチック・キャップ(百円ショップ等で販売)をとりつけ、プランターに刺して立てる。

溝に、2〜3cm間隔で、画びょうなどで穴を開ける。(たくさん開けると、たくさん水が出る)

【マップ式の構造】

マップ式は水の漏れない容器の底に3cm程の水位を維持し、そこへ木炭を6cmほど敷き詰め、その上に培養土を13〜23cm載せます。水位を3cmに保つためにウキにより給水孔を開閉します。水面から3cm上のところにオーバーフローの穴をあけ、余分な雨水の排出と空気の出入りをさせます。

速やかに水と空気の流通を行うため、側面に多数の穴のあいた管(コルゲート管)を木炭層の中に埋め込みます。このようにすれば、根による水の吸収に応じて自動調整器によって水が供給され、土壌は一定の湿度を維持します。植物はその湿度に適応し、根腐れせず、水の過不足というストレスから解放された植物は最大限の成長をします。

【“緑の力-テンづくり” 四つの約束】

1.よい土を作ること
通気性と保水性を兼ね備えた団粒化した土づくり。市販の培養土もできるだけ質の良いものを選ぶこと。同じ科の植物を連作しないこと。堆肥や石灰は植え付けの2週間以上前に入れましょう。

2.プランターを使う場合は大きめのものを
特に、ゴーヤやヘチマの場合、1株当たり20L〜25L(大きめの培養土1袋分)の土が望ましいです。猛暑時は、敷きワラや日除けで乾燥から守りましょう。

3.水やりに気を配る
苗を植えるときには、十分に水をやること、そうしたら作物の根が地中にしっかりと張ります。植え付け後、約1ケ月程度までは、表面の土が乾いたらたっぷりと水をやるようにしましょう。又、水をやりすぎると根が十分に張らず、土の直ぐ下に集中するので乾燥や暑さに弱くなりますよ。梅雨明けの猛暑時は、朝と夕方2回の水やりをしましょう。夜間でもツルが伸びます。

4.肥料のやり方
肥料は根から少し離して施肥すること。近すぎると、根が障害を起こします。適量の施肥を!やりすぎると病気になりやすく少なすぎると成長が不十分になります、バランスを考えましょう。

<良い培養土の見分け方>

☆通気性と保水力を兼ね備えている

☆土壌酸性度が中性に近いもの(pH=6.5〜7位)
※ゴーヤは酸性土壌に弱い

☆いやな臭いがしないもの
(質の良くない培養土の中には、下水臭がするものがある。→未熟・不良な有機物が入っている)

<良い苗の見分け方>

根本がしっかり太くてずんぐりむっくりが◎

ゴーヤは、本葉が4〜5枚出た状態で双葉がついている◎

窒素、リン酸、カリの3大要素のほかに、微量要素、特にマグネシウムが必要です。有機肥料では「こめぬか米糠」などにマグネシウムが多く含まれています。元肥を入れて植え付けた後、成長の具合を見ながら適宜、追肥などをします。プランターで植物を育てる際、失敗しがちなのが「水やり」です。その解決方法として工作の楽しみとローコストを両立させながら「自動水やり装置」を作り上げた点が特徴。今後は、植物を育てるプランターのデザイン性の向上と、初冬に掛けて施設を回収する時の手間と部材のリサイクル性を考えて行こうと思っています。

 

里山を元気に!!

間伐材の有効利用と里山の可能性

大月ロハス村 佐々木祐子


平成21年度林野庁「里山再生有料プラン」に認定された「大月ロハス村」は、里山の有るべき姿を発掘し、活用するために次の試行などを行いました。

【大月ロハス村の取り組み】

1.荒廃した森林の整備

2.間伐材の有効利用

3.自然エネルギーの有効利用

4.里山の文化を伝える

5.森林ヨガ・セラピーの提唱

村名にもなっている「ロハス」とはLifestyle Of Health And Sustainabilityの頭文字から来ています。健康で持続可能なこLifestyleの根幹に流れているのが、人間を含めた生態系(エコロジー)に則した実践です。

森林の整備1 道づくり 森林の整備2 間伐をしながら拠点づくり

ロハス村は、車も入らず、電気も水もありません。60年間人の手が入っていなかった祖父が植林したスギを間伐しながら拠点づくりを始めました。すべて人力で、現地のスギを100%利用した100畳敷きのウッドデッキを作りました。

間伐材から出たスギの枝、葉を利用したモノづくり

薪づくり、石釜を使った料理教室

間伐材を燃料に石釜を使ったパン、ピッザづくり

間伐によって農地の復興を〜自給自足への取り組み

大月ロハス村は2010年4月に開村することができました

開会式の後、市民の皆さんに森林ヨガやコンサート、ロハス村の体験プログラムを楽しんでもらいました。

現在、東京など都市部に対する、マーケットアピールは高いと思われますが、本質的なエコロジーを基本としたライフスタイルを提案していくために、都会だけを意識した地域づくりではなく、「地域による、地域のための、地域づくり」と言った地域に根ざした試行と次世代に継承される、試案が実施される様に工夫を重ねています。より地域と連携して他の地域のモデルになるエコライフデザインの確立に努力していきます。

 

地中熟ヒートポンプシステム

間伐材の有効利用と里山の可能性

山梨県地中熟利用推進協議会 中澤俊也


地中深さ10m程度より深い地中の温度は、地上の気温変化に関わりなく、一年を通して10〜15℃で一定です。この地中熟と外気熟との温度差を利用してヒートポンプで熱交換して利用する技術です。

新エネルギーの次のセグメントとして、地中熟の利用とそのメインテクノロジーとしてボーリングの新たでローコストな手法を確立しました。

【地中熟利用ヒートポンプの有効性】

・地下水の豊富な地域に適すること。

・最終熱量は使用した電力の(COP値)3.5倍以上

・大幅な省エネとCO2排出量抑制可能。夏場の冷房では、6〜7倍以上。

・安価な夜間電力をフル活用できる。

・電力費は化石燃料のように価格変動が少なく、安定している。

・放熱用室外機がなく,稼働時騒音が非常に小さい。

さらに外気と地熱の差熱エネルギーの有効利用としてスターリングエンジン等とのアーカイブテクノロジー、さらに太陽光発電などの融合を計ることなど、水力を利用できない場所でも地域特性を考慮した、ポストエコシステムの構築される実践例と高く評価されると思います。

【開発実績】

システム実証1号機

農林水産省(施設園芸協会)研究開発補助事業

テーマ:地中熱ヒートポンプによるハウス栽培実験

期間:平成21年10月〜22年3月

場所:甲斐市西八幡

連携:山梨県農業技術センターとの共同研究

【計測結果】

 

【東京スカイツリー(2012年開業)】

東京スカイツリーでは地中熱を利用した地域冷暖房でエネルギー消費量を年間48%削減している。

地中熱交換器は、ボアホール方式と基礎杭方式を併用。

【ポーリング費コストダウンの工法開発】

 

 

リフレッシュ・コットン・プロジェクト

古ふとんリサイクルシステムの構築

山梨県ふとんリサイクル協議会 知見寺好孝


山梨県一般廃棄物協会は、県内各地の7つの協同組合が業界の健全発展のために設立した協会です。その社会貢献活動として、ゴミの減量化に取り組む中で、大量に廃棄されるふとんのリサイクルシステム構築に取り組みました。

人生の1/3をゆだねる寝具の素材としての「綿」のリサイクル・ソリューションとしてのシステム構築をいった事例です。

協会単独では解決できない課題であり、ふとんリサイクルに関連してくる様々な情報と協力を得るために寝具の専門業者の団体に協力を打診しました。その後、ふとんリサイクルに関連してくる様々な情報と協力を得るために、「NPOフィールド'21」に協力依頼し、「山梨県ふとんリサイクル協議会を発足」(2009/8)

【ふとんリサイクル調査事業の概要】

1.県内の市町村別の不要ふとんの排出量の調査

(2009/10/20〜)

年間排出量 1,394トン(1.6kg/人)
焼却処分費用 5,600万円

2.排出されたふとんの綿の品質状況調査

(2009/12/13・2010/3/14)

ふとんに再利用が可能なA品 22%
苗床等として再利用可能なB品 44%
焼却処分するC品 34%

3.A品綿のふとんへのリサイクル実験

(2010/2/25)

4.県民のリサイクルふとんに対する意識調査

(2010/3/12)

 「リサイクル綿のふとんを購入しますか?」

同額なら購入する 21.7%
安ければ購入する 68.3%
購入しない 10.0%

■リサイクルの仕組みと役割分担

■ふとんリサイクルによる効果予想

■新聞報道と消費者の反応

※たくさんの県民から「ふとんを引き取って欲しい」という依頼の電話が事務局にあった。

■調査研究事業の成果と課題

リフレッシュコットンとしてふとんへの再利用は可能

   排出→分別→再生→製品化

一般消費者向けの流通ルートへ乗せることは難しい

        ↓

販売先がないとリサイクルの輪ができあがらない

        ↓

大口の業務用使用者を販売先のターゲットに

   旅館・ホテルなどの宿泊業者
   公共の宿各施設
   病院の入院病棟 など

■今後の課題と取り組み状況

大口販売先開拓のための訪問調査

   (公的宿泊施設・旅館組の代表者 等)

   業者からのリースふとんが主流

   大手取引先からの紹介によるふとん購入

        ↓

◇リース業者と連携して規格品のベッドパッド等を製品化

◇「エコ認定商品」として公的機関(病院等)を中心に販売 促進を図る

◇リフレッシュコットンをふとん以外に利用する研究

 

「綿」は、植物由来の繊維の代表であるため、焼却処分してもCO2サイクルには影響は極小であるが、廃棄物として処理されるには、輸送コストを含め無視できないのが現状であり、古ふとんをリサイクルしたRefresh cottonを利用した寝具やホームアイテムの普及の促進を計る手法のサイクルが加味される様に努力しています。

さらに構築したリサイクルシステムのメンテナンスをいうチェックシステムをルーチンに入れることにより廃棄(流入量)と消費(販売量)にシステム内にフローする物流に呼応したダイナミックなシステムの構築をしていきたいと思います。

手作り太陽電池パネルで見える感じる温暖化対策

太陽電池の作成手順

山梨県地球温暖化防止活動推進員 廣瀬隆博


太陽光発電パネルはメーカー製のものが一般的ですが、素材としてそのセルを実際に組み立て、用途に即した必要な電圧と電流を手作りできることがわかるワークショップをしています。手作りで太陽電池を実際に手作りする手順と注意点などをご紹介します。

私達は毎日の生活で様々なエネルギーを利用しています。そのエネルギーの大部分を化石燃料に依存しています。しかし、化石燃料の埋蔵量は限られており、また地球環境破壊等の大きな問題となっています。

この問題を少しでも解決するのが、再生可能エネルギーである太陽電池です。太陽電池は、セルと呼ばれる半導体(シリコン:珪素)を必要な枚数を繋ぎ合わせて組み立てます。代表的な結晶シリコン太陽電池は、半導体のもつ光電効果という現象を利用して光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電池です。

具体的な発電原理は、性質の異なるP形及びN形半導体を繋ぎあわせた半導体に光が当たると、+電荷の正孔と−電荷の電子が発生し、この電子が半導体内を動き回りPN接合両端には電位差が発生します。この時、両端に電球など負荷を接続すれば電気が流れて点灯します。ワークショップに使用されるcellは、実際はライン製造に特化した部品を使用するため、組立には、少々高度のテクニックの収得と習熟が要求されますがそれを克服した達成感は、「大人の科学」的です。

【セルへの半田付け】

・セルは薄く壊れやすいので、丁寧に扱う。

・セルの電極プリント部分に低温半田を、爪楊枝等を使って4-5箇所に点状にのせる。

・リボン(2ミリ程度の鋼製スズメッキの接続線)をのせて素早く半田付け。

・半田が盛り上がったり、突起状になっていないか調べ、必要により手直しする。

【セルの連結】

・一枚ずつマイナス面(青面)にリボンを付け、付け終わったら裏面でつなぐ。ここで電圧をチェック。9枚(セル)なら晴天で5V程度になる。

【ジャンパーリボン・端子プレートの取り付け】

セルをジャンパーリボンで結線。余分なリボンは切り落とす。硝子の大きさが限られているので、治具に合わせて正確に取り付ける。

【エタノール洗浄】

すべてのセルの接続が終了したら、セル表面を洗浄するため、エタノールで刷毛使ってに丁寧に洗浄する。

【アッセンブリー】

セルの上にEVA(エチレンビニールアセート)を敷き、硝子板を乗せ、裏返す。

裏返したら、硝子の中にきちんと収まるように修正し、耐熱テープで動かないようにとめる。

この面もエタノール洗浄をする。

【ラミネート】

あらかじめ150℃に温度を上げてあるラミネ一夕一にセットする。(専用のラミネ一夕ーを使用するので個人では器具がないと出来ません)

ラミネート後は、太陽電池は高い温度になっているので、軍手等を使ってやけどしないよう注意する。表面に気泡がないか、セル割れはないか、セルやリボンがくっついてショートしていないかを確認する。

【完成】

最後は完成した太陽電池パネルが正確に発電しているか、確認の作業をして完成。

現在家庭内で電気と言えばAC:100Vを示し、交流電源が支配しているのが現状で、直流電源をそのまま一般的な家電に使用するにはAC/DCコンバーターの介在が必要です。

ワークショップでは車両搭載機器をデモンストレーションしていますが、ユーザーサイドとしては、自作の太陽電池パネルで作られた電気で、自宅内の照明などに使用したい意見も強いです。

LEDを利用した実用的なディスクランプなどに活用する方法も、今後の課題として期待してください。

 

木質バイオマス足湯でぽっかぼか

New・地域への自然エネルギー普及啓発活動の取り組み

富士川町地球温暖化対策地域協議会(エコふじかわ) 芦澤公子


富士川町(旧増穂町)地球温暖化対策地域協議会は、2005年9月30日に発足しました。

イベントに参加して、人力発電体験などで啓発活動をしています。

2008年9月24日に富士川(旧増穂)町立第1保育所の屋根に4.68kWの太陽光発電設備を地域住民90人の参加費と、クリーン電力基金の85%の補助金とで設置しました。発電料は5年後に参加者に町内の商店で使える地域通貨として還元する予定です。

木質バイオマス、木材ペレットを熱源とするボイラーの普及を推進するため、行政機関の運営する児童館や温泉施設に現状のボイラーに変わって導入を進めています。

2009年度から、地球温暖化防止だけでなく、林業の復興、雇用促進、観光にもプラスになることが見込まれるため、地域の森林資源を活用して、木質バイオマス利用普及を始めました。

目標は、町内温泉への木質バイオマスボイラーの利用を町に提案することです。

まず、地域住民への意識啓発として、見学学習会を行いました。

2009年5月30日ヴィラ雨畑の温泉の木質バイオマスボイラーの見学会を行いました。

2010年2月7日東京都あきる野市の瀬音の湯の木質バイオマスボイラーの見学会を行いました。

(どちらも地域の間伐材を有効利用しています)

甲州増穂まつりにて、木質バイオマスを利用してウインナーを焼くなどの啓発活動も行いました。

2010年11月14日甲州富士川ほつりにおいて木質バイオマスボイラーによる足湯体験会、ペレットストーブの展示、木質バイオマス利用についてのアンケート調査などを行いました。

小型の木質バイオマスボイラーを業者さんの協力でレンタルすることができました。

特製のひのきの足湯の浴槽も持ってきてくれました。足湯につかりながら、木質バイオマスについてのアンケートにも答えてもらいました。

【アンケート結果】回答数114 設問数8

■木質バイオマスについて

知っている・・・28 何となく知っている・・・25
知らない・・・58

■町の温泉への木質バイオマスボイラーの導入について

賛成・・・101 反対・・・2 などなど

かじかの湯への木質バイオマスボイラーの導入を、町長に提案する予定です。

設置費用は約900万円。国などの補助金を調査中です。10年間の運転コストは、現在の灯油の約560万円より100万円以上安い約420万円になる計算です。

地域の資源を活かして、森林整備、間伐材搬出、加工等、環境的にも、経済的にも持続可能な事業が広がることを目指します。

熱量換算でのコストは、化石燃料である灯油とA重油との間の価格帯ですが、ペレットボイラーがその性能を満足させるには、ペレット性能に依存しているのが現状で、供給する空気量や燃料を供給するなどの設定と管理が課題とされます。

富士川周辺地元の森林管理から得られる間伐材を有効利用する、昔ながらの「薪」ボイラー(炊き罐)の熱源とすることについては、これからの課題です。燃料用ペレットが地産しているならとても有効な手段だと思います。

現状では、不必要な手間や輸送コスト・メンテナンスコストを必要としてしまいますが、将来富士川町にもペレット工場の設立も期待したいところです。

ペレットボイラー導入を推進前に検討すべき諸事案について再考し、真のエコロジーコンシャスな解決をしていきたいと思います。