「予知夢」

   携帯電話が鳴る。

トキコ 「もしもし?大変なのよ!」


大輔  「なんだよ    !」
                                   」
トキコ 「今朝、変な夢を見たから気になって!」

大輔  「 ? ! !」

トキコ 「聞いて!あなたが手術室に担ぎ込まれるのを私が震えながら見ている夢。怖かった! 今日出かけるって言ってたでしょう?」

大輔  「うん!    とりに」

トキコ  「バイクで行くの?」

大輔  「    !」

トキコ 「お願いやめて!これ予知夢よ。この間の
         も当たったし」

大輔  「俺には関係ないだろ!」

トキコ  「お願いだからバスか電車にして!きっと交通事故にあうって!」

大輔   「無理いうなよ。荷物はどうするんだよ!」

トキコ  「こら!無責任男!私との結婚を控えててよくも勝手な事を言うわね。式までは慎重にしてくれなきゃ。今更式場をキャンセルできないからね!」

大輔   「なんだ?キャンセルだけが問題なのかお前?」

トキコ  「そうは言ってないでしょう?」

大輔   「切るよ!」

   電話を切る。
 
   それから一週間後 次ページへ