8月
「結婚記念日」
〜 夫婦がスナック でカクテルを飲んでいる。〜
妻 「今日は 飲み歩きしよう! 結婚10周年なんだから」
夫 「よくもったもんだ、10年も」
妻 「皆 たよね! 私達が一緒になった時」
夫 「誰も信じなかったね」
妻 「 持ちで が無い貴方と 物好きね!って言われたわ」
夫 「オレは感謝してるよ。 君と一緒になって漫画のアイデアがどんどん湧いてくるようになったから」
妻 「アイデアというより 、私をネタにしてるだけじゃない?」
夫 「同じことだよ。ところで弟のヤツ、結婚するらしいよ 」
妻 「相手 どんな人?」
夫 「すげェ美人で腕を組んで歩いてると すれ違いざまに 皆ジロジロ 見るんだって。男として実に誇らしい瞬間 だとさ!」
妻 「ふーーん! ネ!」
夫 「そろそろ 店を変えようか?」
妻 「今度 居酒屋に行かない?」
〜二人 スナックを出る。
妻、夫と腕をくんで歩きながら人とすれ違う度に 口を突き出して をする。
夫 「ふっふ 君もまんざらでもないんだネ!実に誇らしいよ」
〜 妻、夫の腕にぶら下がるようにして 歩いて行く。〜 しかし
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